スイス-オーストリア-ドイツ

Bregenz1

 St.Gallen(ザンクト・ガレン=スイス)からBregenz(ブレゲンツ=オーストリア)に到着しました。この日、午前中に行われたBregenz Festspiel(ブレゲンツ音楽祭)のオーケストラ・プログラムに出演した団員が、わたしたちの乗ってきたECに乗り込みます。

Bregenz2

 ECが出発します。次の駅はLindou(リンダウ=ドイツ)です。

Bregenz3

 遵ムBB(オーストリア国鉄)の車両が並んでます。
 インスブルックまで約2時間、ウィーンまでは8時間もかかります。

国境の町、St.Margrethen

国境の町1

 St.Margarethen(ザンクト・マルガレーテン)はスイスに東北の隅にあります。ここから5分ほどでオーストリアとの国境です。ここから東の鉄道は遵ムBB(オーストリア国鉄)が運行します。
 「国境の町」です。でもそんな雰囲気はまるでしない、ただの田舎町です。

国境の町2

 St.Gallennからは、やってきた普通列車に飛び乗りました。雨が降ってきました。

国境の町3

国境の町4

 中間集中動力、低床の4車体GTW電車です。 

国境の町5

 何もないホームです。ひょとしたらパスポートコントロールでもあるかと思ってましたが、まるでなにもありません。

国境の町6

 すぐ近くのボーデン湖には、湖岸にサイクリングコースがあるようです。向かいのホームに、リカンベンという、ペダルの位置がちょっと変わった自転車がいます。

きっぷ

 St.Margarethen-Bregenz(ブレゲンツ)間は、国境を越えたというのに、往復とも車内検札すらありませんでした。
 きれいなままのきっぷです。どういうわけか、左上には「DB(Deutche Bahn=ドイツ国鉄)」のロゴが入ってます。

国境の町7

 Z醇вich(チューリッヒ)発、 M醇・chen(ミュンヘン)行きの国際特急「EC(EuroCity)」がやってきました。次の停車駅がBregenzです。

チューリッヒから「ICN」に乗り込む

中央駅1

 Z醇вich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)は、国際列車の終始発駅です。ウィーン、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアといろんな国からの列車がやってきます。

中央駅2

 わたしが乗るのは9:10発のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)行きのICN(Intercity-Neigez醇・e=特急)です。

中央駅3

 10番線から出発します。同じホームでもセクターA、Bとおおまかな停車場所が表示されています。「2等+2等+1等+1等+食堂車+2等」の編成であることがわかります。

中央駅4

 ICNは7両固定編成で、スイスでは珍しい電車列車です。

中央駅6

 日本では珍しくなった食堂車です。

中央駅5

 1等車は、3列座席ですので広々としています。おまけに乗客は多くありません。

チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった

チューリッヒ駅1

 Z醇вich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)です。正面には、スイス鉄道の父ともいうべきエッシャーの像が立っています。
 予定では、チューリッヒ空港駅から、そのまま最初の目的地、北東部のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)に向かうつもりでした。今回の旅では、「スイス・セーバー・フレキシー・パス」というチケットを買いました。使用の最初に「ヴァリデート」という証明が必要です。空港駅の窓口で行いましたが、あっけないほど簡単でした。行き先も聞かれたので、どうしてかなと不思議に思いながら「St.Gallen」と答えると、そこまでのタイムテーブルをプリントアウトして渡してくれました。親切です。
 で、時間ができたので、中央駅までやってきました。

チューリッヒ駅2

 中央駅の側面です。でもこちらの方が、線路の行き止まり側になります。ヨーロッパの駅は、多くがターミナル、まさに終点になっています。

チューリッヒ駅3

 駅前には路面電車が発着します。

チューリッヒ駅4

 低床式の新型車もやってきます。

チューリッヒ駅5

 駅から南に延びるBahnhofstra遵me(バーンホフ通り)です。路面電車の軌道式にクルマは入ってきません。緑がいっぱいの静かな通りに、真っ赤なスイス国旗が翻ります。

Golden Pass Line の車窓から

GPL1

 Golden Pass Line の最後の区間 Zweisimmen(ツヴァイジンメン)-MOntreux(モントルー)間は、MOBがパノラマ車両で運行しています。

GPL2

 見晴らし抜群の、先頭のVIP席を確保しました。右側に写っているのが同行者で、私の席はその横です。

GPL3

 単線区間です。Zweisimmen 行きのGPLとすれ違います。こちらの先頭車はカーブを描いていて格好がいいです。でも車窓の風景は同じはずです。

GPL4

 スイスの原風景のような田舎の町を牧場を縫って、列車は走ります。

GPL5

 2時間も旅はあっという間で、終着のMontreux が近づきました。レマン湖にむかって、ターンを繰り返して下っていきます。

「鉄ちゃん 垂涎」の鉄道王国

鉄道1

 Lauterbrunnen(ラウターブリュンネン)でStaubbach-hall(シュタウプバッハの滝)を見物しました。駅に戻る途中でふり返ると、Wengen(ヴェンゲン)行きの登山電車が出発していきました。

