ポンポン山・竃ヶ谷 オオキツネノカミソリとイワタバコ

 ポンポン山の北の谷、竃ヶ谷に今年もオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)がオレンジ色の大きな花をいっぱいに咲かせていました。朝日のスポットライトを浴びて光っています。
 猛暑の夏です。竃ヶ谷に入ると少しは涼しかったとはいえ、オオキツネノカミソリの群落を前にカメラを構えていると、ポタポタと汗がしたたり落ちました。

 黄金に輝いています。

 ポンポン山西麓の不動谷にも行ってみました。
 岩場の斜面にイワタバコ(岩煙草)が咲いていました。

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「本日のおもてなし」と旅の思い出

 義母が暮らすわが家近くの高齢者施設の「夏祭り」でした(21日)。奥さまのピアノ伴奏で友だちのソプラノさんの歌声を楽しんでいただきました。
 打ち上げにわが家に招いて、わたしのサンティアゴ巡礼の思い出が詰まった手料理を食べていただきました。
 大阪の梅雨が明けた暑い1日でした。まずはサングリアで乾いたノドを潤いました。 

 サングリアは、前夜にスペイン産の赤ワインにキウイ、リンゴ、オレンジ、ブルーベリーをシナモン、ハチミツなどと漬け込んで、よく冷やしておきました。
 口当たりの良い、ちょっと甘くて飲みやすい仕上がりでした。あっという間にデキャンターが空になりました。

 サンティアゴ巡礼の1回目は、初めての海外ひとり旅でした。その最初の夕飯で飲んだのがサングリアでした。
 マドリードの繁華街、デル・ソルから路地に入ったバルでした。
 Paso a paso マドリード 「Cafe de Levante」 サングリアで乾杯

 ちょっと遊んで「本日のおもてなし」とメニューまでつくりました。
 前菜の「冷製トマト」です。ミニトマトを湯むきして、オリーブオイルとビネガー、ハチミツ、コショウに漬けておきました。

 「プルポ・ア・フェイラ」です。スペイン・ガリシア州の名物料理です。
 茹でタコを買ってきて一度は冷凍。熱湯で10分ほど茹で、そのまま冷しました。
 ハサミで切って、オリーブオイル、パプリカを振りかけています。皿もそれらしく木製です。

 タコブツのようなシコシコ感が残っています。ホンモノはもう少しグニャリとしていたはずです。

 プルポといえば、ココです。
 サンティアゴ巡礼・フランス人の道の終盤に通過したメリデです。これを楽しみに歩いてました。
 これがホンモノ・プルポ

 お次は「ピメントス・デ・万願寺」です。ところが撮影を忘れていました。ひとりで料理し、食べて、話してと忙しかったです。
 ピメントス・デ・パドロン(パドロン地方のトウガラシ)がホントですが、そんなトウガラシは手に入らないので、万願寺で代用しまいた。
 ホンモノは、サンティアゴ大聖堂の近くのバルでつまみました。
 わが愛しの A Taberna do Bispo

 大小2つのスキレットを使って料理は続きます。
 「ブロッコリー アンチョビ炒め」です。簡単料理ながら、味は保証できます。
 茹でたブロッコリーを、オリーブオイルでニンニクと炒めただけです。手製のアンチョビの塩味が決め手です。

 わたしが調理しているところを撮影されてました。

 「バカリャウ・ア・ブラース」ができ上がりました。
 バカリャウ(干し鱈)は手に入らないので、生タラで代用です。午前中にジャガイモを薄切りして揚げ、ポテトチップスにしておきました。薄切りタマネギをニンニクと炒め、ほぐした生タラ、ポテトチップス、溶き卵を順に加えただけです。
 オリーブの塩味がいい塩梅でした。

 昨年の巡礼の最後に訪れたリスボンのテラスです。バカリャウと書かれたメニューを指さして、出てきたのがこの料理でした。スペインではトルティーヤを食べていますが、それのバカリャウ入り柔らか版といったところでしょうか。家庭料理のようです。
 念願叶ったバカリャウ・ア・ブラース

