ベルリン大聖堂 結婚式に「列席」

【2014/09/20=ベルリン】

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ベルリン最後の1日は、朝からあいにくの小雨です。シュプレー川の遊覧はあきらめて、ペルガモン博物館にその名の由来となった「ペルガモンの大祭壇」でも行くかと出かけました。
その前にひときわ目を引くドームが印象的なベルリン大聖堂の入っていみると、結婚式が行われるところでした。どこのどなたかは存じませんが、式の開始からの一部始終を見せていただきました。

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2階バルコニーから見た広い大聖堂です。

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正装した参列者が三々五々、集まってきます。きれいなドレス姿の女性が何人もいて、誰が新婦だろう? 集団結婚式? なんていっていると、背後のドアが開き、神父に導かれて新郎新婦が入場してきました。

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サイドの大きなパイプオルガンが、メンデルスゾーンの結婚行進曲を奏でます。このオルガンを聞くだけで、待っていたかいがありました。
式が進むと、バッハのG線上のアリアも流れ出しました。降り注ぐ天の調べです。

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黄金に輝く祭壇です。

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神父のことばが続きます。

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セレモニーが終わりました。

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大聖堂の前には、バカでかいリムジンが止まっていました。
式を終えたカップルは、前の公園で記念撮影をしてました。

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ベルリン・フィル ブラームスで大爆発

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ベルリン・フィルハーモニーです。ブラームスの交響曲2番が終わったところです。
最終楽章の最後の一音に向けて、徐々に徐々に緊張が高まっていきます。そして。一糸乱れぬ大爆発でした。金管が弾けてその風圧に圧倒される中に身を置きました。
再び、ベルリンにやって来たよかった夜でした。サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィル、しかもコンマスは樫本大進という最高の組み合わせでした。

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拍手鳴り止まず、オケの去ったステージに呼び戻されたラトルです。

「もう一度、ベルリン・フィルが聴きたい」と計画した今回の旅も、ほぼ終わりです。あすは、帰国の途につきます。

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ヤンソンス、コンセルトヘボウに驚愕

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アムステルダムのコンセルトヘボウです。
マリス・ヤンソンス指揮、ロイヤルコンセルトヘボウのプロコフィエフのシンフォニーが終わったところです。全員、スタンディングの大拍手です。
ただただ圧倒されました。すごい演奏でした。「ヤンソンスの時代」を感じました。
前半の、ユジャ・ワンのピアノは、さらにすごかった。おまけに、腰まで両脇にスリットが入ったエメラルドグリーンのドレスからはお見脚がバッチリ。演奏には関係ありませんが、これもヴィジュアルの時代ですか。
詳しくはあらためて。
アムステルダムにやって来てよかった感激の夜です。

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京都・二条城前 「HASE」でチェロとチェンバロを聴く

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 「チェロとチェンバロの夕べ」を聴きました。
 NHK交響楽団の首席チェリストの藤森亮一とチェンバロの井幡万友美という組み合わせで、バッハ中心のプログラムに魅かれました。
 目の前で聴いたJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲 第2番」。よく響きます。初めて、生に接しました。響きはさすがに迫力に満ちてます。バロックの様式感を感じさせる丹精な演奏でした。CDの愛聴盤は、ロストロポービッチです。その朗々と歌い上げる演奏が強く印象に残っていますが、一味違ったバッハを楽しみました。
 アートスペース「HASE(ハーゼ)」は、ビル地下1階のフラットなスペースでした。コンサートの休憩には、飲み物や自家製のお菓子がふるまわれて、和やかなムードでした。

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 チェンバロも間近にしました。清麗な響きでした。
 鍵盤が2段ある理由や、ストップと呼ばれる仕組みなどを、休憩時間に井幡さんがていねいに解説してくれました。

 アートスペース・ハーゼ(HASE)二条城前
 京都市中京区油小路二条上ル薬屋町593 スガビル地下1階

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西宮 白鷹禄水苑 宮水ホールで「ピアノと朗読」を聴く

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 灘の名酒のひとつ、白鷹の「白鷹禄水苑 宮水ホール」での、ワンドリンク・サービス付きといううれしいプログラムでした。
 休憩時間にいただいた「清酒カクテル」です。渇いたのどにひんやりと心地よいです。

