モーツァルトのオーボエ四重奏曲が心地よく流れます。LP(レコード)の音です。中古でゲットしたレコード・プレーヤーは、ハプニングもありましたが、機嫌よく回っています。
トーンアームは1971年発売というSAECのWE-308です。「インサイド・フォース・キャンセラーのウェイトは欠品」ということもあって、ヤフオクで格安ゲットしました。適当なナットでもぶら下げておけばいいわと考えてました。でもちょっと格好悪いです。そこでー。
デジタル針圧計を1000円ちょっとでAmazonから購入しました。そのキャリブレーション(較正)用についていたのが5グラムの分銅です。WE-308のウェイトも5グラムのはずです。これだとピンときました。
細い絹糸を結びました。2本が180度に向き合うように瞬間接着剤で固定すれば、申し分のないウェイトとなりました。
キャビネットの脚です。衝撃を吸収し、高さが調整できるインシュレーターをつければいいのですが、これまた高価です。
ハウリングの心配はあまりないので、たったの200円ちょっとで済ませました。
キャビネットの4隅に、大きな袋ナットを接着しました。
これだけでもいいのですが、受け側にも台座をつくりました。とはいえ、1円、5円、10円、そして5円と硬貨を重ねて接着しただけで、1個21円です。5円玉の穴と、袋ナットの出っ張りを合わせます。
高さを調整するため、薄いプラバンを何枚も切り取って、水準器をにらみながら重ねました。
トーンアームの固定部分にもウェイトをつけました。
SAEC純正のアームスタビライザーは重さが500グラムあります。たまにヤフオクで見かけますが、単なる錘にしては10K円以上するとんでもない相場になってます。
トーンアームのベースは27mmのナットで固定されています。20mmを超える太いナットはホームセンターでは見当たらず、ネットで購入しました。ナット1個より宅配便の価格の方がかかりました。
届いたナットをはめようとすると、溝のピッチが違いました。そこまでは知りませんでした。買い直しするのも面倒で、ありあわせの金物で細工しました。重さでは合格ですが、固定方法がこれで効果があるかは疑問です。とりあえずは、わたし自身へのスタビライザー(安定剤)として働けば十分です。
これまでのレコード・プレーヤーの再生