天下分け目の天王山に登り、咲き始めたミツマタ(三椏)の花をカメラに収めました。行き帰りともひと駅ですが阪急、JRに乗ったので、昼前には帰宅しました。
駅前のコンビニで買ってきた缶とともに新キャベツとベーコンのペペロンチーノで昼飯にしました。
最後に振った黒コショウがピリッとお味を引き締めてくれました。
パスタが茹で上がる2分ほど前に、キャベツも放り込みました。これでうまく茹で上がりました。
刻んだのはベーコンとニンニク、キャベツをざく切りしました。
寒い朝は続きますが、天気は良さそうでした。近くの天王山まで山歩に出かけました。お目当てはミツマタ(三椏)の開花でした。
例年ならこの時期には満開となっていました。でも今年はなかなか春めいた陽気がやってきません。ミツマタは、まだ三分咲きといったところでした。
それでもカメラをあれこれと構えて、イエローの春告げ花を楽しみました。
ミツマタは小さな花の集まりです。
花に花弁はなく、筒状のがくの先端が4つにさけて反り返っています。
花言葉には「強靭」、「肉親の絆」などがあります。樹皮の強さや、3つの枝に分かれるところからきいます。
英国製の古いコントロールアンプ、QUAD22の修復は終盤を向かえいます。
最後の調整では、イコライザー回路に20pf(ピコ・ファラッド)の小さなコンデンサーを追加するだけで、高音の伸びがガラリと変化するうれしいハプニングもありました。電気回路の整備はほぼ終了しました。
残るは見た目です。ケースに戻しました。
欠品となって手に入れたボリューム・ツマミをどうするかが残された課題です。ありあわせの銀色のツマミと取り付けています。ここが決まらなくては、若い日に憧れた美人にはちょっと遠いです。
鉄製のケースは、一部に錆がでたのか、塗装が盛り上がっていました。荒れた肌は、電動サンダーにワイヤーブラシをセットして磨きました。
サンドペーパーで仕上げました。
シンナーで油分を除き、サーフェーサーという下地塗料を吹き付けました。
仕上げにシルバーのラッカースプレーを吹き付けました。
ラッカースプレーは、百均のダイソーで買ってきました。220円でした。これまでは110円だったのですがね。
内容量が100mlから160mlには増えて、缶がひと回り大きくはなってます。でも使う量はわずかなので、なんだか値上がりした気分です。これも時勢ですかね。
オリジナルよりは派手な仕上がりとなりました。
やっと暖かな日和がやってくるという天気予報でした。春を告げる花、スプリング・エフェメラルを代表する福寿草(フクジュソウ)に逢いにポンポン山に登りました。例年より1カ月ほど遅いです。
咲いていました。今シーズン前にイノシシに荒らされて激減したというレポートもあって気がかりでした。それもシーズン終盤に回復したかのように見事に咲き誇ってました。
暖かな日差しをパラボラアンテナのように開けた花弁で集め、その熱で虫を誘引しています。乱舞する蕊(しべ)が光っていました。
春の花は黄色が多いです。
ヤマシロネコノメ(山城猫の目)が小さな花をいっぱいにつけていました。
奈良・橿原での反田恭平&JNOのコンサートに行く途中、京都駅八条口の近鉄名店街みやこみちにある「おそば処 葵」であわただしく食べた親子丼定食(1430円)です。
あたり前のそばと親子丼、小皿の切り干し大根、たくあんがセットになっています。
可もなく不可もなく。おいしく、ささっといただきました。
トロリと優しい親子丼でした。
奥さまは木の葉丼でした。京都らしい衣笠丼もありました。
「おばんざい定食」のネーミングは惹きつけるものがあるようで、隣の席の静岡からやってきたおばさんが頼んでいました。
夜はそばなんかをアテに一杯というメニューも並んでいます。
でもなぜに「葵」なんでしょうか。
わたしは京都市立葵小学校を卒業しました。葵祭の下鴨神社近くにあります。小学校の近くには「うどん あおい」があります。北園町の実家のすぐ近くのはあおい製麺所といううどん屋がありました。今も看板だけは残っています。

きょうも京都駅の辺りはインバウンドや観光客らで混雑していました。
おそば処 葵
075-661-8998
京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち
奈良・橿原の近鉄・大和八木近くにある橿原文化会館で「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ コンサートツアー2025」を聴きました。
終演後、反田くんのサインをもらって奥さまは満足の様子です。プログラムの左下は印刷ですが、右上はインクも乾かないほどの直筆です。
サイン会は反田くん登場とあって大混雑。長い行列ができました。それにしても終演後に、ホッとする間もなくにこやかな笑顔を絶やさずにペンを振るうのもご苦労なことです。
モーツァルトがずらりと並んだプログラムです。
圧巻はピアノ協奏曲26番「戴冠式」。反田くんの弾き振りも慣れてきたようで、さすがに堂々としたピアノでした。
