【2011/07/17】
高知といえば、これしかないでしょう。いや、他にもあるかもしれませんが・・・。
そんな気持ちを察するかのように、2連泊した宿「小さなお宿 遊庵」の奥さんが生のカツオをあぶってくださったたたきです。ボリュームたっぷり。まだ外側は温かいのをニンニクとともにほおばります。
カンカン照りの下を1日歩いてきた疲れが吹っ飛びました。
この夜の料理も美しいです。
よく冷えた豆腐です。ゴマだれをまとい、見事なトッピングです。
お次は米ナスの揚げびたしです。
どれも芸術的です。どんなシェフが作ってられるのかと思いますが、「いえ、好きであれこれ真似して作っているだけです」と謙遜される奥さん。
ご主人から取材すると、デパートでアパレル関係の仕事をしておられ、日本各地を出張した翌日は休日にして、食べ歩き、陶器を買い集められたそうです。ご夫婦ともに退職して、高知市内で「おまかせ定食の店」を開業。香南市に移っても、ファンに請われるままに食事を提供しているうちに、現在の宿になったそうです。
今夜は、ジャガイモと鮭の煮物でもう満腹。ご飯まで到達しませんでした。ごちそうさまでした。
料金は、快眠できる素泊まり=4,000円、おいしい和食の夕食=1,200円、日本の心の朝食(コーヒー付)=600円-というへんろ宿の相場と比べたら信じられない安さです。
「年金生活の夫婦にとって、毎日がいろんな人との出会いが楽しくて」
うらやましい限りです。
ちょっとゆったりとした民家の2階の3部屋が客室です。その一番広い部屋に泊まりました。わたしはベッドでした。
午前5時すぎに目を覚まし、テレビを見ると、なでしこジャパンが最初のゴールを入れられたところでした。でも、それからが、すごい、すごい!!