ポンポン山・竃ヶ谷 春の花々の競演 2025

 ポンポン山の花の谷、竃ヶ谷を春の花々を求めて歩きました。
 咲き始めていました。ニリンソウ(二輪草)です。ただ辺り一面というほでにではなく、イチリンソウ(一輪草)は文字通りに1輪しかレンズに収めることができまんでした。
 昨年の今ごろは、すでに満開でした。今シーズンは3月の寒さの影響で開花が遅れているようです。
 それでも一斉に開花した可憐な花々を追いました。

 ヤマブキソウ(山吹草)も、まだ1か所に10輪ほどだけでしたが、山吹色の花弁を太陽に向けて開いていました。

 トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)も見つけることができました。直径5mmほどの小さな花です。

 フタバアオイ(双葉葵)は、大きな葉の下に隠れて可愛い花を開いていました。

 白い花弁だと思っていたのは萼片(がくへん)で、5枚あります。

 2輪目の花は1輪目の花に寄り添うように遅れて咲きます。2つ咲くから二輪です。

 群生しています。

 イチリンソウはこれ一輪しか近くには咲いていませんでした。ニリンソウの仲間ですが、一輪しか咲きません。ちょっと大ぶりです。

 斜面の上部にたくさん咲いているのが見えました。本日の失敗は望遠レンズをもって来るのを忘れたことでした。

 ヤマブキは5輪が多いですが、ヤマブキソウは4輪です。

 ハコベが競っています。

 トウゴクサバノオは、京都府レッドデータブックの準絶滅危惧種です。

 果実がT字型になり、それが魚のサバ(鯖)の尾に似ているそうです。

 ミヤマカタバミ(深山片喰)と比べると、小ささがよくわかります。

 フタバアオイのえんじ色の花に見えるのは顎です。

 下向きにひっそりと咲いていました。

 フタバアオイは京都三大祭のひとつ、葵祭のシンボルです。下鴨神社の近くにある葵小学校は、わが母校です。

 ヒトリシズカ(一人静)が静かに舞ってます。

 こちらは群舞してます。

 ヤマルリソウ(山瑠璃草)というのですから、これが瑠璃色です。

 エンゴサク(延胡索)の花言葉は「幸福」や「希望」です。

 ヤマネコノメソウの花後です。

 こちらもネコノメソウでしょう。

 グーグル先生は、セントウソウだと答えてくれました。小さな小さな花でした。

 ゼンマイでしょうか。山菜も芽を出していました。

 クリンソウ(九輪草)が花を咲かせるのは、まだ先です。

 【2025/04/17 10:33】
 高槻市街からポンポン山の麓を時計回りに半周以上して大原野森林公園までやってきました。でも平日は森の案内所は休園で、駐車場にも入れません。

 すぐ近くに5台ほど止められるスペースがあることは知ってました。

 山の桜は今が満開でした。

 ミツバツツジも咲き誇っています。

 竃ヶ谷に入る入灰川にはコンクリート・ブロックが設置されました。水量を気にせず安心して渡ることができるようになりました。

 新しいウォーキングシューズの履き初めでした。KEENの最新モデルで、2万円以上もしました。高くなったものです。
 さすがにグリップもしっかりしていて、何度もある渡渉も安定していました。

 履きつぶした同じKEENのシューズです。かかとの外側が、わたしの癖ですり減っています。
 ポルトガルのポルトからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでのカミーノ巡礼用に購入したものでした。ご苦労さまでした。

 竃ヶ谷のオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の葉が成長してました。でも花が咲くのは初夏になってからです。

 一瞬、シカの骨でも転がっているのか思いました。ただの枯れ木でした。

 竃ヶ谷の上流、フクジュソウの保護地に上がる急坂の手前で折り返しました。

 【13:34】
 森の案内所まで戻ってきて、デッキから散りゆく桜を見ながら遅い昼飯にしました。

 途中のスーパーで買ってきたちらし寿司です。筍に海老や穴子も載っていました。おいしくいただきましたが、ちょっとボリューム不足でした。

 帰途は、小塩山の麓を回って向日市へと下りました。急坂が続くのであまり走りたくはない悪路ですが、特別でした。途中の逢坂峠にカタクリが咲いているのを見たかったのです。

 小塩山、ポンポン山についで3ポイント目のカタクリの花です。

 さすがに盛りは過ぎていましたが、一面を覆っていました。

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