関空から3回目のサンティアゴ巡礼へ

 サンティアゴ巡礼に関西空港から飛び立ってから、早くも1ヵ月以上が過ぎました。その間にいっぱいの思い出が詰まってしまい、すでに遠い過去のようです。改めて【paso a paso(一歩一歩)3】として、旅のあれこれを書き連ねていきます。

 

【 paso a paso 3 2023/05/15】

 緊張感がいっぱいの旅立ちでした。深夜便のため、夕刻に自宅を出ました。満杯のザックが、ズシリと肩に食い込みました。

 JR新大阪から乗り換えた特急「はるか」は、大阪駅の地下駅に停車しました。奥さまも関空まで見送りについてきてくれました。

 チェックインはネットで済ませていました。手荷物のザックを預けるだけです。

 百均で買った布団袋でザックを包み、ビニールテープでぐるぐる巻きにしました。「迷子にならずにポルトまでいけよ」と送り出しました。

 最後の日本食です。ところが関空の食堂街はコロナの影響からか多くの店が撤退したようです。選択の余地はほとんどなく、「神座(かむくら)」のラーメンで済ませました。

 白菜スープがおいしいラーメンです。この醤油味ともしばしのお別れでした。

 ルフトハンザドイツ航空で最初の経由地であるミュンヘンに向かいました。
 20年以上も前にこの路線が開設されたときに、ドイツ政府観光局から新聞社への招待がありました。その時はビジネスクラスでしたが、今回は当然のことながらエコノミーです。

 機内食が出て気ました。まずまずのお味でした。

 赤ワインいただきました。

 

 最短ルートのロシア上空を横切って飛べなくなった航空機は、北極圏を回ると聞いてました。実際には北京から中国北部、タクラマカン砂漠と飛行しました。やがて黒海上空でした。キエフ(キーウ)などウクライナの地名がディスプレーに表示されると、「おいおい、ロシアに撃墜されないか?」とちょっと心配もしました。

 何事もなく飛行は続き、2回目の機内食をいただきました。ミュンヘンはもうすぐでした。