岐阜・多治見の「幸兵衛窯」を訪ねました。美濃焼の中心地、市之倉にあります。
「古陶磁資料館」は、6代目で人間国宝だった加藤貞男のペルシャ陶器研究の資料、中国、朝鮮、美濃古陶などが展示されてます。その展示品もすごいですが、わたしは、その「箱」に圧倒されました。
窓の外には、「穴窯」が佇んでいます。紅葉の新緑が美しくて、うっとりとします。
玄関を入ると、狛犬が迎えてくれます。
約200年前の、福井・大野市の古民家を移築したそうです。高い天井が心地よいです。ひんやりとしています。
2階には、この階段たんすから上がります。
光の使い方が印象的です。ひょっとしたら「ガレ」の作品かと見まがうばかりです。
椅子の背には、美濃焼のタイルがはめ込まれています。
穴窯です。さりげなく置かれた水鉢が素敵です。
床の間には、交流があった版画家、棟方志功の「釈迦十大弟子板画柵」の一枚が掲げられています。わたしの大好きな作品です。
2階から見下ろします。
こちらは3階から。
窓から差し込む光は、キリッとしています。
古陶磁資料館の全景です。
他に、「加藤卓男没後十年展」が開かれていた本館や、加藤幸兵衛3代の作品を展示する工芸館などがあります。
幸兵衛窯
岐阜県多治見市市之倉町4-124
0572-22-3821