伏見区に残る京都市電「1800型」

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 京都・伏見区内には、何台もの旧京都市電が保存されてます。朝に丹波橋までアッシーしたあと、クルマでぐるりと回りました。
 まずは、京阪・丹波橋駅の東側にある京都教育大付属桃山小学校(伏見区筒井伊賀東町)です。校庭の隅に「1821」はとまってました。フェンス越しに撮影しました。 

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 外観はちょっと荒れてますが、内部はきれいです。シートは今も使っているのか水色のビニールっぽいものになってます。

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 正門から見るとこんな具合です。

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 柴田屋敷町公園(伏見区柴田屋敷町)には、「1829」が保存されています。ここは小さな児童公園の一角です。

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 「集会所」として使われているため、内部はシートが取り払われ、テーブルと椅子が並んでます。

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 左の歩道橋を渡ると近鉄伏見駅です。

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 「1800型」はここにもいました。住吉西保育園(伏見区舞台町)の「1803」です。

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 正門越しに写しました。小学校ほどの広さの保育園です。

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 こちらは、ちょっと古い「253」が残っている西福寺幼児園(伏見区深草大亀谷西寺町)です。木造車両の傷みが激しいようです。それでも、ネットで調べた過去の写真と比べると、再塗装されています。大事にされているようです。

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 最後は醍醐寺近くの端山保育園(伏見区醍醐上端山町)まできました。「1802」が立派な屋根の下にとまっています。

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 窓の一部は割れてます。以前の保管が悪かったのでしょうが、いまは静かな余生を送っているようです。

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 「1800型」は、800型をワンマン化改造した車両で、70台が走しるポピュラーなものでした。
 それにしても、わずか数時間で5台もの市電と再会しました。伏見区は、京都駅から南に中書島まで延びる京都最初の市電が走ったところです。そのせいで市電にも愛着が深いのでしょうか。