全員集合! 星のブランコからくろんど池、交野山

 いつもの山仲間が、久しぶりに7人全員集合して、新年会つきのハイキングに出かけました。
 交野市(かたのし)にある交野山(こうのさん、341m)に登りました。頂上には観音岩という巨岩がそびえています。午後からは薄曇りとなりましたが、寒さはそれほど感じることもなく、13キロほどを歩きました。

 ほしだ園地のシンボル、星のブランコを渡りました。
 標高180m、全長280m、最大地上高50mの木床版吊り橋です。紅葉のシーズンなら、眼下が真っ赤になります。

 デザートに登場するM子さん恒例のお手製のクッキーです。
 「いっしょに写してください」とIさんが取り出した文庫本は、なんとカフカでした。

 鳥居をくぐれば、交野山はもうすぐです。

 交野山の頂上からは、360度の展望が開けます。
 わが島本町から天王山、はるかに愛宕山が臨めます。

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六甲 地獄谷から岩梯子と岩をよじ登る

 
 六甲を知り尽くしたベテラン氏をガイドに迎えて芦屋地獄谷からA懸垂岩、万物相とずっと岩をよじ登りました。昨秋、通り過ぎてしまった岩梯子もリベンジ登坂できて、変化とスリリングに富んだ山歩きでした。
 六甲は、ロックガーデンやゴロゴロ岳など、ポピュラーなコースしか歩いたことがありませんでした。ベテラン氏の踏破跡を真っ赤に塗りつぶした地図に感嘆し、六甲の奥深さを思い知りました。

 地獄谷を進みます。小さな滝の連続ですが、水量が少なくて助かりました。
 熟練者向けのコースです。信頼できるコース案内がいて、安心して這い上がりました。

 A懸垂岩の上からの眺めです。残念ながらどんよりとした雲が広がっており、眺望は効きませんでした。

 リベンジの岩梯子の急登です。慎重に進みます。

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京都人の密かな愉しみ その8 市比賣神社の名水「天之真名井」

 洛陽の七名水のひとつ、「天之真名井(あめのまない)」です。河原町五条を下がった一筋目を西にはいった市比賣(いちひめ)神社の境内にあります。
 「京都人の密かな愉しみ 夏」の挿入ドラマ「真名井の女」で、主人公の井戸掘りの青年を守るのが天之真名井の化身であり、その水です。
 美しい青竹から流れ落ちます。 

 神宝の天目椀「天之八塩(あめのやしお)」で汲み出された「若水(わかみず)」が、歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残っています。

 井戸の上には、姫みくじが並んでいます。

 絵馬を掛け、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられています。

 梅がつぼみを膨らませています。

 女人厄除けの神社で、この時も十数人が呼び込まれて祈祷を受けていました。

 市比賣神社
 075-361-2775
 京都市下京区河原町通五条下ル一筋目西入ル

 河原町をクルマで走るときは、いつも目にしてましたが、やって来たのは初めてです。

 このブログ内の「京都人の密かな愉しみ

鎌倉峡を遡行し、百丈岩を眺める

 わたしにとっては、2020年の歩き初めです。
 六甲の裏側、JR道場の南西にある武庫川の支流の船坂川を遡る鎌倉峡の沢をよじ登り、垂直に岩壁がそそり立つ百丈岩を眺めるスリリングで変化に富んだルートです。標高は300mにも満たないですが、初春を思わせるようなのどかな日和の下、冷や汗もたっぷりかいて気持ちの良い1日でした。
 

 ツルツルと滑る岩でした。こんなところで「沈」したらたいへんです。鎌倉峡を慎重に遡りました(Sさん撮影)。

 静ケ池に、冬とは思えない青空が広がっています。

 百丈岩を征服したばかりのクライマーが休憩していました。ザイルは当然ですが、アイゼンまでありました。「冬山の訓練です」とのこと。氷壁を登られるのでしょう。記念撮影のシャッターを押してもらいましたが、別世界の方々です。

 麓から見上げると、岩壁を登っているクライマーがいます。

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今年最後の山行 懸崖の不動寺に感嘆する湖南・太神山

 関西百名山の太神山(たなかみやま、599.7m)に登りました。別名の湖南アルプスと聞いて、大昔に登ったことがあるような。いずれにしろ初めて同様で、頂上直下に築かれた太神山不動寺 ( たいじんさんふどうじ )の懸崖造りの本堂には驚かされました。室町時代の建築です。大きな石や材木を、すべて人手でかつぎ揚げたのでしょう。
 今年もよく歩いたいつもの山仲間との納めの山行でした。

 風もなく穏やかな天候でした。葉の落ちたモミジの新芽が、光を浴びて赤く染まりました。

 M子さんのきょうのケーキは、イチジクとプルーン、クランベリーのドライフルーツのパウンドケーキです。しっとりとした、甘さ控えめの口当たりです。
 この1年、いくつのスイーツをいただいたでしょうか。ごちそうさまです。

 矢筈ヶ岳に回り、下山しました。コース最後には、大きな岩むき出しや、ゴロゴロ石が連なる沢沿いの道が待ってました。
 これで、今年最後の山行もピリリと締まったものになりました。

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東海自然歩道 釈迦岳から金蔵寺、大原野へ

 東海自然歩道を歩いてきたお仲間との今年最後の山行でした。地元・島本町の最高峰、釈迦岳(630.8m)に登り、東海自然歩道を金蔵寺から大原野へ下りました。期待したほど青空は広がりませんでしたが、それほど寒くはなく、枯れ葉を踏みしめて気持ちよく歩きました。

