姫路・パルナソスホールで聴く「バロックin姫路」

 姫路のパルナソスホールで「バロックin姫路 いにしえの楽器で巡るヨーロッパ・・・物語の旅」を楽しみました。
 休憩時間に2階のホワイエに上がってみると、これまた素晴らしい空間が広がってました。
 立花江津子の「パルナソス」と題されたステンドグラスが、西からの陽を浴びて輝いてました。

 パルナソスは、ギリシャ神話のアポロンとミューズが住んでいた山の名だそうです。

 差し込む光が柔らかいです。

 フロアが輝きます。

 バルセロナのサグラダファミリアの光遣いを思い出しました。

 パイプオルガンを備えた立派なホールです。
 姫路市制100年と姫路市立姫路高校50年を記念して、姫路高校に建てられています。こんなに立派なホールが、高校の音楽ホールだということにびっくりです。

 コンサートは、カウンターテナーの青木洋也にリコーダーの高橋明日香、ヴィオラダ・ガンバの福沢宏、チェンバロの三和睦子が演奏。おしゃべりの元テレ朝アナウンサー、浅岡聡はリコーダーも吹きました。
 ファン・エイク、クープラン、バッハとバロックの心地よい器楽曲が続きました。マレの「膀胱結石手術図」は、ヴィオラダガンバの福沢さんに合わせて朝岡さんが手術の状況を実況中継するという、一風変わった演奏でおもしろかったです。
 後半は青木さんが、マルチェロのカンタータなんかをカウンターテナーでいつものように朗々と。
 解説付きだったので、バロックのつながりもわかりやすく、肩の凝らない楽しいプログラムでした。
 青木さんのブログ「独り言。。。」にもアップされています。

 パルナソスホール
 姫路市辻井9-1-10
 079-297-1141