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 左手のピアニスト、智内威雄と大蔵流狂言方、善竹隆司による「ピアノと朗読で綴る 忘れられた日本人『世間師』」でした。
 民俗学者の宮本常一の著作「忘れれた日本人」を原作に、ピアノと朗読がコラボするというの初めて体験でした。
 左手のピアニストといえば、舘野泉しか知りませんが、智内も驚異的なテクニックで左手の音楽の新境地の一端を披露してくれました。それにしても、間近にしたピアノは力強く、高音に駆け上った最後が親指でパーンと弾かれているはじける音が耳に残りました。
 善竹は、さすがに狂言方とあって朗々と響く音色が、ピアノの響きと溶けあっていました。
 民俗学者としての宮本の業績の一端も知ることができた、知的好奇心をくすぐる催しでした。 

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 宮水ホールは、酒蔵ではないそうですが、醸造業者の豪華な民家を模したフラットな空間です。
 YAMAHAのピアノは、フルコンではなくやや小型でしたが、よく響いていました。
 わたしは、智内の左手の動きを見ようと、鍵盤が目の前の一番奥あたりに座っていました。

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 2階が宮水ホール。1階は、ワンショットバーやショップのスペースです。

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 白鷹禄水苑
 西宮市鞍掛町5-1
 0798-39-0235

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兵庫・芸文で「モツレク」を聴く

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 兵庫県立芸術文化センターの大ホールで、「ふたつのレクイエム、時を超えて。」を聞きました。 LA FENICEという、オーケストラと共演するために生まれた混声合唱団の公演でした。なにせ100人以上がステージに並んだだけで壮観です。
 「モツレク(モーツァルトのレクイエム)」が始まりました。圧倒的なボリュームです。指揮者が大きな身振りでこれでもかと盛り上げます。「第九」の歓喜の大合唱ならこれでよかったんでしょう。残念ながらモーツァルトの遺作となった祈りは、わたしには聴こえてきませんでした。
 カウンターテナーの青木洋也さんらのソロも、オーケストラとのバランスがイマイチだったようです。ソプラノとテノールのお2人は、なんとわたしの卒業した高校の後輩でした。 
 もう1曲は現代の作曲家、ラターの「レクイエム」でした。初めて聞きました。チェロやオーボエなどの独奏がふんだんに盛り込まれて、流れるようで印象的なメロディーに引き込まれました。

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 芸文の立派なエントランスです。いつもは阪急・西宮北口から2階コンコース沿いにそのまま入るので、こんなところは知りませんでした。

 青木洋也さんのブログには、リハーサルの写真が掲載されてます。

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神戸・六甲 松蔭チャペルで「BCJ」のカンタータを聴く

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 神戸松蔭女子学院大学チャペルで、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のカンタータ、「貧しき者は、食して満ち足り」を聴きました。
 チケットを予約するのが遅かったので、「2階立見席」でした。ウィーン・オペラ座の天井桟敷の立見席のように、早くから並んで立ち位置にスカーフを巻いたりして場所を確保するのだろうかとか、興味津々でした。結果は、予約順に2階へ招かれ、そこには期待外の椅子が並んでました。ただ、椅子に座ったのでは、前の手すりが邪魔をして演奏者の顔が見えません。体力の許す限り立ち上がり、ちょっと休憩と座って聞くという素晴らしい席でした。
 肝心の音は、1階席とはまるで違いました。たった1本のトランペットも、2本のリコーダーも、16人の合唱も、すべての音が見事にブレンドされ、熟成されて聞こえました。途中のMCのマイク音なんかは、悪く言えば風呂屋のカラオケのようでもありましたが、音楽は別物。おまけに演奏者の一挙手一投足までばっちりと観察することができました。 

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 立見席のすぐ横が、パイプオルガンのコンソールです。ここにBCJ指揮者でオルガにストの鈴木雅明さんが座って、まずはバッハの「来たれ、聖霊」を演奏しました。
4段の鍵盤と足鍵盤を使って、演奏される様が目の前でした。低音が腹の底に響きます。左右に並んだノブ(ストッパーというらしい)を操作すると、音色ががらりと変わることも実感しました。