 西国20番札所、善峯寺です。ちょうど1カ月前にも訪れています。赤や黄色の彩が美しかったのがウソのように、山肌はモノトーンに変化しています。

 釈迦岳の三角点を踏みつけて、地元の最高峰を初登頂の仲間もおられました。

 山寺の金蔵寺です。こちらも紅葉の穴場ですが、今は訪れる人もありません。「来年はやってきたいね」と声があがりました。

 麓の大原野神社には、早くも令和2年が訪れています。

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京都一周トレイル 伏見・深草ルートのX’masプレゼント

 京都の町を取り囲む東山、北山、西山を反時計回りに巡る京都一周トレイルは伏見稲荷から始まります。その後、伏見稲荷から南向きに追加された伏見・深草ルートを歩きました。何度でも楽しめる里山歩きです。
 「天満の哲」ことTさんとは初めてです。「麻雀放浪記」の主人公を思い起こしますが、いたって穏やかな同世代です。Oさんの高校時代の友です。
 ゴールは伏見の焼き鳥店「鳥せい」と決めていました。
 「くもり」という天気予報でしたが、時おり太陽も顔を見せて、枯れ葉降りしきる気持ちの良い初冬の道でした。

 千本鳥居の伏見稲荷大社からスタートしました。

 大岩展望台でいただいたM子さんの「きょうのデザート」です。恒例です。
 きょうは和菓子をいただきました。椿がほんのりと色づいています。いつもながら、その美しさに感嘆し、そのお味に賞嘆します。

 思わぬプレゼントでした。
 大岩山へのルートにプレゼントボックスがいくつもあり、その中にはかわいい木製の「チャーム」が入っていました。ありがたく1個づついただきました。
 それにしても、どうして作ったのだろうと首をひねる一品ばかりです。

 伏見桃山城の立派な天守閣です。

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今宮神社 黄葉と紅葉と

 京都の今宮神社を訪ねました。
 門前の黄葉が見事です。瓦土塀の向こうは大徳寺です。境内の竹やぶの緑とコントラストを描きます。
 今宮神社の境内は、ちょっと遅い紅葉です。それでも赤いです。

 大徳寺の瓦土塀は、昭和40年代に寺の修行僧が築いたそうです。
 

 黄色と赤のコントラストです。

 今宮神社に参るのも久しぶりです。
 奥さまは、このすぐ近くに住んでました。

 こちらは紅葉です。でもシーズンもお終いです。

 この方のおかげで、「玉の輿(たまのこし)神社」として知られるようになりました。
 西陣の八百屋に生まれた「お玉」が徳川3代将軍家光の側室となり、5代将軍綱吉の生母、桂昌院となったことが「玉の輿」のいわれだそうです。桂昌院は産土の社である今宮神社の再興にも力を尽くしたそうです。

 今宮神社の社地には平安建都以前より疫神(えきしん)を祀る社があったといわれます。長保3年(1001)に設けられた神殿三宇とともに今宮社と名づけられたのが起源だそうです。

 今宮神社
 京都市北区紫野今宮町21
 075-491-0082

 門前通の風景です。
 赤い大鳥居は、2年前の台風の被害を受けて、撤去されていました。再建を祈ります。

 角の店は、知らない人は通り過ぎる喫茶店です。「営業中」でした。奥さまが中学生だったころからあったそうです。

 40年ほども前に、ここで解体されていたグランドピアノの天板を見て、テーブルにしようかと夢想したこともありました。

京都人の密かな愉しみ その7 今宮神社「いち和」のあぶり餅とお玉の井

 京都・今宮神社の門前にある茶店「いち和」で名物のあぶり餅をいただきました。
 竹串に刺したつきての餅を炭火で焦げ目がつくほどにあぶって、甘い白味噌のたれをかけています。
 暖かな一日でした。軒先の床几に腰かけて熱いお茶をすすりながら味わいました。

 食べた後の青竹まで絵になります。

 注文を聞いてから、目の前で焼いてくれます。

 きょうは「いち和」こと、一文字屋和輔です。長保2年(ちょうど1000年)創業という老舗です。
 向かいには、同じあぶり餅の「かざりや」があります。江戸初期の創業ですが、それでも400年です。どういうわけか、そちらのを食べたことが多いです。

 こちらにしたのは、「京都人の密かな愉しみ」(NHK-BS)に登場した「お玉の井」を見たかったのです。番組では、京都の名水(井戸)のあちこちが紹介されました。その一つとして、NHK京都放送局勤務(当時)の井上あさひアナウンサーが訪れてレポートしていました。「ニュースウォッチ9」を降板したときは「あさひロス」と騒がれましたが、結婚が明らかになって、またまたざわざわしています。
 この竹垣の下が井戸です。

 断りを入れて、井戸に降りました。
 「たまに落ちる人もいはるから、気いつけてや」と諭されて。

 深い底から清水が湧き出ているようでした。

 今宮神社東門からの眺めです。
 左がいち和、右がかざりやです。

 一文字屋和輔 いち和 
 京都市北区紫野今宮町69
 075-492-6852

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関西百名山 「やまと尼寺精進日記」の観音寺から音羽山、談山神社へ

 「やまと尼寺精進日記」(NHK-Eテレ)のグルメな尼さんら3人がおられる音羽山観音寺を訪ねました。それを楽しみにしていたのは少数派で、山仲間は関西百名山の音羽山を踏破して、3山を縦走するのが目的でした。
 残念ながら住職らお三方は不在でしたが、イチョウの黄色い葉が降り積もる静かなお寺を参拝しました。

 気持ちの良い青空が広がりました。

 正面に金剛山、右に大和葛城山と雄大な山並みが広がりました。秋らしく視界良好でした。

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