時代にのったブランド-一澤帆布

一澤帆布のロゴ

 「一澤帆布製」。このなんの変哲もないタグが、時代にのったブランドになってしまいました。「LV」や「CE」の向こうを張る「京都・知恩院前」製として。

一澤の行列

 いくら3連休の真ん中とはいえ、入場制限とは信じられない事態です。常時、30人ほどが列を作っています。タクシーで乗り付けてくる観光客までいて、その長さは変わりません。そろいもそろって「よーじや」(あぶらとり紙や化粧品などの小物店)の紙袋を提げて。
 変わることよりも、変わらぬことを選んだモノ作り。
 これがキャッチコピーです。確かに「ここでしか売っていない」という一店舗販売の戦略は、京都という地にあってあたっているようです。なんせ、春秋、シーズンになると、雑誌はこぞって「京都モノ」を特集し、必ずのように紹介されるのですから。

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 まるでバーゲンの会場です。みんなが必死に商品を漁っています。
 それにしてもカラフルです。かつては、帆布の白色か生成り、せいぜい茶色か黒くらいだったのに。京大山岳部ご用達だったキスリングは姿を消し、「牛乳袋ならそこにありますよ」という店員の指さす先には、かっこよい袋が。かつての頑丈だけがとりえだった商品は姿を消しています。すっかりOLさま、ご用達に変身したようです。

一澤のバッグ

 購入したバッグです。
 なんだ、かんだいってもわが家の一澤帆布製は、これで何個目なのでしょう?

時代を超越した商店街

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 京都・東山のとある商店街に迷いこみました。これが、たいへん楽しい商店街で、ついついシャッターを切る連続でした。おかげで一挙12枚同時公開です。
 最初は「西日の当たる商店」です。商品が日焼けしないように布がかぶせてあります。それはいいんですが、いったい何を売っているんでしょうか。わかりませ~ん。
 どんな店があるのかと、期待の胸を膨らませてくれるに十分な商店街入り口の金物屋です。 

きな粉

 健康志向ははよくわかります。「きな粉ミルク」はどんなものなのか、どんな味がするのか、こちらもよくわかりません。

クリスマスも

 盆も正月も…、いや母の日のカーネーションもクリスマス・ツリーも飾ったままです。時計がいつのころからか止まったままのショーウインドーです。

靴屋

 「バレーシューズ有□」(□=ます、には斜線がいります。PCではだせませんので)って、買いにくる人があるってことなんでしょうね。きっと。
 ついでながら、わが社の用語集ではバレーは運動種目、バレイは舞踏です。どっちなんでしょう。

奉仕品

 本日の奉仕品です。商品は確かです。なにせ京都のワコール製です。
 4500円のパジャマが安いのかどうかは、わたしにはわかりません。

中国産も

 「ブランド京野菜」に認証されている万願寺とうがらしです。舞鶴市万願寺近辺で栽培されている人気のとうがらしは、「京の伝統野菜に準じる野菜」にも指定されています。
 それと並んでいる「見切品」のにんじんは中国産で、とりあえず日中友好の構図です。

韓国産も

 もちろん、お隣の韓国とも仲良くしましょう。「いま、韓国で一番売れているタバコ」だそうです。
 「冬のソナタ」の、よくタバコを吸っていたふられる方の男性も、これだったのでしょうか。

便秘十訓

 便秘のかたは熟読してください。「横着」に読み飛ばしたらいけませんよ。 

ねずみとり

 この商店街にはなんでもあります。きっと、ネズミだって屋根裏を駆け回っているのでしょう。

菓子

 すばらしい色をしています。写真では、あの色を再現できません。いまどき、あれほどきれいな(赤色○号だかの合成着色料を使った)色をした食品にはあまりお目にかかりません。

掲示板

 「むつきにも 手を合わせる おとしより」
 わざわざ「むつき」のところに赤線をひいて「おむつ」と解説がはいっています。ご親切なことで、ありがとうございます。

テイクアウト・カレー

 テイクアウトばやりです。なんでも持ち帰りできる時代です。それにしてもカレーのテイクアウトは初めてです。ここだけは、時代を前方に超越しているんでしょうか。