「鉄たび展」の「或る列車」

 大阪・梅田の阪急うめだ本店で開かれている「鉄たび展」を楽しみました。
 「模型の神様・原信太郎とデザイナー・水戸岡鋭治の鉄道ロマン」というサブタイトル通りに、原信太郎の1番ゲージの世界が広がっています。

 原信太郎製作の「或る列車」です。
 明治39年(1906年)、「九州鉄道」が米ブリル社に発注したものの、九州鉄道が国有化されて幻となった豪華客車、「九州鉄道ブリル客車」が「或る列車」と呼ばれています。

 JR九州で水戸岡デザインで再現された「或る列車」の原型がこれだったのです。

 鉄の音が響きます。

 残念ながら、特設会場では土台がしっかりしていないためか、ボタボタというベニヤ板の響きしかしませんでした。
 横浜の原鉄道模型博物館では、「ゴトン、シャカシャカ」と鉄路の継ぎ目を通過する音が、もっと本物のように聞こえた覚えがあります。

 入場料はおとな800円。わたしはSTASIAカードをもっていたので100円引きでした。