【2014/09/17=アムステルダム】
コンセルトヘボウでは毎週水曜日の12時半から、無料のランチコンサートが開かれます。ちょうどその日は、小ホールを使ってのビオラとピアノの演奏でした。
座席数478席というだ円形の可愛いホールです。2階席もあります。
並んだ順番に招き入れられました。
プログラムは、アンリ・ヴュータンの「ビオラとピアノのためのソナタ」、ビゼーの「カルメン幻想曲」などでした。ビオラは、コンセルトヘボウの若手団員だったのでしょうか。ピアノも若々しくて、情熱的な演奏でした。
いつも満員になるそうです。ちょっと早めに行くと、まだ行列が始まったばかり。階段に腰かけて待ちました。やがて列は延び始め、ホールの外へとつながりました。
交代で観察に出かけました。ホールの裏側には関係者用の出入り口がありました。
今シーズンで常任指揮者を退任するマリス・ヤンソンスに対する「感謝」のポスターが張られています。
ホールのてっぺんで黄金色に輝くハープです。
コンセルトヘボウは、帯水層の軟弱な地盤に2000本以上の杭を打ち込んだ上に建ってます。それでも地盤沈下に悩まされ、倒壊寸前となった1983年、帯水層の下にコンクリートを流し込み、杭も現代的な金属製のものに置き換える大工事が行われたそうです。
ランチコンサートのスケジュールです。なんと来年1月7日には、大ホールにヤンソンス指揮のコンセルトヘボウが登場します。こんなのが無料です。信じられません。