京都・桂坂 十兵衛のAランチ

 桂坂でモミジバフウの紅葉を楽しみました。昼飯は、うどんの十兵衛でいただきました。
 「Aランチ」(950円)です。手打饂飩と御飯もの1品を選びます。わたしは鳥なんばんとおむすびのたらこです。
 湯気をあげて登場しました。まずはお出汁を。うまい! 人気の店のワケがすぐにわかりました。

 鶏肉がいっぱいです。

 カフェでもおかしくない高い天井のおしゃれな店です。

 カウンターには、テイクアウトのうどんの他に、チーズタルトやアップルパイが並んでいました。

 十兵衛
 075-333-8555
 京都市西京区御陵大枝山町5-26-6

京都・大原 「はんじ」の卵かけめし

 大原までドライブしました。戻ってきた観光客でにぎわいを取り戻しつつあります。寂光院への細い道を、修学旅行の一団が占拠してました。
 目指したカフェも行列。ならばと、久しぶりに「はんじ」です。大好物の卵かけ飯に小鉢3品、汁と漬物がついた「ごはん定食 並」(900円)です。
 プリプリの有精卵です。思い切りよく、グチャグチャにかき混ぜます。

 あとは喉を滑らせるだけです。

 四角菜という変わった葉のごま和えがついてました。

 昔は、うどんがセットのメニューもありました。「今は手が回らない」とシンプルに。

 大原はぐっと冷え込みます。石油ストーブが恋しいです。

 他に客はいません。話好きのおばちゃんとあれこれと。
 「昔は撮影のテレビ局の人とよく食べに来られました」と。「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」(NHK-Eテレ)のベニシアさんのサインと、若いころの写真が飾られていました。

 外国人客がやって来て困っているとき、居合わせた客がチラシの裏に書いてくれた案内が張られています。

 京都一周トレイルの途中など、何度もやって来たことがあります。産経新聞の夕刊連載にも登場させました。

 はんじ
 京都市左京区大原上野町557
 075-744-2954

唐櫃越 みすぎ山~沓掛山 本能寺への道

 「本能寺の変」で、明智光秀率いる1万3000人の手兵のうち老の坂を進む本体とは離れた別動隊が越えたとされる唐櫃越(からとごえ)を歩きました。
 昼飯は、JR京都駅で買ってきた「むかしの驛辨當」でした。日の丸に梅干が置かれ、かまぼこ、焼き魚、隠れてますが卵焼きの幕の内の定番3種などが詰まっています。
 ご飯たっぷりで、空き腹においしく収まりました。

 10月14日は鉄道開業150年でした。それに合わせたキャンペーン商品です。戦後の神戸駅弁が再現されています。「定価金百円」って、安かったのか高かったのかわかりませんが、「外食券」がなかったら買えなかったのでしょう。

 山専ボトルで熱湯を持ってきてみそ汁やスープをつくるのが、習わしになりました。

 JR京都駅の売店です。駅弁がずらりと並んでいますが、1000円を切るリーズナブルなのは少ないです。

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京都・広小路 前田珈琲文芸会館店の名物ナポリタン

 暑い夏の日々に食べ連ねた「京の三十三食」の番外です。
 京都の医大病院で血液検査を受け、診察までの間のランチでした。小雨がパラついてきました。病院近くの京都府立文化芸術会館にある前田珈琲で済ませました。定番の「名物ナポリタン」(980円)です。
 三十三食の七番でも明倫(旧明倫小学校教室)店で同じ名物ナポリタンを食べています。きょうは違うものをとミートスパゲティを頼みましたが、「申し訳ありません、売り切れました」。
 お味は、こちらの方がトマトの酸味が強かったです。ボリュームもあって食べ応えがありました。 

 コーヒー(プラス200円)も頼みました。すでにホットがおいしいシーズンです。

 あの夏の日々は去り、どんよりとしてうすら寒さすら感じます。季節が移りました。

 ゆったりとした店内です。

 前田珈琲は、文博(文化博物館)店、京博(国立博物館)店、アルティ(府民ホールALTI)店、マンガミュージアム(国際マンガミュージアム)店などと文化施設のあちこちに出店しています。

