ザルツブルク音楽祭祝祭劇場

 ウィーンとザルツブルクに旅した2004年には、まだこのブログを始めていませんでした。そのころはホームページが、

Wien und Salzburg ’04

です。後にブログに転載しました。
ザルツブルク音楽祭祝祭劇場に関する部分を抜粋しました。

 2004年夏。55歳の誕生日を迎えてこの時期としては初めての長い「リフレッシュ休暇」を取ることができました。長年の夢だった「ザルツブルクでウィーンフィルを聴く旅」の実現です。
 7泊8日の海外旅行です。わたしはヨーロッパへの渡航経験もありましたが、妻は初めて。旅行代理店の主催するパック旅行も調べました。しかし、どの旅行もあわただしく名所を巡る旅が中心でした。
 語学に自信があるわけではないですが、選んだのは「個人旅行」でした。ネット上に私の旅行計画の希望を書き込み、応札してくれたネットトラベルの個人旅行代理店数社の中から気に入った相手とメールのやりとりで手配を頼みました。
 頼んだのは、オーストリア航空の関西空港発着の往復チケット(帰りはザルツブルクからウィーン乗り換えで関空まで)、ウィーン-ザルツブツクの1等鉄道乗車券、ホテル(ウィーン4泊、ザルツブルク2泊)、ウィーン空港-ホテル、ホテル-ザルツブルク空港の送迎(混載)だけでした。
 後は、すべてネットで予約しました。
 ザルツブルク音楽祭は、HPもしっかりしており、英語のページもありました。ちょっと不安もありましたが申し込むと、すぐに予約受付のメールがきました。しばらくするとクレジットカードからの引き落とし通知があり、チケットも郵送されてきました。あっけないほど簡単でした。


 10:09
 岩をくりぬいた祝祭劇場のホール・フェルゼンライトシューレ。
 映画「サウンド・オブ・ミュージック」のコンテスト場面で使用された。


 10:11
 あこがれのザルツブルク音楽祭祝祭劇場の正面。


 ジョルジュ・プルートル指揮、ウィーンフィルハーモニーの演奏会パンフレット


 インターネットで購入したチケットは110ユーロ。この演奏会にあわせて旅の日程を組んだ。
 ザルツブルクのバスなど交通機関の1日乗り放題券が6枚もついてきた。


 10:13
 みやげ物店の看板。なんでも珍しい。


 10:24
 だんだんと入場客が集まってくる。


 10:25
 2階の窓から見下ろす。劇場前の道路がロビーである。


 10:38
 豪華に装ったひとが多い。たいていが夫婦連れである。
 正面にホーエンザルツブルク城。


 10:43
 天気も回復して、気持ちがよい。


 10:45
 わたしもきょうはネクタイ着用。


 11:29
 タンホイザー序曲が終わった。拍手の渦のなか、シャッターを押す。この瞬間だけは、カメラ撮影が黙認されている。


 11:29
 みんな立ち上がっての拍手の渦である。


 11:38
 白ワインを飲む。大勢の列に混じってワインを注文、支払いを済ませるくらいには慣れた。


 11:39
 休憩時間も長く、ロビーはゆったりとしている。


 11:39
 ワインを片手に満足の表情。これをやってみたかった。


 11:45
 2300人も収容する大きなホールである。


 12:51
 弦が限りなく美しい。抑制の効いた管もさすが。ベルリオーズの「幻想交響曲」に固唾をのんだ。


 翌日の地元紙には演奏家の記事が掲載されている。


 13:08
 ホールの前に新車発表会のようにズラリと並んだアウディ。スポンサーが招待客のために準備したものらしい。

ウィーン 初めてのÖEEでザルツブルクへ

5日目(8/21)  ウィーン-ザルツブルク-ザルツカンマーグート・ツアー


 7:11
 目覚まし時計が鳴らず、起きてみると6時15分。あわてて準備し、30分にはホテルで朝食。すぐにチェックアウトして、タクシーでウィーン西駅へ。
 あまりの手際のよさに、列車の発車まで1時間近くもある。


