都路に残る路面電車「嵐電」に乗る

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 都路を今も走る路面電車です。弥勒菩薩で有名な太秦(うずまさ)広隆寺の前を通過します。
 「嵐電(らんでん)」(正式には京福電気鉄道嵐山線)は、四条大宮-嵐山間の嵐山本線と、途中の帷子ノ辻から北野白梅町を結ぶ北野線の11キロを走っています。

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 西大路三条から西の山ノ内にかけての区間は、一般車両と同じ路面を走ります。

嵐電3

 嵐電には、難読駅名が続きます。ちょっとクイズです。読めますか(ルビの部分は画像処理で消してます)。答えは下の「続きを読む」をクリックしてください。

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都のど真ん中にいる「21号車」@河原町御池

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 河原町御池。京都市役所とは対角の東南角からちょっと東に歩くと、狭軌1型21号車がとまっています。御池通の歩道から、フェンス越しに見ることができます。

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 「京都カトリック信愛幼稚園」の園庭です。

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 トロリーポールが前後に向けて2本付いています。
 明治村でも、梅小路公園でもポールは1本で、終点に着くと車掌がロープを引っ張って転回させてました。
 何度も紹介しているバイブルにしているグラフ誌「N電京都市電北野線」をくっていると、ナゾが解けました。
 京電として開業した当時は単線架空線式で、ポールは1本でした。その後、開業した京都市営の路面電車は、マイナス電流を地面に流すのは危険ということで複線架空線を採用しました。市電に吸収された京電の車両は、ポールが2本(どちらも後ろ向きで平行に並んでいる)に改造されました。時を経て、第2次大戦時の資材難から、再び単線化されたのです。そのとき、ポールを前後にのばすように改造して、終点での折り返し運転を楽にしたのです。
 というわけで、京電時代のオリジナルに復元された明治村の2台や梅小路公園のは、1本ポールなのです。 

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 京都カトリック信愛幼稚園  地図
 075-231-4690
 〒 604-8006 京都市中京区河原町通三条上る下丸屋町415
                  (撮影は9月23日)

夏の思い出 「蔵粋」をピクルスで楽しむ

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 ピクルスがおいしくなってきました。というか、すでに残りわずかです。
 ゆっくりと味わおうと、夏休みに楽しんだ「草津フェスティバル」の思い出に買ってた純米大吟醸の封を切りました。

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 「モーツァルトを聴いて育った音楽酒」という音楽祭の公式認定酒「蔵粋(Classic)」です。きれいなボトルに詰められています。福島県喜多方市の小原酒造の醸造です。
 と書きながら、実は清酒の味はあまりわかりません。飲むことも、ほとんどありません。 

ピクルス1

 これは、ピクルスを試食した21日の画像です。飲んでいたのはウオツカをベースにしたモスコミュールです。

ピクルス2

 肝心のピクルスは、この時点ではキュウリの味でした。それが、今夜は、すっかりかわっています。

「にゃん凸堂」の気になるジオラマ

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 知人が教えてくれました。「おもしろい店を見つけた」と。
 ジオラマ制作・販売の「にゃん凸堂」です。長さ40センチほどの既製展示用ケースに収まったNゲージのジオラマが、いくつも並んでいます。
 わたしの「小さな改札口」のある田舎駅は、まだ完成してません。お手本にしようと、見つめました。

にゃん凸堂2

にゃん凸堂3

 自信作のシーンを写真撮影、プリントアウトしたポストカードもありました。「気に入ったのがありましたら、どうぞ、お持ち帰りください」ということで、2枚、いただいてきました。

にゃん凸堂4

 どの商品にも値札はありません。
 奥さんとおぼしき女性に聞きました。「いくらくらいするのですか?」。「まだ、商売はしてないのですよ。もうすこし増えるまで」

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 奥をのぞき込むと、制作途中のジオラマや、かわいいレイアウトがありました。

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 阪急・京都線の西京極駅を降りて、駅前の道を東へ進みます。葛野(かどの)大路を渡った次の交差点の南西角です。といっても「にゃん凸堂」の看板はでていません。介護・福祉用品の「らくらく堂」です。そちらが本業のようです。
 らくらく堂/にゃん凸堂  地図
 075-315-5653
 〒 615-0805 京都市右京区西京極東池田町9

「なつかしの電車」(2) 3号車をつくる

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 朝から雨が降ったりのヘンな天気の一日でした。どこにも出かけずに、工作三昧でした。
 「なつかしの電車」(さんけい製)の3号車を製作しました。接着剤がが乾くのを待って、ゆっくりと作業しました。

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 精巧にレーザーカットされた3枚のペーパーを組み立てます。窓に張るプラ板も付いています。

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 側板の製作です。窓枠を重ね、旧都市電カラーの下板を張り付けます。

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 台車です。接着剤は、木工ボンドを、筆で塗ってます。

なつ3

 天井は丸いカーブを描いています。
 キットには、パンダが付いてます。しかし、いっしょに入手した1号型からビューゲルを拝借してきました。

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 まあまあの仕上がりとなりました。
 京都市電の「500型」の再現です。