 前田珈琲文芸会館店
 075-253-6767
 京都市上京区寺町通広小路下ル東桜町1 京都府立文化芸術会館内

 放射線照射1か月後の診断でした。気になる腫瘍マーカー値は、ストンと下降していて、大きな効果があったことが判明しました。報われた気分でした。7月末から続けてきた断酒も、「ぼちぼちと再開しても結構です」とのお許しをいただきました。

京都・一乗寺 魁力屋 本店の九条ねぎ味玉ラーメン

 「京の三十三食」は達成ました。それでも食べ残したお味は多いです。一乗寺が東山36峰ウオーキングのゴールでした。そこはラーメンの聖地です。さて、どこで昼飯とするかー。
 高安や天天有などがある超激戦地からはちょっと離れています。白川通を南に下がれば天下一品です。でも行ったのは北に上がった一番近い「京都北白川ラーメン魁力屋」の本店でした。
 わたしが好きなのは「九条ねぎラーメン」です。きょうは豪華に「味玉」のトッピングを加えました。

 繊維に沿って縦に切った京都名産の九条ネギが山盛りです。このシャキシャキ感がたまりません。麺は細麺で、こちらもシャキッとしています。
 背脂醤油というのが京都ラーメンの大きな流れです。見た目ほどにはしつこくありません。

 午後1時を回って店の客が減るときでした。独りでしたが、「お好きなテーブルにどうぞ」。

 ラーメンも1000円オーバーは珍しくはなく、わたしも1045円也でした。

 今や全国展開していますが、創業地の本店です。

 京都北白川ラーメン魁力屋 本店
 075-712-0333
 京都市左京区一乗寺向畑町17

京の三十三食 三十三番 木屋町 ルアン鮒鶴の川床フレンチ

 「京の三十三食」は、結願(けちがん)の33番となりました。本日、33回目の放射線照射を受け、がん治療はひとまず終了しました。
 祝いの宴というほどでもありませんが、「ルアン鮒鶴京都鴨川リゾート」で、奥さまと「川床フレンチ」をいただきました。
 わたしのメーンは「奥丹波鶏のロティ 京の季節野菜と共に」です。ひと切れの鶏ですが、パリッと焼けた皮もすばらしく、野菜とともに豊かな味わいでした。

 前菜は「鱧の湯引きと夏野菜のタブレ」ということです。
 繊細に盛りつけられています。

 京の夏の魚、鱧は紫色の柴漬けをベースにしたソースでいただきました。

 この日まではと耐えてきた禁酒です。ところが、周辺の臓器もダメージを受けいるとのことです。待ちわびた解禁は、当分はお預けとなってしまいました。
 7月24日以来、暑い夏の間、ノンアルコール・ビールでガマンしてきました。慣れてしまえば、それなりにおいしくはあります。

 「南瓜と汲み上げ湯葉の冷製ポタージュ」が、スルリと喉を滑ります。

 奥さまのメーンは「鱸と小烏賊のソテー ハーブバターソース」です。ひと切れ、いただきましたが、ぷっくらとおいしい鱸でした。

 ほんのり温かなパンは、お代わりをいただくほどした。

 「グレープフルーツのわらび餅と上林春松本店のほうじ茶のソルベ」です。

 アイスコーヒーで口直しをしました。

 鴨川右岸の土手から突き出した川床(ゆか)の上でいただきました。京の夏の風物詩です。
 天気はあまりよくなかったので、かえって助かりました。時折、心地よい風が吹き抜けて、季節は秋です。

 岩の上にじーっとしていたサギが、ちょっと飽きたのか体をほぐしました。

 平日ですが、そこそこの客が床を楽しんでいました。
 ちなみに床(とこ)と読むと、洛北・貴船の川辺の料理となります。 

 古い料理旅館、鮒鶴をレストラン・グループなどを運営する「LE UN(ルアン)」が引き継いでいます。

 ルアン鮒鶴京都鴨川リゾート
 075-351-8541
 京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町180