 ウィーン-ザルツブルクのウィーン国鉄乗車券と1等指定席券。


 7:11
 西駅の出発案内。ミュンヘン行きなどの国際列車が発着する。


 7:13
 予約したミュンヘン行き特急「EC68」には「モーツァルト号」の愛称がついている。


 7:23
 ホームにいてもアナウンスはない。静かに入ってきた列車が、定刻には静かに発車してゆく。


 9:01
 食堂車でコーヒーを飲む。ミルクが2つもついてくる。


 10:07
 1等を奮発したので広々としたコンパートメントである。6人掛けだが、ザルツブルクまではだれも乗ってこなかった。


 11:01
 ウィーンからリンツを経由して3時間。ザルツブルクに着いた。


 11:02
 ザルツブルクのホームは観光客であふれている。

ザルツブルクのモーツァルテーム

 ウィーンとザルツブルクに旅した2004年には、まだこのブログを始めていませんでした。そのころはホームページが、

Wien und Salzburg ’04

です。後にブログに転載しました。
モーツァルテームに関する部分を抜粋しました。

 2004/08/21 11:01
 ウィーンからリンツを経由して3時間。ザルツブルクに着いた。

11:02
 ザルツブルクのホームは観光客であふれている。

 13:04
 ホテルに荷物を預け、日本語メニューがあったレストランで昼飯。ミラベル庭園は、あいにく雨が降っている。
 この階段と門は「ドレミの歌」の最後のシーンで登場する。

 13:07
 ミラベル庭園の向こうの山上にホーエンザルツブルク城が霞んでいる。

 13:10
 ここは映画「サウンド・オブ・ミュージック」でマリア先生が子どもたちと「ドレミの歌」を歌う場面で登場する。

 13:13
 ミラベル・ブルンネン(ミラベルの泉)。

 13:15
 すれ違う観光客はアジア系も多い。韓国人、中国人の方が目に付く。
 この2つの像も「ドレミの歌」に登場している。

 13:19
 モーツァルテーム(音楽院)の正門。だれでも簡単に入れる??

 13:23
 教室から練習に励むソプラノが聞こえてくる。

 13:29
 玄関の寄付者プレートには、アスキー創業者の西和彦夫妻の金文字が。

 13:33
 「へへ印」の前にかわいいぬいぐるみ。

 13:45
 ミラベル宮殿。中央の窓から大司教の愛人、サロメと思われる肖像画が見える。

ウィーン カフェ・リッターのザッハ・トルテ

 「Wien und Salzburg ’04」からの抜粋です。

 2004 08/20 11:28
 地下鉄でウィーン西駅へ。ザルツブルクに行く日には早朝に利用するので、ちょと下見しておく。なんてこともない駅である。

 11:58
 昼食を兼ねてマリア・ヒルファー通りのカフェでちょっとひと休み。ザッハー・トルテは甘かった。

 12:19
 カフェの名前は「リッター」。ガイドブック推薦の店はすぐに見つかった。

ウィーン パルフィ宮殿

4日目(8/20)  ウィーン


 21:49
 Wiener ORPHEUS Orchester の演奏によるモーツァルトの小曲。それにアリアも。


 21:57
 狭いフロアーでバレーまで。


 22:06
 6歳の神童・モーツァルトが演奏会を開いたパルフィー宮殿。フィガロ・ザールと名づけられた同じ部屋で演奏会が行われた。

ウィーン 初めての楽友協会

3日目(8/19) バッハウ渓谷ツアー


 8:45
 バッハウ渓谷の1日ツアーに参加する。集合時間まで間があるので、近くにあるウィーン・フィルの本拠地・ムジークフェライン(楽友協会)へ。


 9:45
 「Gesellschaft die Musikfreunde」と刻まれた立派な建物。ああ、やはり入ってみたかった!

