東京・上野 2つのフェルメール展

 東京出張の仕事が終わった後、上野に向かいました。ベルリンのGemaeldegalerie/絵画館で「東京に出張中」と教えられたフェルメールに会うためでした。

 国立西洋美術館で開かれている「ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ美術の400年」です。

 お目当てはフェルメールの「真珠の首飾りの女」です。
 左上から差し込む光と、小さな鏡に向かって自らの真珠の首飾りを見つめる女性。フェルメールらしい淡い光が柔らかいアナログの色調です。

 東京ってやはりすごいです。同じ上野公園内でもう一つのフェルメールに会うことができます。

 東京都美術館で開かれている「マウリッツハイス美術館展~オランダ・フランドル絵画の至宝」です。

 こちらには世界的なフェルメール・ブームのシンボル的存在といわれる「真珠の耳飾りの少女」がいます。
 小さな絵画です。真っ黒なキャンバス上で、大きな瞳の少女が振り向いています。左上からの光を浴びてます。でも余計なものはありません。圧倒的な迫力です。こちらはデジタルの世界です。

 もうひとつ、フェルメール初期の作品「ディアナとニンフたち」も展示されていました。

 フェルメールに会っただけで、ほかの作品はおおざっぱにしか見る余裕はありませんでした。それでもちょっと疲れました。
 「PARK SIDE CAFE」に座って、しばし休憩です。木陰のテラス席でおいしいビールです。 

 ちょっと小腹が空いていたので「アンチョビー・ポテト」も頼みました。いい時間です。

 隣の席で、ノートになにやら書いていた外国人女性は白ワインのお代わりを頼みました。わたしも「同じの」と言いたくなりました。女性がちょっと席を立ったのでパチリ。

 PARK SIDE CAFE
 東京都台東区上野公園8-4
 03-5815-8251

 JRの上野駅公園口に向かっていると、向こうに東京スカイツリーが見えました。カメラは広角レンズ(RICOH GRdigital)ですので、小さくしか写ってませんが、実際には空にそびえているようには見えました。

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