青春18 信州・姨捨駅 スイッチバックと日本3大車窓

 急に思い立って「青春18きっぷの旅」に出かけました。向かった先は信州・長野。片道414.7キロ。JRの普通乗車券なら6800円。さすがに日帰りは無理で、ドミトリーの格安ゲストハウスに1泊しましたが、年金生活者の懐に優しいリーズナブルな2日間でした。
 目的のひとつが、姨捨駅での途中下車でした。「特急しなの」では何度も通過してますが、スイッチバックと日本3大車窓をゆっくりと楽しみたかったのです。

 川中島の戦い繰り広げられた善光寺平を一望する姨捨からのパノラマです。
 根室本線の狩勝峠、肥薩線の矢岳駅とともに「日本3大車窓」といわれています。

 棚田も広がり、小さな田も、きれいに耕されてます。

 姨捨公園からノ絶景です。向こうに千曲川が流れます。
 姨捨山伝説は、「60歳になった年寄りは山に捨てる」という昔の殿様のお触れから始まります。わたしなど、とっくに捨てられていてもいい歳です。

 わたしの興味は、こちら。
 右上に姨捨のホームや跨線橋があります。その下の線路を長野行の普通が通過しました。

 わたしは長野からやってきました。
 現代の馬力のある電車は、わざわざスイッチバックをして高度をかせがなくても、まっすぐ進むことができます。特急は、そのまま進みます。
 普通は、姨捨に停車するため、左の待避線に入ります。
 ワンマンカーの列車がどうしてバックするのかと思っていると、運転士が窓から顔を突き出して後方を確認して、コントローラーを手前の後退位置に入れ、動き出しました。
 対面式ホームとなっている引き込み線にバックします。
 ホームまで後退して停車しました。 

 ホームに停車する車両です。
 右下の線路を向こうから走ってきました。

 駅の先は行き止まりです。

 複雑な姨捨の線路レイアウトです。

 次の松本行がやってきました。
 ホームの下の線路を通り過ぎます。
 左の待避線に入り、バックしてきます。
 ホームまでやって来たので、あわてて跨線橋を駆け下りてわたしも乗り込みました。
 ところが、特急の通過待ちでした。やがて長野行の「しなの」が、まっすぐに通過してい行きました。

 鉄ちゃんならずとも、この駅で途中下車する人は結構いるようです。

 無人の駅です。「乗車駅証明」が発行されました。

 姨捨駅 
 長野県千曲市大字八幡姨捨にある、JR東日本・篠ノ井線の駅です。標高551mの山の中腹にあります。