京都一周トレイル 北山東部 その1

ケーブル比叡山-釈迦堂-横高山-水井山-仰木峠-大原戸寺  2005/04/29



コースの距離     9.8キロ

総歩数       22,022歩

 10:11

叡山ケーブルカーのケーブル八瀬駅。

1週間のことだが、緑が一段と鮮やかになっている。



 ケーブルカーの乗車賃は530円。

 10:25

標高690メートルのケーブル比叡駅から歩き始める。

昔は、このあたりに「お化け屋敷」があったはずだが、そんな感じの土地はなかった。記憶とはちょっと雰囲気が違う。

 10:28

頂上行きのロープウエーが頭上を通り抜ける。

 10:34

比叡山人工スキー場は閉鎖され、荒れ果てつつある。

 10:37

北の方角に、これからたどる尾根と横高山が見える。

はるか彼方には比良の山々が。

 10:47

延暦寺の境内を通る。

 10:50

山王院の前を左折して、石灯籠が並ぶ長い坂を下る。

 10:54

延暦寺を開いた伝教大師最澄の廟所、浄土院。

 11:03

釈迦堂は、鎌倉時代の建物を移築したもので、現在の比叡山では最古の建物だそうだ。

このあたりまでは観光客の領域だ。

 11:06

若山牧水の歌碑があった。

「比叡山(ひえやま)の 古(ふ)りぬる寺の木がくれの 庭の筧を開きつつ眠る 牧水」

 11:17



石の地蔵が並ぶ。

 11:34

玉体杉から京都市内を振り返る。

西塔から横川(よかわ)まで尾根伝いに通じる峰道の中間地点。回峰行者はここで止まって、御所に向かって玉体加持をする。そのことから、ここにあるスギを玉体杉という。

 11:39

せりあい地蔵。

元三(がんさん)大師道は右に折れる。トレイルコースはまっすぐ横高山に登る。

 11:47

標高差約80メートルを一気に登ると、横高山の頂上。眺望はない。

 12:08

水井山には三角点がある。

 12:28

北山らしい杉道を、仰木峠に向けて下る。

 12:35

仰木峠からは、琵琶湖が望める。

 13:10

大原・戸寺に降りてきた。

正面には、次回登る金比羅山と江文峠が。




 四条まで戻り、「スタンド」へ。

中ビールセット(980円)でちょっと遅い昼食。

 14:43

ガイドブックにも紹介されている「スタンド」は、観光客らしき若者もよく入ってくる。

店内右手の大理石(?)のカウンターが常連のおじさんの席で、こちらはビールか酒を飲みながらテレビで競馬観戦している。左手のテーブルは、一見の食事を客と、二分される。

ねじりまんぽ

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 京都一周トレイルの2回目、東山②は、蹴上をスタートする。まずはインクラインの下のトンネル「ねじりまんぽ」を抜ける。

 トンネル上部の石額には「雄観奇想」とある。見事な眺めと奇抜は発想-という意味らしい。
 (2005/04/23)

ケーブルカー

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 ケーブルカーって、だれが考えたんでしょうね。反対側からやってくる車両とすれ違いう度に感心します。
 片側の車輪は凹状になっていて自分の側のレールをくわえ込み、もう一方は平らになっている-そんなことを教わったのは小学生のころだったでしょう。
 叡山ケーブルカーでも、一番前に陣取って、改めてポイントを眺めてしまいました。

十年一日

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 銀閣寺の橋の上。見覚えのある風景に出会いました。前にここを訪れたのは、5年も前のはずです。そのときと同じでした。
 ケネディ・コインなどの銀貨を、図案の輪郭にそって糸ノコでくりぬき、透かし彫りのように仕上げてペンダントにしているのです。
 「もう10年、いや15年くらい、ここにいるかな」。そんな答えが返ってきました。

法然院と谷崎潤一郎

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 京都一周トレイルの2回目、東山②コースは、大文字山と比叡山という2つのピークを目指す山道が大部分です。でも、中間の哲学の道-銀閣寺と人気の観光スポットも通ります。
 緑が美しい法然院にも、観光客が訪れていました。でも、すぐ近くにありながら、ほとんど訪れる人がないのが墓地。ここに、谷崎潤一郎の、自然石に「寂」と刻んだ墓もあります。

カッワイ~ッ!! 2CV

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 京都・八瀬の駐車場で思わずカメラを向けたクルマです。
 シトロエン2CV6チャールストン。『ルパン3世 カリオストロの城』で、クラリスが乗っていたあのクルマです。
 きれいに維持されており、現役で走っているようです。ルーフにも、フロントグリルと同じダブルシェブロン(へへ印=農機具の歯車がかみ合っているところをデザインしている)が、誇らしげに輝いてます。
 京都一周トレイルの2回目で、蹴上から比叡山まで歩きました。今回はかなりキツかったです。でも新緑が気持ちのよい一日でした。

