道端に珍しくもなく咲いているツユクサ(露草)です。
その蕊(しべ=雄しべ)の計算された巧みな3層構造を知りました。
なるほど~と、マクロ(接写)レンズをつけたデジカメをザックに入れて、JR島本の山手を散歩しました。ツユクサはすぐに見つかりました。
東京・練馬の牧野富太郎博士の旧邸にある牧野記念庭園の「牧野記念庭園記念館staff」のFaceBookページです。お借りした画像などによると、こんな具合です。
ツユクサには、形と役割が異なる3つの層(3種類・計6本)の蕊があります。
上層は、X字型の仮雄しべです。昆虫を惹きつける飾りで、花粉はほとんど入っていません。
中層は、Y字型の中間雄しべです。わずかに花粉を含んでいて、飛んできた昆虫を引き留めるご褒美です。
下層は、O字型の花粉がたっぷりの本物の雄しべです。
雌しべは先端まで伸びていています。
上層の雄しべに騙されて飛んできた昆虫は、中間の雄しべを食べて満足。そのとき、自らの腹部が下層の雄しべに触れて、知らない間に雌しべへの受粉の橋渡しを演じさせられているという、たくまれた作戦が存在したのです。
何も知らずに見ていたツユクサに、驚くべき秘密が隠されていたのです。
改めて、しげしげと見つめました。
こんな造形は、ただものではなかったのです。
すぐ横に黄色い花が咲いていました。キバナサフランモドキとAIは教えてくれます。
ツユクサを見た後では、ありに単純な雄しべと雌しべです。
あたり一面に咲いていたキツネノマゴです。
サルスベリもアップで撮影すると、別の花のようです。