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 見上げると、大小、長短さまざまなパイプが林立しています。
 1階で、天から降り注いでくる音色に包まれるのも素晴らしいですが、普段は聖歌隊が陣取る場所からの異体験でした。

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 素晴らしい響きを演出するチャペルです。

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 プログラムは、すべてバッハ。初めて聞くカンタータばかりでした。カウンター・テナーの青木洋也さんの出番も多く、ほとんど立ちっぱなしの2時間余でした。

 バッハ・コレギウム・ジャパン
 第230回神戸松蔭チャペルコンサート J.S.バッハ:教会カンタータシリーズVol.68
 貧しき者は、食して満ち足り~三位一体後第一主日のカンタータ~

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兵庫・芸文で「復活! プレトニョフ」を聴く

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 阪急・西宮北口の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで「ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル」を聴きました。
 前半のシューベルトのソナタ2曲が終わって、「白ワイン」(800円)です。ホールがちょっと暑かったので、よく冷えたワインがたまりません。つまみの「プレッツェル」(200円)と合わせて1枚はちょっと高かった気もしますが、立ち飲み!とはいえ、こんな場所ですからね。

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 ステージでは、カワイ楽器の「SHIGERU-KAWAI」が出番を待ってます。
 1978年のチャイコフスキー国際コンクール優勝者のロシアのピアニスト、プレトニョフは、2006年に突然、活動を休止しました。それがSHIGERU-KAWAIと出会い、「メイド・イン・ジャパンが起こした奇跡」となって昨年から演奏活動を再開しました。今回は、復帰後初の来日リサイタルでした。
 その音は-。スタンウェイーとはまるで響きが違いました。音のバランスがちょっと高音側にシフトした感じで、右手のポロンという音色が耳に残ります。ベーゼンドルファーに近いのでしょう。力に任せてバリバリと弾くスタンウェイーではなく、これがプレトニョウフが求めた音だったのですね。

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 後半のプログラムは、バッハの「イギリス組曲」と、スクリャービンの「24の前奏曲」でした。一つ一つの音が完璧にコントロールされて磨き抜かれた、きれいなきれいなスクリャービンでした。

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RaspberryPi TANNOYで聴く

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 「リービッヒの最小律」という説を高校生の時に教わりました。植物の成長や収穫は、与えられた必要栄養素の中でその量のもっとも少ないものにのみ影響されるというものです。
 わたしの卓上オーディオは、NAS(Netgear ReadyNAS 102)、USB-DAC(秋月電商 AKI.DAC-U2704 + タムラ・トランス)、中華アンプ(S.M.S.L SA-98E)、RaspberryPiとつなげたところで、急造スピーカーの貧相さが気になってきました。
 ヤフーオークションで手ごろなのがあったのでゲットしました。TANNOYの「MERCURY M2 – cherry made in Europe」です。15年以上前の英国製で、発売当時でも4万円ほどの超エントリーモデルですが、それなりに話題になりました。

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 大きなエンクロージャー(ボックス)にTANNOYの同軸スピーカーというのは、五味康祐の「西方の音」以来の憧れです。25センチで長く聴いてましたが、懐かしロゴ(昔のとはちょっと違います)が帰ってきました。肝心の音は、まあ、小音量でのながら聞きには満足です。

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 最近のもう1つのお気に入りがこちらです。インターネットラジオの「Venice Classic Radio Italia」です。クラシック音楽が垂れ流しです。

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Raspberry Pi ネット・ラジオでジャズを聴く

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 Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)が、いとも簡単に鳴りだしました。あっけないくらいです。
 コントロールは、同じネットワークにつながっているPCで行います。わたしは、携帯タブレットのNEXUS7で操作してますが、iPhoneでも可能です。

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 最初は、Raspberry Piのために開発されたOS、RaspyFiを試しました。うまく立ち上がりましたが、音声が出てきません。で、その後継OSとして開発されたVolumioに変えてみると、難なく完成です。

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 インターネット・ラジオから、心地よいジャズが流れます。
 NASともつながっており、ジュークボックス状態です。 
 これでNAS-Raspberry Pi-トランス式DAC-中華アンプ-雑誌付録のスキャンスピークSPをつないだ卓上ステレオの完成です。

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