鉄道2

 登山電車はアプト式で、中央に歯車のレールがあり、これに車体をひっかけて、急坂を登っていきます。
 写真はGrindelwald(グリンデルワルト)の終点です。

驚がくのブレゲンツ音楽祭

ぶれげんつ1

 「スイス2007夏」のメーン、ブレゲンツ音楽祭を楽しみました。
 プッチーニの歌劇「トスカ」が演じられる部隊です。ネットでは、何度も見てましたが、やっとその現物と対面しました。
 驚きと感動の連続でした。ゾクゾクとするような2時間でした。

ぶれげんつ2

 ボーデン湖上に浮かぶ舞台です。午後9時から始まります。写真はその直前です。天気はもちました。でも寒かったです。女房は、フリースに山用のレイウンウエア上下を着て見てました。

Golden Pass Line

GPL

 「レマン湖畔のモントルーからツヴァイジンメン、インターラーケンを経由して古都ルツェルンを結ぶ237キロ。森、湖、山、緑の牧草地など、スイスの田園風景が次々に現れる」(「まっぷる スイス」より)
 氷河特急、ベルニナ特急などとともにスイスでもっとも人気のあるゴールデン・パスです。
 このうち、モントルー-ツヴァイジンメン間を走るパノラマカーは、中央にELをはさんだ7両編成(プッシュ・プル運転)です。先頭車は、上部に運転席(制御室)があり、車両の先頭部8席は「運転席さながらの風景を楽しむことができる」というVIPシートになっています。
 

チケット

 わたしの予約したチケットです。
 中央は「スイス・セーバー・フレキシー・パス」です。期間中に指定した4日間は、スイス国鉄(SBB CFF FSS=ご丁寧に、前からドイツ語、フランス語、イタリア語で国鉄の略です)や私鉄が乗り放題になるパスです。
 手前が、ゴールデン・パスの指定席券です。「11号車の85、87」というのがおわかりでしょうか。それが、どんなシートかは、こちらをクリックしてください。
 なんと、一番前です。 

GPL2

 この写真(どちらもMOBのHPより)は、レマン湖畔のモントルー(ジャズ・フェスティバルで有名)から、ブドウ畑の急坂を上ってくるパノラマカーです。
 わたしは、コースは逆になります。こんな光景の中をレマン湖に向かって下っていくのです。今から楽しみです。

ブレゲンツとルツェルン

ブレゲンツ音楽祭

 「ブレゲンツ音楽祭」(Bregenzer Festspiele)です。オーストリアに西の端、スイス、ドイツと接するボーデン湖(Boden see)岸の町、ブレゲンツで毎夏、行われる音楽祭です。湖上に作った舞台で、今夏はプッチーニの歌劇「トスカ」が演じられています。(写真は公式HPより)

ルツェルン

 3年前の夏、念願かなって「ザルツブルク音楽祭」でウィーン・フィルハーモニーを楽しみました。勢いづいた翌年は、「プラハの春 音楽祭」でバッハのヨハネ受難曲に感動しました。昨年は、何度もチャレンジしながら手にはいらなかった「サイトウ・キネン・フェスティバル in 松本」のチケットをゲット。小沢征爾と内田光子に酔いました。
 で、今年です。春から行動を開始しました。ターゲットはスイスの「ルツェルン音楽祭」でした。まだスイスにいけるかどうかもわかりませんでしたが、ネット予約が始まってしまいました。ままよ! と、2席予約をいれると、「受け付けました」との返事。一気に、その気になって、過去2回、世話になったWEB利用の個人旅行代理業者に航空券やホテルを頼みました。
 ところが、1カ月ほどして問い合わせたら、「オーバーブッキングでチケットはありません」との返事。これまでもネット予約で何度もチケットを確保してきましたが、これほど不親切な音楽祭はありません(怒りを込めて、声を大にしておきます)。
 そんな音楽祭も、商売には熱心なようで、名簿に登録されていたのでしょう。冬の「ピアノ・フェスティバル」の案内をきょう、送ってきました。
 

ブレゲンツ・チケット

 「ブレゲンツ音楽祭」のチケットです。幸い、ルツェルン音楽祭で予定していた同じ日が、ブレゲンツの最終日でした。スイスのチューリッヒから国境を越えますが、国鉄で1時間半ほどのところにあります。
 チケットの日付は19日(日)です。
 というわけで、来週は夏休みをとって、スイスへ旅立ちます。

ブレゲンツ2

 「スイス 2007 夏」というカテゴリーを作りました。土曜日には出発です。そして、向こうでも「きょうの昼食」を更新できればと思っています。

青春18きっぷの旅 讃岐うどんを食べに高松へ

青春18きっぷ

 JRの「青春18きっぷ」。11,500円で5回、あるいは5人が当日限り、乗り放題の人気のチケット。ただし乗れるのは普通のみ。左の3枚に詳しい使い方が書かれている。

青春18切符2

 初回の使用は21日。JR山崎駅の改札口で「1回」の欄に改札印を押してもらう。
 この段階で払い戻しはできなくなる。最後まで使い切るしかない。

瀬戸大橋

 普通、快速と乗り継いで瀬戸大橋を渡ります。目指すは四国・高松です。

マリンラーナー

 高松駅に停車する2両のマリンライナーです。高松側の先頭車両だけはダブルデッカーで、グリーン車です。
 旅の詳細はHP版をご覧ください。