京の三十三食 三十一番 御幸町三条 おくどはんのおくどはん御膳

 あと3食で「結願」です。「おくどはん御膳」(1380円)を、味わっていただきました。
 「おくどはん」では、京都のおばんざいを、おくどさんで炊いたご飯で食べることができます。
 運ばれてきた盆には、なんと9皿が載っています。カメラのレンズに収まりきらず、立ち上がって真上から写しました。
 みそ汁、ご飯とお茶も入れると、12もの器が並んでいます。ワンプレートで済ませてしまう欧米の料理と比べると、和食の手の込んだ細やかさが鮮やかです。 

 どれから箸をつけようかと迷いました。
 最初は、九条ねぎと揚げの味噌和えからいただきました。
 ごま豆腐、素麺、鱧(?)の天ぷら、茶碗蒸し・・・と、薄味ですがそれぞれに個性を発揮しています。
 昆布の山椒煮で、最後のご飯をいただきました。

 刺し身は、カンパチとサヨリでした。脂がのっています。

 デザートと飲み物までついています。抹茶入りのチーズケーキが、これくらいの甘さならよい口直しです。

 11時半のオープンとともに入りました。独り客はわたしだけで、カウンターの一番奥に座りました。
 2人連れやグループは横のテーブル席や2階に通されていました。

 奥には、狭いながら坪庭があります。

 ステーキやハンバーグもあります。

 北海道産の「ゆめぴりか」が炊かれて出てきました。

 おくどはん
 075-251-0051
 京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町318-3

 寺町から1本西の御幸町に面してます。向こうを横切るのが三条です。
 角のビルにあるテーラーで、半世紀ほど前に新聞社に入社したフレッシュマンのスーツを誂えてもらいました。