若狭高浜のイカ刺しを、小浜産の柑なんばで

 「柑(かん)なんば」を探して福井・高浜まで足を延ばしました。
 高浜でゲットした赤いかを刺身にさばいていただきました。薬味は大葉とミョウガ、そしてオレンジ色の柑なんばです。
 柚子の香りと、唐辛子の辛さ、麹のまろやかさが混じったこれぞニッポンのスパイスです。
 昨夜の満足の一献でした。 

 おぼろ豆腐には、リスボン土産の塩を振りました。シンプルにうまいです。柑なんばもイケました。

 魚そうめんは、京都の夏の風物詩です。かまぼこの具をそうめん状にしています。薄い出汁でいただきます。

 柑なんばは、「小浜合衆国」の産です。小浜はオバマにかけてあり、元大統領が当選したときは町も話題となりました。

 何年も前に高浜の道の駅で柑なんばを買った覚えがありました。とりあえず車を走らせスマホで調べると、魚と旅するマーケット「UMIKARA」というのができていました。高浜の海岸沿いにありました。
 観光客向けのスーパーマーケットの趣の店に入ると、並んでいました。コレです。

 大きな生けすがありました。

 注文すると網ですくい揚げ、横の調理場でさばいてくれます。

 わたしは、こんなお安いジャンクフードを買いました。いまや高級魚と化したのどぐろのソーセージなんて、初めてお目にかかりました。

 「恐竜博士」という名の福井県のキャラクターです。
 青春18きっぷで訪れたJR敦賀のホームにもいました。

 うみから食堂
 福井県⼤飯郡⾼浜町塩⼟5-1
 
 

 新鮮な赤いかを刺身にしました。
 皮がおもしろいようにスルリと剥けました。

  JR高浜駅前のスーパーに並んでいました。

今夜の一献 向田邦子の「ピーマンと油揚げ」

 おいしそうな自家製ピーマンをいただきました。今夜もわが家の食卓を彩ってくれました。
 向田邦子が残したレシピに「ピーマンと油揚げ」があります。わたしも向田さんに倣ってピーマンを千切りにしました。ちょっと太いですが、まあよしとしましょう。
 焼いた揚げとともにだし醤油で和えれば完成です。
 「無限ピーマン」というレシピもありますが、よく似たものです。いくらでも食べ進んでしまいます。

 説明するまでもありません。
 ピーマンを30秒ほど湯通しします。
 揚げはフライパンで両面を焼きます。
 どちらも細く切って、だし醤油で和えました。

 冷奴には、冷蔵庫にあった大葉の醤油漬けを載せました。

 もう一品は、牛肉の切り落としをタマネギと炒めました。
 味付けは、甘辛くするのや、オイスターソースを使うレシピが多いです。わたしは、火を止める直前にウスターソースをかけただけです。

 ウスターソース、いや単純にソースです。ソースと醤油は、昭和の家庭の食卓にはこれしかない調味料でした。味の素も加わったかな。
 肉屋で揚げたトンカツやコロッケについてきた千切りキャベツに、ソースをかけて食べるのが、最高のごちそうでした。
 わたしの味覚は、そのころの原体験の延長線上にあるのでしょう。

京都・新京極 京極スタンドの生ビールセット

 きょうの京都は最高気温38.7度を記録しました。体温より高いです。となれば「水冷」するほかはありません。
 久しぶりの「京極スタンド」です。幸いにも程よい客数で、冷房も効いてひんやりとしてました。
 「生ビールセット 大ジョッキ」(1485円)です。ささみの串揚げなど5品が並びます。
 最近は定食だけの客も増えたようですが、ここはおじさん(おじいさんも)たちの昼飲みのメッカです。

 注文すると、すぐにドーンと登場です。なんといっても「大」です。うれしいほどに堂々としています。

 目の前の古いビールのポスターの上に色褪せた色紙が並んでいました。角野卓造さんです。サインされたのは「渡る世間は鬼ばかり」のころだったようですが、今なら「おやじ京都呑み」(BS11=YouTube)でしょう。「その1」に登場します。