 裏手に回るとピアノのベーゼンドルファーのショップがあった。

ウィーン カフェ・グロリエッテ

Wien und Salzburg ’04」から抜粋、加筆しました。

 2004/08/18 13:55
 地下鉄に乗って郊外のシェーンブン宮殿に。夜に開かれるウィーン少年合唱団の演奏会の舞台ができている。

 14:01
 少年モーツァルトが少女のマリー・アントワネットに求婚したという部屋もあるそうだが、宮殿内部の観光はパスした。
 はるかかなたのグロリエッテに向けて炎天下を歩く。

 14:12
 前景のネプチューンの噴水池まで歩いてきた。

 
 振り返るとシェーンブルン宮殿は外壁を改修中。自慢のマリア・テレジア・イエローは一部にのぞいているだけ。

 14:19
 グロリエッテに向かう木陰の小道には、リスの姿が。餌をもらえるのかと近づいてくる。

 14:26
 グロリエッテからみたシェーンブルン宮殿。背後にウィーンの街が広がる。

 14:36
 グロリエッテ内部のカフェーに入る。クーラーがないのに窓は閉まったまま。蒸し風呂のようである。

 奥さまも冷たい飲料をゴックン。

 最高に暑い一日。
 この後、来た道を引き返すのもしゃくで、違う門から出る。やってきたバスの「Zentrum(中央)」という行き先表示を見て、どこかの中心に行くと信じて乗り込むと、これがとんでもない郊外だった。

 【追記】
 バスの終点は ORF-Zentrum で、ORF(オーストリア放送協会)がありました。今は、反田恭平のザルツブルク・デビューの録音配信などで聴いています。ウィーンでお世話になっているお嬢さんがヴァイオリンを弾くRadio-Symphonieorchester Wien(ウィーン放送交響楽団)は ORF の所属です。

 ハプスブルク家の夏の離宮・シェーンブルン宮殿の絵はがき。

ウィーン コンツゼルトハウスでモーツァルト

2日目(8/18) ウィーン


 19:19
 ウィーン交響楽団の本拠地・コンツェルトハウス。1913年に建てられたもので、外観には世紀末建築の名残が。


 インターネットで予約したチケット。ドイツ語の画面しかなく、知人に問い合わせのメールをいれてもらうなど、お世話になった。


 22:04
 ブッフビンダーの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲3曲。ピアノの音がよく音が響くのにびっくり。腕も良いのだろうが、ホールや湿度も影響しているのだろう。
 でも、ピアノ協奏曲ばかり3曲も続くと、一日動き回った旅の疲れも出てさすがに眠たくなる。

この日の午前中には、モーツァルトゆかりのフィガロ・ハウスを訪れた。


 9:34
 シュテファン寺院から裏通りへちょっと入ったところにあるフィガロ・ハウス。モーツァルトがここで「フィガロの結婚」を作曲した。絶頂期のころである。
 紅白の旗が下がっているところは、文化財の印。市から補助金が出ている。
 


 入場料は4ユーロ(500円ほど)。まあまあか?


 9:39
 絶筆となった「レクイエム」の自筆譜が展示されている。書き直したところなどないきれいな譜面に感心する。


 9:42
 ここは観光ルートからはずれているようで、訪れる人は多くない。


 9:49
 フィガロハウスは2階(こちら風には1階)にある。同じ階段を使用する3階以上には、現在も人が住んでいる。

ウィーン 初めてのトラム Ring-Kai-Ring

 2004年8月に初めてウィーンとザルツブルクに旅しました。まだブログを始める前です。Wien & Saltburg ’04というHPに記録は残っています。トラムに関する部分をピックアップして再録しました。

 6:34
 ウイーンの旧市街を取り巻いていた城壁が取り除かれ、リンクと呼ばれる環状道路になった。路面電車が走っている。

 6:59
 路面電車の料金は1.5ユーロ。左端の自動販売機で買える。しかし、切符を買っている人はほとんどなく、降車時にも切符は見せなくてよい。運転手は運転に専念するだけだ。あれで料金は回収されているのだろうか。不思議なシステムである。

 右上は駅の自動販売機で買った1回券で1.5ユーロ。同じものが車内で買うと2ユーロ。
 左下は72時間有効で12ユーロ。最初に時間を刻印するとあとは乗り放題。

 7:01
 初日に行き先を確かめずにとりあえず飛び乗った路面電車は、リンクをはずれて北部のハイリゲンシュタットに向かってしまった。
 今回は「Ring-Kai-Ring」と表示された電車で一回りする。20分ほどで、リンク沿いの観光名所を確認できる。