「ピアノ発表会 2015」 これでおしまい

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 わたしの「ピアノ発表会 2015」が、やっと終わりました。「ピアノ発表会のスタッフ弁当 2015」を食べて、1カ月余りです。
 最後になったのが、DVD製作(撮影は別人)。DVDはコピーするのに時間がかかります。それを30枚ほど。ジャケットやレーベルの印刷は、プリンターのインキがすぐになくなり、補充の連続でした。
 その前には、撮影した1800カット写真から、1人5カットづつを選択しました。プリントはネットで頼む業者利用です。CDも作りました。
 来月には、女声合唱団「コールマーテル」のコンサートがあります。また仕事ができます。

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紙管SPの製作 その6 制振と吸音

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 紙管SPの製作は続いています。
 カーステレオのスピーカーを交換した時に使ったデッドニング用の制振・防音シートが1枚残ってました。REAL SCHILD(レアルシルト)という商品です。薄い鉛の板に、緩衝材をはさみ、粘着テープが張ってあります。
 紙管SPにどれほどの効果があるかは不明ですが、物は試しに張ってみることにしました。

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 円筒形して張り付けようかと思いましたが。とても無理です。
 帯状に切って、張り付けました。

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 風呂上がりのかゆい背中を掻くために必需品の孫の手です。いつもそこらに転がってます。
 狭い筒の中を圧着するのに、ここでも大活躍です。

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 すき間はできましたが、なんとかスロートから20センチほどに張り付けました。

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 仮想グラウンドには、吸音のためにフィルター用材を巻きずしのように巻き付けました。

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 タコ糸で縛ります。正月用のローストビーフの要領です。

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 仮装着して、音出しです。いい音です。制振・吸音する前と比べると、ぐっと低音が締まり、それつれて中高音もしっかりと落ち着いてきました。
 バッフルなどのドーナッツは、きのうの日曜日に白色ラッカースプレーで塗装しました。使い残しのスプレーで、完全に塗装するにはちょっと足りませんでした。それでも、ほぼ完成形が見えてきました。
 机の横でインターネットラジオの「Barock Music.pls」が、途切れなく流れています。

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紙管SPの製作 その5 仮想グラウンドを作る

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 ちょっと手を貸して、と奥さんに頼んだら、手は貸してくれましたが、「その記事(紙管SPの製作)、だれが読んでるの。わたしはスルーしてるわよ」。はいはい、そうですか。物忘れが激しい自分自身への記憶のためです。
 で、今回は「仮想グラウンド」の製作です。
 タイムドメイン・システムでは、スピーカーの裏に重りをつけて、中空に浮かして使います。考え方を変えれば、スピーカーは仮想の地面(グラウンド)の上に固定されているということのようです。

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 タイムドメインラボのスピーカー・プロトタイプの裏面には、仮想グラウンドをつけることを想定して、予め6mmのネジが彫られています。

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 自宅近くのホームセンター、コーナン高槻上牧店をうろついていると、ぴったりのパーツを見つけました。ナットの径を2mm単位刻みで太くに変換するジョイントです。6mmを8mmに変換するのを買いました。これに合うように、直径8mmで長さ1mのネジ棒もゲットしました。

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 ネジ棒は、紙管の長さに合わせて金ノコでカットしました。

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 仮想グラウンドは、重さが2kgほどは必要です。
 重さ増加のために長さ50cmにカットした鉄骨丸棒4本を、ネジ棒にタイラップ(結束バンド)で縛りました。
 ネットを調べてみると、アスレチック用のタンベルを接着したり、鉛のインゴットをぶらさげたりと、いろんなアイデアをこらしています。

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 スピーカーを付けずに重さが2.2kgあります。これだあけあれば十分なはずです。

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 コーナンに並んでいた鉄骨丸棒は長さが1m。半分にすればちょうどよい長さでした。
 「ご自由に高速切断機をお使いください」と掲示は出てますが、とても怖くてそんなものは使えません。「切ってもらえますか」と聞いてみると、1カット50円でした。

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 火花が飛び散ります。こんな作業は、素人には無理です。でも、あっという間でした。

 仮想グラウンドをどのようにして作るかは、ちょっと考えどころでした。ところが、2000円ほどの出費で、いとも簡単にでき上がってしまいました。ちょっと拍子抜けするくらいでした。

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紙管SPの製作 その4 紙管の化粧

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紙管は紙管。そのままではあまりに格好が悪いです。見栄えも必要です。ということで厚化粧しました。
厚さ0.5mmほどの白いシートを張りました。

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紙管に両面粘着テープを張って、巻き付けました。あまりシワも出ずに、まずまずのできばえです。継ぎ目は、壁紙のそれほど目立たなくすることはできませんでしたが、背面に隠して見えないのが花ということで。