 長い大理石のテーブルと円卓が4つ並びます。

 名物の伝票です。
 これでいくらになるんだろうとビール片手に計算してみました。1550円と読めますが、そんなはずはありません。
 レジのお兄さんに聞いてみました。飲み物の200と400のチェックのうち、左の200は計算外です。すると1350円(税抜き)となります。「追加注文で書き足してゆくのに便利なのです」とのことでした。

 「たばこ吸えます」は、うれしくない文言です。このために最近は敬遠してました。
 きょうも向こうの方で吸っている客がいましたが、離れていて大丈夫でした。

 京極スタンド
 075-221-4156
 京都市中京区新京極通四条上ル中之町546

青春18 宇野と姫路で食べました

 「青春18きっぷ」でやって来た岡山・宇野です。カンカン照りでした。
 昼飯は、「ブラタマノ 宇野港てくてくマップ」に1番で紹介されていた「大阪屋」です。
 「魚定食」(800円)の鯖煮は、テカテカに光ってました。ということは、甘くて濃い味付けでした。

 魚は、カウンターに並んだのから一品を選びます。どれもうまそうでした。

 みそ汁に玉子が浮かんでいました。
 名物らしく、「かつ丼に玉子入り」と注文しているい常連もいました。

 わたしはこちらも。

 宇野は漁港ではないので、魚で食べさせる店ではなかったようです。何でもありです。工場のユニフォーム姿や高校生まで、地元に愛されている食堂でした。

 昭和23年創業と、わたしより1歳年上です。周囲は空き地になって、孤塁を守っています。

 大阪屋
 0863-21-4026
 岡山県玉野市築港2-3-20

 帰りの電車に乗り疲れて姫路で途中下車しました。改札を出たすぐ横の「播州うまいもの処」で目に止まりました。
 実は過去の青春18でも来ています。姫路おでんの「ちょい飲みセット」(1000円)です。

 おでん5種とまたもビールのセレクトです。

 薄味のおでんは、生姜醤油につけていただきます。

 出汁の薄さを写そうとレンズを向けて、コンニャクが姫路城に型抜きされていることに気づきました。

 お隣は「玉子焼き」の店でした。何だろうと不思議でしたが、明石焼きのことでした。

 姫路の地酒と姫路おでん本舗
 姫路市豆腐町222 ピオレ姫路おみやげ館うまいもん処

今夜の一献 「豆腐百珍」から六方焦着豆腐

 冷奴は好物ですが、ちょと変わった豆腐の食べ方もしてみたくなりました。
 本棚にはさまったままになっている「豆腐百珍」を取り出して、ペラペラとめくりました。
 これにしようと決めたのが六方焦着(やきめ)豆腐です。お菓子の六方焼のように、直方体に切った豆腐の六面をこんがりと焼いています。
 揚げ出汁豆腐のようでもありますが、おろし大根にだし醤油をかけてさっぱりといただきました。

 おろし大根とネギ、写ってませんがタカノツメの千切りを用意しました。

 わずかな油で焼きました。軟らかい豆腐をひっくり返すのは、至難の業です。

 今夜のメーンは、奥さま作の肉じゃがです。

 「豆腐百珍」は江戸時代に出版されたベストセラーの料理本でした。それを基に百の豆腐料理が再現されています。

歩いて昼飯 西国街道を京都まで ミスター・ギョーザ

 わが家からJR京都まで、西国街道を20キロほど歩きました。スタートが遅かったので、ゴール間近で、ああ腹減った。
 となれば九条新千本を1本上がったここしかありません。「ミスター・ギョーザ」です。
 頼むのも決まってます。餃子2人前、きゅりの丸漬け、生中です。
 焼きたての熱々、パリパリを舌を火傷しないようにほおばります。すぐに生で消火です。たまりません。