 バケットに、フランス土産でいただいた「オマール海老のパテ」をつけていただきました。

 最後は「冷製パスタ」でした。
 カッペリーニという太さ0.9mmの細いパスタを使いました。あらかじめ冷やしておいたトマトソースを載せて、バジルを飾っただけです。
 そのカッペリーニは、近くのスーパーなどには売ってませんでした。阪急・高槻店でやっと見つけました。

 満足していただいたコースでした。
 この後、デザートにフルーツゼリーをいただきましたが、もう撮影のことはすっかり忘れていました。

朝日のあたる 水無瀬神宮

 早朝の水無瀬神宮まで散歩しました。
 『招福の風』と題して、たくさんの風鈴や風車が飾られています。朝日を浴びて輝いていました。

 風鈴の音は元々お祓いで使われていました。
 風に乗ってやってくる災いを祓い健康と幸福を運ぶ音色です。
 風鈴の間を通り抜け本殿にお参りしてください。
   ~水無瀬神宮のホームページより

 「全国名水百選」に選ばれている「離宮の水」を求めて、大きなポリタンクをもった人々が並んでいます。

 名水百選の認定書がかかります。

 手水鉢には鬼灯(ほおずき)と浮き玉が浮かんでいます。

 ユリ大きな花弁も混じっています。

 水無瀬神宮
 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24
 075-961-0078

 帰り道です。散った花が路面を白くしていました。見上げるとエンジュ(槐)でしょうか。

 イチジク(無花果)がたわわに成ってます。後ろは、この辺りでわずかに残っている水田です。

梅雨明けの水無瀬の花、カメラ散歩

 きょうにも梅雨明けするのでしょう(追記=きょうも見送られました)。朝から暑い中、修理から帰ってきたコンデジ、LUMIX LX100Ⅱを片手に水無瀬の辺りを散歩しました。
 ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙=クロコスミア)が、鮮やかな朱色の花を咲かせていました。

 さすがに暑いのか、花は下向き加減です。
 名前からして在来種かと思ったら、明治の中ごろに渡ってきた外来種でした。先祖は英国で栽培用に交配されました。

 雑草が生い茂る休耕田の道端に咲いていました。

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京都・二条城パガニーニ  String Trioを楽しむ

 京都・二条城のすぐ西隣にある二条城パガニーニで、スォーノ・リッコ・アンサンブル京都の「String Trio」を楽しみました。
 ヴァイオリン2人とヴィオラという珍しいトリオです。ドボルザークの三重奏曲など、初めて聴くプログラムでした。
 キラリと輝くヴァイオリンと芯のあるヴァイオリン、わが道をいくヴィオラと3人3様の音色が最前列のわたしの目の前で繰り出されました。

 奥さまの友だちのリッコさんのヴァイオリンの教え子ばかりです。
 左端のちかちゃんとは、昨年12月にウィーンで会いました。シュテファン大聖堂でモーツァルトのレクイエムを演奏するのを聞き、一緒に食事をして、カフェでは指揮をしていた反田恭平くんとも遭遇しました。
 9月には、ウィーン放送交響楽団のメンバーとしてまた戻ってきます。聴きに行かなくてはなりません。

 ホールの壁に気になる絵が飾られていました。
 近づくとRaoul Dufy(ラウル・デュフィ)のものでした。
 19世紀末から20世紀前半のフランスの画家で、「色彩の魔術師」と呼ばれました。

 こちらはオーケストラです。

 すべてデュフィでした。

 2階がホールです。赤いカーテンが降ろされていますが、開くと二条城がピアノのバックになるそうです。

 二条城パガニーニ
 京都市中京区西ノ京式部町50-2

 二条城の西南隅櫓の目の前です。

暑い日の 冷し茶漬け

 きょうの大阪の梅雨明けは持ち越しとなりました。それでもからりと晴れ上がり、朝から暑いです。
 昼飯は、冷たくさらりといただきました。冷し茶漬けです。
 炊き立てのご飯を水洗い。フグのお茶漬けの素をふりかけ、白出汁で味付けした冷水を注ぎました。 

