サリアで1日、「停滞」した。左足首が腫れてきて、とても歩けなかった。もはや、ここまでかとも覚悟した。
四国の「区切りお遍路」と同じで、サンティアゴ巡礼でも何回かに分けて聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者は大勢いた。わたしはサリアからは歩いているので、2回に区切って到達したことになる。でも、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからここまで歩いてきたのに…。
この日は休養日と決めて、オスタルのベッドでのんびりと過ごした。
歩くことが日課になってたが、それができずに退屈して町に散歩に出てみた。四国のお遍路でお馴染みだったスティッカーが張られていた。
モリナセカに「CAMINO友好記念碑」が建っていた「NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク」の松岡敬文さんらとは前日、サリアの町角でお会いした。ご一行が止まっておられたアルベルゲだった。
夕食はサリア駅前のレストランで。この旅で一番おいしいハモンだった。
サリアで1泊したオスタル。日本のワンルームマンションのような造りで真新しかった。フロントはなく、近くのカフェでチェックイン。渡されたキーで自由に出入りした。
巡礼路に沿ったカフェで遅めの朝食。もう巡礼者の姿はない。
このカフェで、3年前の巡礼ではクレデンシャルに出発地のスタンプを押してもらった。あの時の気のよさそうなおじいちゃんはもういなかった。
「サリアを散歩」。ブラブラとゆっくりと歩き、renfeの駅までやってきた。
スペインには、いたるところにファーマシア(薬局)がある。クスリ好きなんだと感心した。
ところが、日本のような湿布は存在しなかった。ある薬局で、日本から持ってきた湿布の最後の1枚を見せて、「これと同じのをちょうだい」。薬剤師は、臭いをかいだりして、仲間も呼んで、「これ何だ?」。それらしきものを買ったが、どうも小さい張り薬{?}の効果は?
テーピングに使っていたレオンで買ったテープがなくなったので、新しいテープも買った。
昼飯は、スペイン風オムレツのトルティージャで。
夕食は、久しぶりに出会ったK氏とともに。サリアから歩き始めるという隣席のカナダ人と。
歩道にはいろんなデザインが。
2日目の夜は、巡礼路沿いのオスタルに泊まった。隣のカフェが夜遅くまでにぎやかで、ちょっとまいった。