京都府立植物園 「春の妖精」に出会う 2025

 節分はとっくに過ぎたのに、強烈寒波の到来に震え上がります。それでも京都府立植物園ではセツブンソウ(節分草)が咲いているとの情報です。天気予報は昼前に「小雪」となってましたが、ザックにカメラを詰めて出かけました。
 咲いていました。ほんの数輪でしたが直径1センチほどの小さな花が。
 フクジュソウ(福寿草)やバイカオウレン(梅花黄連)といったスプリング・エフェメラル(春の妖精)たちも、目覚め始めていました。


 節分の時期に花を咲かせることから「セツブンソウ」と名づけられました。

 キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、日本固有の種です。

 花言葉には、「気品」があります。1つの茎に1つの花しか咲かない様子が凛とした品のある姿に映ることに由来しています

 バイカオウレンも咲いていまいた。梅の花のようです。

 コセリバオウレンです。小さいから「コ」とついているのでしょう。

 ヒュウガオウレン(日向黄連)の蕾です。
 植物園ですから、名札がついています。

 

 覚悟していたほど寒くはありませんでした。それでも寒いですが、フクジュソウが一輪だけ開いていました。さすがにこの気温ではパラボラアンテナにはなりません。

 コバノタツナミが小さな花をつけています。

 ナルキッスス・パピラケウス(ペーパー・ホワイト)です。
 説明によると、平安時代に日本に入ってきた房咲きで早咲きの野生種スイセンだそうです。

 ニリンソウの葉も育っています。花が咲くのは、まだ先のことです。

 スノードロップがいっぱい咲いていました。

 セツブンソウなどお目当ての花の前は、カメラの放列で待ちができるほどでした。

 京都府立植物園は、京都府民ではなくても70歳以上は無料です。
 わたしはここから10分ほど歩いたところで育ちました。