住宅地の中にとまる「1849」@京都・樫原「でんしゃ公園」

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 「なつかしの電車」のモデルとなっている京都市電1800型が保存されている「でんしゃ公園」です。ちょっと回り道して、会いに行きました。
 全体の塗装はかなりハゲハゲで、老朽化を感じさせます。でも「1849」のナンバーは鮮やかです。

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 「樫原児童公園」というのが、事前に調べた所在地でした。ネットの地図を見ると、物集女(もずめ)街道をはさんで東西に二つの「樫原児童公園」があります。どちらかだろうと行ってみました。でも、どちらにもありませんでした。
 「このへんに京都市電が保存されません?」。東側の公園で聞きました?
 「それだったら、あっち」
 教えられたとおりに公園の北側の道を東へ樫原小学校に向かって行くと、いました。まるで、住宅街の中です。

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 「でんしゃ公園」は、ちょっと大きな家1区画ほどの広さです。京都市の管理する児童家公園なんでしょうか? ちょっと違うような気もします。

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 電車の窓にはカーテンが閉まっていて、内部の様子はわかりません。

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 京都市電の車両は、あちこちの児童公園に払い下げられました。でも、今も残っているのは、多くはありません。いつまでも大事に保存していただきたいです。

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 「京都市西京区樫原五反田」というのが所在地です。

「なつかしの電車」(1) さんけいを訪ねる

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 昭和の京都の町を、市電が走ります。懐かしい光景です。

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 JR嵯峨駅の前にとまっているのは、嵐電でしょうか?

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 この車両は、ペーパー製キットを組み立てたものです。「みにちゅあーとプチ なつかしの電車」のタイトルで、京都のメーカー「さんけい」が発売しています。さっそく、その会社へ行き、1号車と3号車(どれも980円)を買いました。
 1号車は、京都市電の1800型をモデルにしているのは明らかです。

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キュウリのピクルスを漬ける

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 キュウリのピクルスを漬け込みました。夏休みに軽井沢で買ったピクルスが、酒のつまみに最適でした。
 レシピを見ていたら、簡単そうなので、さっそく挑戦となりました。

ピクルス2

 漬け込む容器は、百均で探してきました。普通のビンならありますが、口が細くなってます。広口の方が、取り出すのに便利なはずです。
 キュウリは京都産で、1本38円でした。塩を振ってラップで包みます。
 レンジで40秒、加熱します。
 半分に切って、ビンに入れます。3本のキュウリがちょうど納まりました。
 香辛料です。ブラックペッパー、シナモン、ニンニク、ベイリーフ、パセリの茎、タカノツメです。
 ピクルス液は、砂糖、酢、水がそれぞれ1/3カップに塩少々です。わたしは水を減らして、その分を白ワインにしました。
 ピクルス液がたらないため、隙間にニンジンを詰め込みました。
 最後に容器ごと40秒、レンジで加熱して完成です。

ピクルス3

 熱が取れたら、すぐにも食べられるそうです。どんな味がするのか、楽しみです。
 レシピは「ムラカミマジックでうちごはん優等生!」(マガジンハウス刊)です。

姿を消す「ひかりレールスター」

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 JR山陽新幹線の人気列車「ひかりレールスター」が2011年春以降、順次廃止されることになりました。車両は、「こだま」に転用されます。
 姿を消すのはまだ先ですが、15日に新大阪から岡山まで乗りました。
 新大阪のホームを出発する列車です。

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 わたしが乗る列車が、ホームに入ってきました。隣のホームには、100系「こだま」がとまっています。

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 「かものはし」の愛称がある700系が、8両編成になってます。

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 大阪よりの先頭車にはコンパートメントもあります。乗ったことはありません。

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 電光掲示板に「Rail Star」の文字が流れます。案内チャイムは、Discover Japanのテーマ曲だった「いい日 旅立ち」です。懐かしいです。
 かつて、岡山に勤務していたときは、レールスターなんてありませんでした。でもこのメロディーは流れていたのでしょうか。

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 11月に姿を消す「0系」にも会いたかったです。
 帰り道の島本駅にあったパンフレットです。0系が動いている時刻表が出ています。それを見ると、岡山駅で遭遇することが可能でした。まだまだ「鉄分」が足りません。

倉敷、久しぶりの大原美術館は…

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 倉敷の大原美術館に行きました。ところが、ところが…。お目当ての展示に出会えず、がっくりときて窓の外を眺めました。

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 大原美術館のパンフレットです。本館の展示物として、真っ先に紹介されています。

セガンティーニ

 セガンティーニ「アルプスの真昼」(1892年、油彩)です。記念に買った絵はがきの画像です。
 本館に入るなり、聞きました。
 「セガンティーニはどこにありますか?」
 「すみません。貸し出し中で、展示されてないんですよ」
 「そうなんですか」
 ホンモノは、スイス・サンモリッツに里帰りしています。その後、チューリッヒに行き、帰ってくるのは来年の1月中旬だそうです。

棟方志功

 それならばと、棟方志功に会いに工芸館にいきました。そこに「釈迦十大弟子板画柵」はありませんでした。
 私の書棚には、絵はがきを飾っています。でも本物の迫力に再会したかったのです。

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大原美観地区

 美観地区は雨でした。そんなこととか関係なく大勢の観光客でした。