京都・雲ケ畑 足谷の「ベニバナヤマシャクヤク観察会」を楽しむ

 京都北山の雲ケ畑・足谷でベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が花開くシーズンです。保護活動をしておられる「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の観察会に参加しました。
 ピンポン球ほどの大きさの真っ白い花がいっぱい咲いていました。ベニバナと冠していますが、ここで咲くのはすべて白色です。
 今年は寒くて開花が遅れたそうです。残念ながらパカリと開いた花とは出会えませんでしたが、わずかに口をあけた隙間から赤や黄色のしべがのぞく姿にも恥じらいの風情がありました。

 ヤマシャクヤクの変異種でボタン科の種子植物です。スーッと高さが40~50cmにも延びる茎の先に1つの花が咲きます。

 花弁の1枚が開きかけています。

 京都府のレッドデータブックの絶滅危惧種です。

 凛としています。花言葉のひとつが「高潔」なのが納得です。

 開いているのは3~4日ほどだそうです。ドンピシャのタイミングでやってきたかったです。

 たくさん咲いていますが、どれもまだ開いていませんでした。

 こちらはまだ堅い蕾です。

 開花期が1カ月ほど早いヤマシャクヤクは、とっくに花が散り、雌しべが膨らんでいました。

 4年前に同じ場所で撮影しました。こんなのと再会したかったのです。

 京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

 【2025/05/31 09:37】
 保護地の入り口にある足谷小屋に集合しました。わたしは車でやってきました。
 観察会の募集定員は60人で、予約で一杯だったそうです。

 グループごとに植物に詳しい保護会員の説明を聞きながら林道を登りました。

 キブネダイオウは京都府内で確認されたのはここが3カ所目の絶滅危惧種です。

 小さな花が咲いています。

 ウリノキです。こんな花は、独りで歩いていると見過ごしてしまいます。

 ツルアジサイが白い花を咲かせています。

 ウツギも満開です。

 イワナシが小さな実をつけています。食べると美味しいそうです。

 エゴノキも白花をいっぱいにぶら下げています。
 他にもシダからコケまで初めて聞くようないろんな植物を教えていただきました。

 ゆっくりと歩いて1時間半ほどベニバナヤマシャクヤクが咲く辺りまでやってきました。

 撮影+昼食タイムとなりました。
 わたしは途中のコンビニで買てきた弁当でした。

 あたりにはクリンソウが咲いていました。

 盛りは過ぎて、高く伸びた茎の先端の輪っかになっていました。

 帰りのゲートでは地元物産が売られていました。わたしは桜のハチミツをみやげにしました。

 雲ケ畑・足谷 人と自然の会

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