サン・ジャン・ピエ・ド・ポーをスタートして37日目。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の前に再び立つことができた。「もう一度、やってくるぞ。今度は800キロを歩いて」という3年前の誓いがかなった。
正午からの巡礼者のミサに参加した。
あとは食欲も満たした。ワインが腹にしみた。ああ、おいしい。サイコーの味だった。
同じアルベルゲに泊まっていたヒロコさんとコンポステーラ(巡礼証明書)をいただくために巡礼時事務所に行った。8時40分に着いたのに、すでに長い行列だった。
1時間たって、やっとここまで進んだ。
コンポステーラと到達(距離)証明書をいただく。「コンポステーラと距離証明書」
中庭の行列は、さらに長くなっていた。これでは、その日のミサに間に合あわない。
大聖堂の前のオブラドイロ広場に戻り、バンザーイ!!
ヒロコさんのクレデンシャルは熊野古道との共通だった。ツーリストで姉妹巡礼路の踏破証明が発行された。わたしも中辺路、小辺路を歩いていたが、そんなクレデンシャルがあることは知らなかった。
この日のミサでは、期待したボタフメイロ(大香炉)は炊かれなかった。
昼飯はヒロコさん、K氏と一緒に。
この唐辛子が絶品だった。
イワシのフリッターも懐かしい味がした。
夕食は、リタイア3人組とあきさんで囲んだ。
見飽きることがない大聖堂。
コリアンのカップル(女性は香港人)と出会った。
大聖堂の中央に聖ヤコブ、スペイン語ではサンティアゴが。
巡礼の完遂を感謝して、聖ヤコブに抱き付いた。
「聖ヤコブさまに抱き付く」
祭壇の地下には聖蹟が残されていた。
夕日を浴びる大聖堂。いつまでも佇んでいた。