京都一周トレイル 東山 その2

 蹴上-日向天満宮-大文字山-哲学の道-銀閣寺-北白川-比叡山  2005/04/23

 コースの距離              9.8キロ  総歩数(自宅出発から帰宅まで)  30,441歩

 9:20  出発点は蹴上。インクラインの下のトンネル「ねじりまんぽ」を抜ける。  石額には「雄観奇想」とある。見事な眺めと奇抜は発想-という意味らしい。

 9:22    インクライン(傾斜鉄道)の跡。  岡崎-蹴上間の約36メートルの高低差を往来できるよう船を運んでいたケーブル式台車路線だ。、

 9:25    復元された船が、台車の上に。  疎水の水は右にカーブして南禅寺の水路閣(レンガで築いたアーチ橋)に流れ込み、哲学の道へと続く。

 9:26  レンガ作りの立派な建物。日本で最初の水力発電所だった蹴上発電所跡とよく似た建物だ。

 9:32  日向(ひむかい)大神宮。  「京の伊勢」と呼ばれ、外宮と内宮がある。内宮の祭神は天照大御神だ。  紅葉がきれいなところだ。  

 9:35  天の岩戸。内部には祠もある。

 9:46    七福思案処(しちふくしあんところ)は、6本の道が交差している。日向大神宮から来た道、南禅寺に直接下る道、山科の毘沙門堂から上がってくる道、、そして大文字山に通じる道。  マウンテンバイクが猛スピードで駆け下りてきた。

 10:27  トレイルのコースは大文字山の手前で左折して鹿ヶ谷(ししがだに)に下る。

 10:32  大文字山の頂上。京都市内が見晴らせる。  ここからちょっと下ると「大」の字の火床がある。

 10:33    東山を見下ろす。前回は左端のあたりから歩き始めた。

 10:52  谷を下っていくと、自然石に彫り込んだような大きな「俊寛僧都忠誠之碑」があった。  俊寛らが謀議のために集まった鹿ヶ谷の山荘に近い。だが、喜界が島に遠流になった俊寛を称える碑がどうしたあるのかはわわからない。

 11:09  鹿ヶ谷を下る。やがて住宅地になり、チョコレート色の制服を着たノートルダム女学院の女子高生と出会った。

 11:16  安楽寺。外国人の女性がやって来た。

 11:18  法然院は、いつやって来ても静かだ。

 11:25  谷崎潤一郎の筆による「寂」の文字。

 11:26

 11:35  哲学の道には遅咲きの桜が。。

 11:38  銀閣寺の前は観光客であふれていた。

 11:39  銀閣寺の橋の上。見覚えのある風景に出会った。前にここを訪れたのは、5年も前のはずだが、そのときと同じだった。  ケネディ・コインなどの銀貨を、図案の輪郭にそって糸ノコでくりぬき、透かし彫りのように仕上げてペンダントにしている。  「もう10年、いや15年くらい、ここにいるかな」。そんな答えが返ってきた。

 11:44  大文字をクレーンでつり上げてるわけではありません。  白川通り付近の家並みの間から見た大文字山。

 12:42  北白川仕伏町から比叡山への登山道へはいる。  

 13:18  石の鳥居が立っている。

 13:35  修学院離宮の横から登ってくる雲母坂(きららざか)と合流する。この道は小学校のとき以来、何回も登っている。

 14:16  さすがに疲れて足取りも重く叡山ケーブルの山頂駅に到着する。あたりの雰囲気はすっかり変わっている。

 14:19  眼下に京都市内が。下鴨の実家も見える!!

 14:49  ケーブルカーって、だれが考えたんでしょうね。反対側からやってくる車両とすれ違いう度に感心する。  片側の車輪は凹状になっていて自分の側のレールをくわえ込み、もう一方は平らになっている-そんなことを教わったのは小学生のころだったか。  叡山ケーブルカーでも、一番前に陣取って、改めてポイントを眺めてしまった。

 14:55  八瀬の駐車場で思わずカメラを向けたクルマだ。  シトロエン2CV6チャールストン。きれいに維持されており、現役で走っているよう。ルーフにも、フロントグリルと同じダブルシェブロン(へへ印=農機具の歯車がかみ合っているところをデザインしている)が、誇らしげに輝いる。


 16:00  ギョーザといえば、わたしにとってはやはり「珉珉」だ。最初に食べたのはいつだっか??  叡山ケーブル、叡電、京阪と乗り継いで四条まで戻ってきたところで立ち寄りました。四条木屋町下がるの「珉珉」に。注文したのはもちろんギョーザ、それに野菜炒めという黄金コンビだ。もちろん生中(ビール)は真っ先に頼みました。  

 16:09  この店は、東側の大きなガラス窓の下に高瀬川が流れています。とてもきれいで気に入ってます。ちょっと「珉珉」とは信じられない雰囲気です。  店の近くには、京漬け物の「村上重」があります。

仏さまが見ている

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 ネットで流行している「ブログ」なるものを知りたくて、唐突にオープンしたわが「どたぐつをはいて…」です。
 先に、ブログのページを自宅サーバーに立ち上げてしまって、さて何を書くか? と、本末転倒でHPの一部を「京都一周トレイル」としてアップしました。
 これから6回で、京都の伏見稲荷を振り出しに、「東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時…」の東山を北上し、大文字山から比叡山に登り、仰木峠から大原に下り、江文峠、薬王坂と歩いて鞍馬へ。さらに北山杉の京見峠から高雄まで、60キロあまりの道程を歩きます。
 写真のようなちょっと無粋な看板にも出くわしましたが、これからが楽しみです。
(2004/04/16)
 

新福菜館

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 JR京都駅にやってきたので、「新福菜館」のラーメンを食べることに。
 京都駅から200メートルほど東に歩くと、右手にJRをまたぐ道路橋がある。「高橋(たかばし)」という。そちらに曲がったところに店がある。隣には同じラーメンでチェーン展開して「第一旭」の本店がある。
 中華そば(並)600円は、ご覧のように真っ黒な醤油味スープのなかに、チャーシュウがいっぱい。意外とあっさりした味。焼き飯も、同じスープを使っているのか、真っ黒な色をしている。
 東京出身の若い社員を連れてきたところ、「関西で食べたラーメンの中で一番おいしかった」と言ってくれたことがある。
(2005/04/16)