兵庫芸術文化センターの小ホールです。テノールの畑儀文さん弾き歌いでシューベルトの歌曲集「美しき水車屋の娘」を聴きました。
大昔にペーター・シュライヤーの「水車小屋(一般的にはこちら)」を聞いて以来でした。
ピアノ伴奏の鍵盤を弾きながら歌います。「世界で初めて?」と、自ら話しておられました。それを苦も無く、いや練習は充分にしておられるはずですが、楽々そうにこなします。「もう1曲、聴きますか?」とアンコールは3曲。そのエネルギーには感心するばかりでした。
プログラムの日付は1月となっています。新型コロナのために延期されていました。行けなくなった知人がチケットを譲ってくださいまいた。ありがとうございます。
2005年の「プラハの春音楽祭」で、ペーター・シュライヤー(写真中央)がバッハのヨハネ受難曲の指揮兼エバンゲリストをつとめたステージです。
その年の10月、畑さんが同じヨハネで最初の振り歌いをされる前に、奥さまが畑さんにわたしが撮ったこの写真を渡しました。参考にされたようです。
畑さんが指揮兼エバンゲリストをつとめるヨハネやマタイはその後、何回も聴いています。
プラハのルドルフィヌム(芸術家の家)にあるドボルザーク・ホールは、本当に素晴らしいホールでした。
その後、ムジーク・フェライン(ウィーン)、ベルリン・フィルハーモニー、アムステルダム・コンセルトヘボウなど多くのホールで楽しむスタートとなったコンサートでした。