この日のステージは、オカの山を越えてサン・ジャン・デ・オルテガまでの25kmほど。
この日も良い天気だった。
炎天の下、オカを越えた。
サン・ジャン・デ・オルテガの修道院のアルベルゲでは、ニンニクスープのソパ・デ・アホがふるまわれることで知られる。期待したが、古いパンが入っているだけで、ニンニクの旨みがあまり感じられない、ちょっと肩透かしの味だった。
【06:29】
ベロラードの古い町並みを抜けた。前夜からの続きでまだ騒いでいる一段と出くわした。
【07:44】
ビジャンビスティアなどの小さな村を通過。
【08:22】
エスピノザ・デル・カミーノで朝食。カフェ・コン・レチェはガラスのカップで出てくることも多い。ボガティージョは、生ハム入りのオムレツがはさまっていた。
緑が多い気持ちのよい道を進んだ。この辺りは國學院大生のふみさんと話しながら。
【09:01】
ビジャフランカ・モンテス・デ・オカでオレンジジュース休憩。いよいよ丘越えの登り道に。
初めのうちは樹林の間を進んだ。12kmの間、店はおろか、水飲み場もない。
「オカを越えて」にも書いた。
【10:04】
標高1165mのペドラハ峠。フランコ独裁時代に戦死した人々のモニュメントが建っている。
どういう意味があるのか、多くのひもが巻かれている。
直射の下を歩く。「Love you」とハートを石で描いている。暑い中、ご苦労なことで。
ポールに張り付けられた板には、巡礼地の名前が書かれ、その方向を指している。中には「USA」や「Canada」の文字も。
トーテムポールのような前で、わたしも記念撮影。
【11:53】
ようやくゴールのサン・ジャン・デ・オルテガの文字。
【12:40】
修道院とつながるアルベルゲに着いたが、まだ閉まっていた。
オープンともに入り、隅の下段のベッドを確保。緑色のシュラフを広げて使用することを明確にする。
シャワーの後は洗濯が日課。
巡礼者のために村を開いたサン・ファン・オルテガの像。
幾何学模様が美しい。
午後の陽ざしに干上がる。
わたしも「サン・ジャン・オルテガの3連発」
【18:34】
夕食はアルベルゲんコミュニティーディナー。ペンネとポークステーキの定食。ワインはないが、ソパ・デ・アホもついてわずか8.5€。贅沢はいえない。