ウィーン北郊のカーレンベルグの丘には、ブドウ畑が広がっています。そのブドウから生まれたばかりのさわやかなワインを飲ませてくれるのがホイリゲです。「今年の」という意味があります。
「ヴェルナー・ヴェルザー」は、地元の人にも人気の店だそうです。
席に着くと、とりあえずシュトルムと白ワインをオーダー。店内のケースから、これとあれと指さして料理を注文します。
大きなマッシュルームのフライには、たっぷりとマヨネーズソースをつけていただきます。あとはキュウリとトマトと、これまた安心の味です。
ワイン片手にいい気分! 1杯ではすまずに、もう1杯。ちなみに1杯は1/4リットル入りです。
ブドウの枝の下でにぎやかです。
日本の酒屋にぶら下がる「杉玉」と同じです。新酒があるという印です。
Heuriger Werner Welser
Probusgasse 12, 1190 Wien
すぐ近くに「ベートーベンの遺書の家」があります。聴覚が戻らなくなったベートーベンが悲観して、弟あての遺書を書いたそうです。
「マイヤーの家」は、1817年の滞在中に「第9」を作曲したといわれる家です。
今は人気のホイリゲになっています。
8年前にやってきたときは、ここで飲みました。