 登録有形文化財に指定されている鮒鶴を見学しました。
 同じグループのルアン神戸迎賓館もそうでしたが、快く案内してくれました。
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京の三十三食 三十二番 錦室町 膳處漢の今天飯

 午後からは雨の予報でした。あまり歩かなくてもよいところと、病院前からの市バスに四条烏丸まで乗りました。北京料理の「膳處漢(ぜぜかん)」は、5分ほどのところです。
 いただいたのは日替わりランチとでもいうべき「今天飯」(1540円)です。きょうのメーンは、鶏肉のカシューナッツ炒めでした。
 淡白な色合いに見えますが、しっかりと味付けされています。柔らかい鶏肉と、カシューナッツの歯応えがバランスよく調和します。

 点心は蒸し餃子2個と焼売、蒸し鶏です。卵スープとご飯がついています。

 餃子は皮に何かの野菜が練り込まれているのでしょう。上品な味です。

 白い器がすっきりとしています。醤油、酢、ラー油の3点セットです。

 玄関近くの洋間でいただきました。他にはご婦人が1人だけで、静かでした。 
 客室はほかにもいくつかあって、グループの話し声が聞こえていました。

 クラシックな窓越しの光景です。微妙に屈折しています。

 広い中庭があります。奥にある蔵は「ぽっちり」というバーになっていて、昔のことになりましたがその2階でくつろいだこともあります。

 外部から見ると洋館風の元呉服問屋を改装しています。

 膳處漢
 075-257-5766
 京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283-2

 この辺りは、室町の呉服問屋街であったところで、祇園祭の鉾町でもあります。
 向こう隣は霰(あられ)天神山の会所です。

 ついにあと1回までこぎつきました。

京の三十三食 三十一番 御幸町三条 おくどはんのおくどはん御膳

 あと3食で「結願」です。「おくどはん御膳」(1380円)を、味わっていただきました。
 「おくどはん」では、京都のおばんざいを、おくどさんで炊いたご飯で食べることができます。
 運ばれてきた盆には、なんと9皿が載っています。カメラのレンズに収まりきらず、立ち上がって真上から写しました。
 みそ汁、ご飯とお茶も入れると、12もの器が並んでいます。ワンプレートで済ませてしまう欧米の料理と比べると、和食の手の込んだ細やかさが鮮やかです。 

 どれから箸をつけようかと迷いました。
 最初は、九条ねぎと揚げの味噌和えからいただきました。
 ごま豆腐、素麺、鱧(?)の天ぷら、茶碗蒸し・・・と、薄味ですがそれぞれに個性を発揮しています。
 昆布の山椒煮で、最後のご飯をいただきました。

 刺し身は、カンパチとサヨリでした。脂がのっています。

 デザートと飲み物までついています。抹茶入りのチーズケーキが、これくらいの甘さならよい口直しです。

 11時半のオープンとともに入りました。独り客はわたしだけで、カウンターの一番奥に座りました。
 2人連れやグループは横のテーブル席や2階に通されていました。

 奥には、狭いながら坪庭があります。

 ステーキやハンバーグもあります。

 北海道産の「ゆめぴりか」が炊かれて出てきました。

 おくどはん
 075-251-0051
 京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町318-3

 寺町から1本西の御幸町に面してます。向こうを横切るのが三条です。
 角のビルにあるテーラーで、半世紀ほど前に新聞社に入社したフレッシュマンのスーツを誂えてもらいました。

京の三十三食 三十番 三条堺町 イノダコーヒのイタリアン

 ♫ 三条へいかなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね~

 で、行ってきました。三条堺町の「イノダコーヒ 本店」です。昭和レトロな喫茶店でいただいたのは「イタリアン」(980円)です。
 アルデンテといった言葉とは無縁のうどんのように太いくて柔らかい麺が、これでもかというくらいにねっとりと濃いトマトソースに絡まれています。
 ハムにタマネギ、ピーマン、マッシュルームと教科書通りに入ってます。

