ポンポン山 福寿草に逢いに行く 2025

 やっと暖かな日和がやってくるという天気予報でした。春を告げる花、スプリング・エフェメラルを代表する福寿草(フクジュソウ)に逢いにポンポン山に登りました。例年より1カ月ほど遅いです。
 咲いていました。今シーズン前にイノシシに荒らされて激減したというレポートもあって気がかりでした。それもシーズン終盤に回復したかのように見事に咲き誇ってました。
 暖かな日差しをパラボラアンテナのように開けた花弁で集め、その熱で虫を誘引しています。乱舞する蕊(しべ)が光っていました。

 春の花は黄色が多いです。
 ヤマシロネコノメ(山城猫の目)が小さな花をいっぱいにつけていました。


 「福寿(幸福と長寿)の草」というおめでたいネーミングです。

 大きな花は5センチほどにもなっています。背丈は低いので、マクロ(接写)レンズをつけたカメラを地上すれすれの高さに構えて撮影しています。

 画像だけは、まだまだ続きます。

 ヤマシロネコノメは京都府のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されています。

 ネコの目のようなかわいい蕊を延ばしています。

 直径5ミリにも満たないような小さな花の集合です。

 地面が黄色く見えるほどです。

こちらはヤマネコノメソウ(山猫の目草)です。

 【2025/03/10 10:19】
 ポンポン山の東北山麓にある大原野森林公園森の案内所の駐車場(無料)に車を置かせていただきました。
 平日だというのに、すでにたくさんの車が並んでいました。

 数日前のレポートでは、この橋は凍り付いていました。きょうはそんな心配はありません。

 出灰(いずりは)川を渡って竃ヶ谷(かまがたに)に入る渡渉地点にコンクリートブロックが並べられていました。これで水量が多い日でも安心して渡ることができます。ハイカーが多くなって、竃ヶ谷が荒れないかと心配ではあります。

 きょうはポンポン山の山頂に通じる西尾根から登りました。

 出灰に下る(通常止)分岐までやってきました。

 やかんがぶら下げられていました。クマ除けに鳴らせということでしょうか。

 いくつかのコブを越えて行きます。

 1時間ほどで福寿草の保護地のある谷までやってきました。森の案内所から2㌔ほどでした。

 保護地は2月からオープンしていました。間もなく終了となります。

 谷を下ると保護員のテントが見えてきます。ここで入山届を書きました。

 明るい谷の保護地です。昔は谷が黄色く色づくほどの福寿草が咲いたそうです。

 ポンポン山の頂上には行かず、保護地から竃ヶ谷に下りました。
 シーズンになるとこの斜面はニリンソウ、イチリンソウ、ヤマブキソウで埋め尽くされます。まだ芽は出ていません。

 こちらは夏になるとオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)がオレンジ色の花を咲かせるポイントです。新芽が出ています。

 森の案内所まで戻ってきて、日当たりのよいデッキで昼飯にしました。
 途中のスーパーで買ってきた弁当とみそ汁です。ちょっと軽めでしたが、おいしくいただきました。

 明太と高菜の辛さがグッドでした。

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