アンコールの弦楽ディヴェルトメントは、ジャズのインプロビゼーションさながらにヴァイオリンやヴィオラのソロが奔放に歌いました。クラシックでは珍しく曲の途中なのに拍手がわき上がりました。ティンパニは派手な連打の果てにバチを投げ出してしまうほどの熱演でした。すぐ横に座ってくつろいでいた反田くんも、びっくりの表情でした。
締めくくりの「トロルドハウゲンの婚礼の日」は何度も聴いてます。ピアノやピアニッシモがこれまでになく美しく響きました。
席は6列目でした。ちょっと前過ぎて、オケも直接音が勝りました。メンバーの顔もよく見えないのが残念。真正面にホルンの鈴木優ちゃんがいたのに、譜面台で遮られてお顔を拝見できませんでした。
JRー近鉄と乗り継いで1時間半。ちょっと遠かったです。
3月になって1週間というのに、極寒の日々が続きます。エアコンを効かせた部屋で熱い半田ごてを握っているのが極楽です。
古い英国製のプリアンプ、QUAD22の改修はボチボチと進み、電気回路はほぼ完了しました。
わたしのオーディオ装置の音の基準となっているネビル・マリナー&アカデミーのモーツァルト・ディベルティメントK136のLPが、合格点のハーモニーを響かせました。
このQUAD22が誕生した1960年台初頭は、モノラルやステレオのLPが存在していました。入力されるカートリッジのゲインもさまざまです。それらのイコライザー特性を合わせるために、回路がユニット化されて差し替えられるよになっていました。左下の「PU」と記された丸い筒のパーツです。
分解してみました。片チャンネルに抵抗1本、コンデンサー2本が入っています。
測定してみると、コンデンサーの値が1割以上も少ないのが見つかりました。
回路が、複雑なセレクタースイッチやソケットを経由して長々と引き回されていることも気になりました。
イコライザー回路を構成する設計値に近い部品をベーク基盤に集結させました。
リード線を回路に沿って結び、ハンダで固定しました。
本体に取り付けて、配線しました。元々ついていたパーツは、ほとんどをスルーするようにシンプル化しました。
そんなことならたくさんのツマミやプッシュスイッチがついたOUAD22は不要だったともいえます。でもそこは永年のブランド信仰の名残です。
音出しに満足したわが家のオーディオ装置です。
左上のDENONターンテーブルにLPを載せ、同じDENONのMCカートリッジ、DL-103を静かに降ろします。
信号は隠れているMCトランスを経て右のQUAD22に入り、イコライザー回路のみを通してすぐに出力。左下のコントールアンプで音量調整して、右の300Bシングルのメーンアンプへ。最後はTANNOY ⅢLZというこれまた古い英国製スピーカーにつながります。
隠れているMCトランスです。MCカートリッジの微弱な信号を増幅します。タムラ製のマイクトランスを流用しています。
これがラインアップです。わたし自身へのきょう時点での備忘録でした。
反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ(JNO)コンサート2025が始まりました。わたしは来週の奈良公演のチケットを確保しています。そこで反田くんが弾き振りするモーツァルトのピアノ協奏曲を予習しました。
YouTubeで音源を探していると、ルーマニア生まれの女性ピアニスト、クララ・ハスキルの演奏がありました。懐かしい名前でした。素晴らしい演奏でした。
LPを持っていたはずだと探しました。出てきました。20番と24番のP協でした。QUAD22とつなげて夕食後のレコード鑑賞会となりました。
ジャケットに「S47.10.11 ビーバー」と鉛筆で記されています。
ビーバーというのは、京都・河原町六角の京宝会館1階にあったレコード店です。下鴨の家に帰るバス停が、その前にありました。バス待ちにのぞいていました。学生時代のそんな日に買ったのです。
英国製プリアンプ、QUAD22の修復は続いています。
課題は、プッシュスイッチを使ったセレクターです。6つも並んでいます。1つのスイッチに12個もの接点があります。6×12=72。これらすべてが正確にON-OFFを切り替える必要があります。
根気よく、接点を無水アルコールで清掃して汚れを取り除きました。それにも限界があります。
スイッチをちょっと動かすと、つながったり、切れたり。その繰り返しで動作が安定しませんでした。
スイッチ回路は、まるで迷路です。
カラーペンで結線を追い、ホワイトマーカーで余分は線を消して。毎夜のごとく「ボケ防止!」と自らに言い聞かせて回路図とにらめっこしました。

真空管ソケットも古くて、接触不良が疑われました。タイト製の新しいものと取り替えました。
オリジナルのムラード製真空管、EF86の1本のフィラメントが断線していることもわかりました。ショックでした。
あれこれと課題山積ですが、とりあえすはハスキルの素晴らしいモーツァルトを奏でてくれました。