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合成皮革風のシートです。大阪・梅田の東急ハンズで見つけました。10cm単位で切り売りしてくれますが、サイズの加減で不経済な切り取りとなりました。

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東京・秋葉原のオヤイデ電気から、ネット通販で注文していたスピーカー・ケーブルが届きました。これがタイムドメイン推奨ですが、これまでの常識を覆す細さです。どんな音がするのでしょうか。

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紙管SPの製作 その3 スピーカーを仮装着

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 紙管スピーカーに使用するスピーカーユニットは、これと決めていました。
 タイムドメインラボ製の「プロトタイプ」です。1個3000円と手ごろな価格のうえ、紙管スピーカー向けに開発されたような製品だからです。
 ネットで情報を仕入れ、通販ボタンをクリックする寸前までいきました。タイムドメインラボが高槻市内にあることがわかり、休日の午後、車を走らせました。住宅街にある、元手芸品店の店舗をそのまま使ったような店でしたが、社長らが親切丁寧に応対してくれました。すっかり気に入り、その場でスピーカーユニット2本を買ってしまいました。
 
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 紙管スピーカーは、タイムドメイン(京都・精華町)社長である由井啓之氏の「タイムドメイン理論」に基づいて作られているスピーカー「Yoshii9」を模倣しています。ホンモノは、アルミニウム・パイプでできており、アンプ付きで30万円以上します。そんなに高価なものは手が出ませんが、ネット上では塩化ビニールのパイプで作ったコピーの情報があふれています。そこそこいい音で鳴っているようです。
 いくつもあるノウハウの1つが、スピーカーとバッフルの間に緩衝剤をはさんで、振動を遮断することです。

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 「ゲル」と呼ばれる緩衝剤は、大阪・梅田の東急ハンズに並んでました。「ゲル・OK・パッキン」(1080円)です。ヌルヌルとする円形チューブを、バッフル板の溝に沿わせ、その上にスピーカーをかぶせるのです。

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 タイムドメインラボ社では、初めて見る「Yoshii9」を試聴させてもらいました。聞きなれた音源ということで、車に積んでいたCDをかけてもらいました。ベルリンフィルの首席フルート奏者、エマニュエル・パユが奏でるバッハでした。目の前で吹いているような、自然な音が広がりました。

 株式会社タイムドメイン
 京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ ラボ棟7F

 株式会社タイムドメインラボ
 高槻市栄町1-25-11

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紙管SPの製作 その2 バッフル板をくり抜く

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 スピーカーを取り付けるためのバッフル版の製作です。ドーナッツ状の円盤が必要です。
 ジグソーなら持ってますが、きれいな円形に切る自信はありません。ネットで調べると、ルーターという工具で削るか、自由錐という特殊ドリルで切れば良いようです。ルーターは、かねてから欲しい工具ですが、2万円ほどの投資には二の足を踏みます。
 それができあがりました、スタンド用をいれて計4枚のドーナッツが。側面は、塗装の下準備で灰色のラッカーパテを塗りつけています。

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 「木工旋盤で挽いたらきれいにできますよ。やってあげましょう」
 京都・桂にあるレンタル工房「アトリエールファブ」の指導員さんは、いとも簡単に了承してくれました。
 ルーターを買っても、自宅マンションのベランダ作業では近所迷惑です。近くのホームセンターは、材料を買えば作業スペースは無料で使えますが、工具がありません。思案の末に、ネットで見つけたレンタル工房です。途中のホームセンターで、MDFという合成板を購入して行きました。 

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 広い作業室の向こうが木工旋盤です。これで、カットしたMDFをドーナッツに挽いてくれました。

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 いろんな電動工具が並びます。自由に使うことができます。
 わたしのしたことは、電動糸のこで、ドーナッツの中心部を開けたことぐらいです。円形がいびつになっているのは、わたしの腕前のせいです。
 紙管は、左手前の帯鋸でカットしてもらいました。あっという間でした。

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 アトリエールファブの会員になりました。これからは、木工がしたくなったらここにやって来ます。
 料金は、初回講習料(1000円)、年会費(500円)、土日半日使用料(1000円)です。この日は2500円を支払いましたが、これできれいなドーナッツ4個がゲットできて、それだけで大満足です。

 アトリエールファブ
 075-381-0005
 京都市西京区樫原畔ノ海道10-87

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紙管SPの製作 その1 紙管の加工

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 製紙用紙管です。新聞用紙が、これに巻き付けられています。会社では、使用済みの紙管はリサイクル業者に引き取らせています。これを見ていて、はたと思い当りました。さっそく2本、もらってきました。
 オーディオ用のスピーカーボックスにしようというのです。