 チーズを振りかけるのを忘れていました。

 タバスコも欠かせません。
 銀色の器も懐かしく、そのお味を満喫しました。

 甘いアイスコーヒーでひと息つきます。
 デフォルトで砂糖、ミルクが入ってます。

 冷たいだけのお冷やも様になります。

 ナポリタンではなくイタリアンです。
 関西では、この両者の調理に違いはありません。店によってそれぞれのようです。

 関西フォークの中心的存在だった高田渡が「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」を歌っていた1970年代初頭は、わたしの学生時代と一致します。高田はわたしと同じ齢です。
 この歌でイノダを知り、初めてやって来たのもそのころだったでしょう。

 「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」 

 旧館の窓際の静かな一等席でいただきました。

 旧館と新館との境の通路に、大きなコーヒーミルが置かれています。
 Enterprise Mfg Philadelphiaは、米国の有名なミルのメーカーのようです。ネットで検索すると、ミルの画像がいっぱいひっかかります。

 壁面には、暖炉のたき口のようなものがあります。コーヒーを煎じるときに使った何かなのでしょうか。

 裏庭にはテラス席もあります。

 堺町通に面した古い商家を改装したような造りです。

 イノダコーヒ本店
 075-221-0507
 京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140

 すぐ近くの三条通には三条支店があります。現在は改装のため休業中です。

 内部をのぞくと、わたしの好きなオーバル(楕円形)の大きなテーブルは、そのまま残っています。

 京都・三条 「イノダコーヒ三条支店」のコロンビアのエメラルド

京の三十三食 二十九番 祇園 キエフのAランチ

 四条大橋近くのビルにある「キエフ」は、もう一度、訪れたかったロシア料理のレストランです。昔は、ロシアとキエフという固有名詞は何の違和感もなくつながっていましたが、今は微妙です。
 それはさておき、いただいたのは一番簡単な「Aランチ」(1440円)です。
 まずスープのボルシチが出てきました。ウクライナ風スープとの説明があります。ビーツで赤く染まったキャベツが柔らかいです。思いのほかあっさりとした味付けです。

 ピロシキは揚げたてです。
 ♪おとぎの国のロシアの 夢のおソリ(艝)が運んでくれた パルナス パルナス モスクワの味~
 関西人は、ピロシキといえばこのCMソングを口ずさんでしまいます。

 グリブイは、カップの上を焼きあがったパンが覆っています。寒い国で、スープが冷めないようにとの工夫でしょうか。

 内部は、マッシュルームが入ったクリームスープが熱々です。
 こんな味だったのですね。40年ほど前に何度かやってきて食べたことがあります。ウオツカなんかを飲むのが目的でしたが、この料理は印象深くよく覚えていました。

 ロシアンティはジャムを溶かしていただきました。

 昔と変わらない広い店です。

 窓の外、ビルの向こうに愛宕山のピークがよく見えます。

 窓際から見下ろすと、左下が南座です。

 グランドピアノが置かれ、ディナーショーも開かれる小さなステージがあります。加藤登紀子さんが歌うこともあるそうです。

 1972年に登紀子さんの父が開業しました。一家は戦前、旧満州のハルビンで暮らしていました。引き揚げてきた父がロシア料理店を開きました。登紀子さんの兄が後を継ぎました。
 開業前年に京都市はキエフ(現キーウ)と姉妹都市となったばかりでした。それでキエフと命名したそうです。
 ロシア料理という言葉は、ウクライナやジョージアも、もちろんロシアもの料理の総称だったようです。現在のような状況は、想像外だったことでしょう。

 レストラン キエフ
 075-525-0860
 京都市東山区縄手通四条上ル廿一軒町236 鴨東ビル 6F

 ビル最上階の窓にある「キエフ」の文字を見るたびに、まだ健在なのだと懐かしんでいました。

 四条大橋から見下ろす鴨川は、水量が多いです。投網をもった人が獲物を狙って移動してましたが、網を打つ光景は見られませんでした。

 きょうから通院は最終週に突入です。33回の放射線照射も、なんとか「結願」が見えてきました。