 これは口当たりよくいただけます。

 目玉焼きと野菜、ちょっと塩辛いサケで変化をつけました。
 ブログのカテゴリーは「自分でつくる」となってますが、自分でしたことはかけ汁をつくったことくらいです。

 いただきもののお茶漬けの素です。たくさんあります。この夏のマイブームの予感です。

自分でつくる うにバターのパスタ

 まだ残っているKALDIのうにバターでパスタにしました。
 ベーコン、タマネギ入りのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの最後にうにバターを和えただけです。ねっとりとウニの香りもして、いいお味です。

 ワンパンもいいですが、きょうはフツーにつくりました。この方が慣れているので、塩加減も万全です。

 ベランダのプランターからバジルを摘まんできました。すでに花が咲いていて、もうおしまいです。

 昼前に待っていた料金着払いの宅配便が届きました。LUMIX(Panasonicのカメラ・ブランド)の修理センターからでした。

 愛用機のコンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)、LUMIXのLX100MK2です。
 山にもっていくなどハードな使用のおかげで、レンズがうまく作動しなくなっていました。同じ機種の買い替えも検討しましたが、すでに製造中止となっています。ヤフオクなどに登場するものは、10万円を軽くオーバーする価格で取引されています。とても手が出ません。
 修理費で中級コンデジが買えるほどでしたが、LX100MK2が戻ってきてくれてほっとしました。さっそく慣れたカメラでパスタを撮影しました。

石清水八幡宮 余滴ためたる花々

 雨の合間の石清水八幡宮を散歩しました。
 一の鳥居をくぐった右手の放生池にはスイレン(睡蓮)がいくつも開いていました。

 ヤブミョウガ(藪茗荷)は、可憐な花を咲かせています。

 ウバユリ(姥百合)がすっきりと花を延ばしていました。

 ギボウシ(擬宝珠)が雨上がりの余滴をためています。

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マンゴーの花咲カット、オリーブの花形パンでモーニング

 いただきもののマンゴーが、冷蔵庫で完熟していました。
 「花咲カット」に挑戦しました。それには失敗しましたが、お味はサイコー。甘い果汁が口いっぱいに広がりました。

 カミーノ友だちが、おいしいマンゴーを食べに台湾を旅しておられました。わたしも行ってみたくなりました。

 台湾産のマンゴーです。自分でナイフを入れるのは初めてでした。
 ネットで調べて花咲カットなるものを知りました。

 緊張しながらナイフを入れました。でも、ここで間違っていました。
 マンゴーは正確な円錐ではなく、ちょっと扁平しています。刃を入れる角度を誤まりました。
 種にぶつかってしまいました。
 90度、角度を変えて切り直しました。おかげで3枚おろしのようにはなりませんでした。
 さいの目に切込みを入れて、それらしく修正しました。
 お味に変わりはありません。

 「オリーブの花形パン」は昨日、京都・荒神口の「ボン・ボランテ」で買ってきました。
 塩漬けオリーブの塩分が素敵な柔らかいパンです。

 花弁のように丸いパンが円形につながっています。

 店に入ると、小麦のよい匂いがプーンと広がっています。すぐ横にある大きな窯で手焼きしています。

 外部からは、積み上げられた薪がのぞきます。

 女性のパン職人が独りで焼いておられます。脱サラして「ドンク」で修業、独立されたそうです。

 ボン・ボランテ(bonne volonte)
 075-213-7555
 京都市上京区河原町通荒神口下ル上生洲町229-1

京都・荒神口 「旬菜 あだち」のはもと野菜の天婦羅

 1年ほど前にも同じ「はもと野菜の天婦羅」を食べています。3カ月に1回の定期検査を受けた京都府立医大近くの「旬菜 あだち」です。
 サクッと揚がった熱々です。ハモは5切れも盛られています。
 鉾町では鉾立が始まりました。祇園祭は「鱧祭」とも呼ばれ、京都の夏にハモは欠かせません。

 天出汁はなく、塩でいただきます。淡白なハモには、こちらが似合います。

 冬瓜も程よい味付けです。

 これで1200円は大満足です。
 昨年のブログを見ていると、なんと1300円でした。はも6切れと書いてますが、それにしてもこのご時世に100円ダウンは驚きです。

 京風のうなぎの寝床をリニューアルしています。長いカウンターの向こうにテーブル席もあります。

 旬菜 あだち
 075-256-0011
 京都市上京区上生洲町247