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 D巻きという、一番幅が狭い新聞用紙の紙管です。新聞は、2ページ見開きの幅が813mmあります。C巻きはその1.5倍。A巻きは2倍です。これらの幅の違う用紙を組み合わせて、いろんなページ数の新聞に対応しています。
 プリントされている「桜紙管」は、ネットで調べてみると桜紙管工業という製造メーカーでした。用紙メーカーは大阪製紙です。

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 両端には、金属のリングがはめ込まれています。輪転機の給紙装置に装着するためです。

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 重さは1本で3.1キロもありました。ずしりと重たいです。

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 一方の金属リングは、スピーカーの磁石と干渉するので、カットしました。

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 紙管の肉厚は15mm近くあります。高速で回転する輪転機に安定して用紙を供給するためには、これくらいの強度が必要なのでしょう。
 重たくて丈夫ということは、これから製作するスピーカーには好都合なはずです。

 製作は、GW連休中に始めました。そろそろ記録に残しておかないと、忘れそうです。
 うまく完成にまでこぎつけられるでしょうか。どんな音を出してくれるでしょうか。楽しみは膨らみます。

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わが家のモーニングセット

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 LPでモーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」を聴きながらいただくモーニングセットです。
 Croix-Rousseで買ったバケットに、明太子マヨネーズをつけてパストラミビーフをはさみました。しこしこと、かめばかむほどおいしいパンです。

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 彩は、昨夕作ったトマトのマリネです。落ち着いた味に仕上がってます。

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 中古店出身のLPです。ランパルのフルート、ラスキーヌのハープという明るい演奏が、モーニングにぴったりです。
 LPを聴くためのEQ(イコライザー)アンプは、巡り巡ってなんと40年ほど前に作った「金田式DCプリアンプ」の一部をつないでいます。安心して聴けるいい音を出してます。

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「びわ湖ホール声楽アンサンブル」 バッハのヨハネ受難曲を聴く

Johannes

 びわ湖ホールで「びわ湖ホール声楽アンサンブル」のヨハネ受難曲を聴きました。すごい演奏でした。
 男声、女声各パート4人づつ。たった16人のアンサンブルです。みんながオペラ歌手の卵(失礼!)といった実力派ばかりです。出だしから、そのクリアーで迫力満点のボリュームに圧倒されました。小ホールでしたが、音響もすばらしく、よく響きます。
 でも、2時間に及ぶ大曲です。聴き続けるうちに、ちょっと疲れてきました。陰影に乏しくて、絢爛豪華な極彩一色です。残念ながらわたしの好きな、教会の天井から降り注いでくるような心安らかなハーモニーとは出会えませんでした。

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 開演までに時間があったので、ホールのホワイエでコーヒー・タイムを楽しみました。
 目の前に琵琶湖が広がります。こんな時期にも遊覧船は浮かんでいました。

 これまでに聴いたバッハのヨハネ、マタイ受難曲
 プラハで聴いた、ペーター・シュライヤーの指揮・エバンゲリストのヨハネが懐かしいです。

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ジャケットで選んだLP2枚

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 大阪・梅田の駅前ビルに寄りました。駅前第1から第3までの地下に4店ほどの中古CD・レコード店があります。はしごしました。
 購入した2枚(計2000円)の選択基準は、ジャケット。そんなことで選んだのは初めてのことです。
 グレン・グールドが格好良いです。ひょっとして持っていたかなと思いつつも、まいいか。小遣いが乏しかった学生時代は、吟味を重ねて清水の舞台から飛び降りる覚悟で1枚のLPを購入したものです。それが、当時の半額以下とはいえ、こんなことでいいのでしょうか。
 もう1枚は、ジャケットに描かれている「マルガリータ王女」に魅かれました。

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 グールドは、やはりありました。しかもLPとCDが。ただ、今回のには、裏面に裏焼きしたグールドがいます(古いのはライナーノート)。人間の顔は左右非対称です。2枚並べると、なんだか不自然です。
 バッハの「2声と3声のインベンション」です。これからCDとLPの音をじっくりと聞き比べます。

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 もう1枚は、「ランパル/ラスキーヌ~フルートとハープ」で、フォーレの子守歌などの小品が入ってます。ジャン=ピエール・ランパルの明るいフルートと、リリー・ラスキーヌの軽やかなハープがさわやかです。
 ジャケットになっているベラスケスの「薔薇色の衣裳のマルガリータ王女」は、2010年秋にウィーンの美術史美術館で再会しました。その前に、兵庫県立美術館で一目ぼれしてました。よく見えるところに飾っておきます。

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