 キュウリをニンニク醤油につけています。餃子とのマッチングがサイコーです。

 店の前に待ちができてました。でもすぐに座れました。

 ミスター・ギョーザ
 075-691-1991
 京都市南区唐橋高田町42

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京都・西院 餃子の王将西院店の海鮮あんかけ焼そば

 北嵯峨の山を歩き、京都市バスで西大路四条(西院)まで戻ってきました。さて、遅くなった昼飯です。でも午後2時を過ぎて、多くの店の昼営業が終わってました。ここなら、ずーっと開いてます。餃子の王将西院店です。
 「海鮮あんかけ焼そば」が4月のキャンペーン商品のようで、ポスターが壁をうめていました。餃子などがセットとなった「フェアセットA」(950円)です。
 大きな火力でさっと調理するからでしょう。大きく切られた白菜も、ぱりっと火が通っています。シイタケもうま味が濃いです。もちろん、メーンの海鮮も、麺も。

 餃子は3個です。冷たいビールに最高です。

 餃子の~というくらいですから変わらぬ看板商品ですが、昔と比べるとずいぶんとおいしくなったと思います。

 

 ごま団子も揚げたてでうまかったです。

 餃子の王将 西院店
 075-314-3339
 京都市右京区西院高山寺町12-8

京都・西舞鶴 魚源のお造り定食、自分でイカ刺し身

 「海の京都」の舞鶴漁港で水揚げされた魚が出てくるJR西舞鶴駅前の魚源(ととげん)西舞鶴店です。コロナ以来、3年ぶりです。
 「お造り定食」(2200円)です。メニューにはお造り7種盛りとあります。タイ、マグロ、甘エビ・・・と数えると、8種もあります。
 どれもプリプリ。日ごろ味わえない最高の数々が並びました。

 ハマチでしょう。脂がこってりとのってます。

 春です。サヨリが舌の上でとろけます。

 2階は満席。カウンターでいただきました。

 東舞鶴にも店ができたので、こちらは西舞鶴店になっていました。

 魚源 西舞鶴店
 050-5590-6469
 舞鶴市字引土263-18

 かつては、向こうの派手な看板の魚屋で、みやげの魚を買ってました。最近はちょっと浮気です。

 新鮮なヤリイカを買って帰りました。
 夕食は、刺し身にしました。ワインと一杯です。

 トロリと甘いです。

 塩辛にする予定はなかったので、墨は処理してもらいました。
 スルリと皮がむけました。新鮮な証拠です。自分でおろしました。

 最近は、「さかなや」に寄ることが多くなりました。こちらの方が、ピンからキリまで魚の種類が豊富に感じられます。セレクトする楽しみがあります。

 さかなや 水嶋鮮魚店
 0773-75-1346
 舞鶴市引土104

京都・四条烏丸 「ごはん処 矢尾定」で一杯

 昔からの友だちと、久しぶりに会って安否を確認し合いました。京都・四条烏丸のビアホールで飲んで、もうちょっと行くか?
 2軒目は、金曜なのに空いてそうと新町四条を下がった「ごはん処 矢尾定」にしました。もちろん、ご飯が食べたかったわけではりません。
 「八寸と焚き合わせ」をつまみました。やはり和食は、胃の腑に心地よいです。 

 薄味ですが、どれも安心して食べられる上等のアテでした。

 鹿児島の芋焼酎の水割りです。クセなく飲みやすいです。

 夜は一杯飲み屋かと思ってました。閉まるまで定食中心の「ごはん処」でした。若い女性が数組、夕食を食べていました。

 矢尾定は明治42年の創業という京料理の仕出し屋です。

 ごはん処 矢尾定
 050-5570-5626
 京都市下京区新町綾小路上ル四条町361

 カフェのコーヒーで締めました。

コロナ以来の大集合 「どたぐつ」の仲間と

 8個のグラスが並んで乾杯しました。コロナ以来、久しぶりの大集合でした。
 大学時代の山登り同好会「どたぐつ」の仲間たちです。遠来の山口から、そして東京からと集まってくれました。

 おいしいイタリアンです。
 バーニャカウダにピザ、パスタ・・・。いろいろあってもう満腹です。
 ワインも飲み放題でいただきました。

 1回生当時の集合写真です。この人、誰だっけと、記憶の彼方をしぼり出しました。
 思いだせなかった人、ゴメンなさい。

 大阪・福島のイタリアンです。

 ビッレリア&ピッツェリア ルーチェ(LUCE)
 06-6345-7477
 大阪市福島区福島7-1 OK2番街