栄光の岩壁 マッターホルンの朝焼け

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 Alpengluehend/アルペングリューエン=日の出前や日没後に高山が紅色や黄金色に輝く現象。
 ツェルマットで2泊したHotel Parnass/ホテル・パルナスのベランダからの眺めたマッターホルンです。真っ赤に染まりました。あまりの清らかさに、ことばが出てきませんでした。ただ見つめるばかりでした。

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 午前6時27分
 空は白んできました。そろそろ日の出の時間です。それなのに、マッターホルンの頂上が赤くなる気配はありません。前日もきれいな朝焼けにはなりませんでした。

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 6時43分
 きょうもダメなのかと部屋で荷造りを始めました。しばらくして顔を上げると窓の向こうの山頂が、「あっ、赤くなってる」。あわててベランダに戻りました。

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 6時46分
 さらに下まで赤くなってきました。

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 6時51分
 赤い部分が広がります。

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 7時00分
 下部まで明るくなりました。

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 すっかり夜が明けました。
 「栄光の岩壁」は新田次郎の小説のタイトルです。日本人としてマッターホルンを初登頂した芳野満彦氏がモデルになっています。
 こんな岩壁を登ったのかと、ただただ畏敬の念を抱くだけです。

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 午前7時半です。ホテルの下の道では通学ラッシュが始まりました。ツェルマットにこれほどたくさんの子供が住んでいたのかと思うほど、次から次へと子供たちが学校に向かいます。

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 「栄光の岩壁 上・下」(新田次郎、新潮社)をもう一度、読みたくなりました。さっそく、帰宅途中の書店で買ってきました。

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ツェルマット点描

【8月27日】

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 アルペンホルンが響きます。アルプスといえば、やはりコレです。
 Zermatt/ツェルマットの表通りです。おじさん2人が、長いホルンを担いで移動しては、吹き鳴らしてました。

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 駅前ででh、馬がのんびりと客を待ちます。ツェルマットの町は、ガソリン車の通行は禁止されてます。高級ホテルの送迎は、馬車です。

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 次のランクのホテルは、自家用電気自動車でお迎えです。
 わたしの泊まったホテルにも送迎車はありました。ツェルマットに着くと、携帯から電話しましたがうまくつながりませんでした。スーツケースをゴロゴロと引っ張って行ける距離でよかったです。

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 タクシーも当然、電気自動車です。1台1000万円ほどするそうです。ガソリン車よりよほど高価です。そうまでしてきれいな空気を大事にする姿勢には、感心します。

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 氷河の水が流れる川です。白く濁ってます。

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 みやげ店に、鉄道模型が飾られてました。欲しい!!

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 夕刻のレストランの屋根です。煙突から白い煙が吐き出されています。この煙突も現役です。

 化石燃料を拒否していることを売り物に、観光客を集めるツェルマットの町です。

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