京都北山の雲ケ畑・足谷でベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が花開くシーズンです。保護活動をしておられる「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の観察会に参加しました。
ピンポン球ほどの大きさの真っ白い花がいっぱい咲いていました。ベニバナと冠していますが、ここで咲くのはすべて白色です。
今年は寒くて開花が遅れたそうです。残念ながらパカリと開いた花とは出会えませんでしたが、わずかに口をあけた隙間から赤や黄色のしべがのぞく姿にも恥じらいの風情がありました。
ヤマシャクヤクの変異種でボタン科の種子植物です。スーッと高さが40~50cmにも延びる茎の先に1つの花が咲きます。
花弁の1枚が開きかけています。
京都府のレッドデータブックの絶滅危惧種です。
凛としています。花言葉のひとつが「高潔」なのが納得です。
開いているのは3~4日ほどだそうです。ドンピシャのタイミングでやってきたかったです。
たくさん咲いていますが、どれもまだ開いていませんでした。
こちらはまだ堅い蕾です。
開花期が1カ月ほど早いヤマシャクヤクは、とっくに花が散り、雌しべが膨らんでいました。
4年前に同じ場所で撮影しました。こんなのと再会したかったのです。