今夜の一献 檀流クッキング「イカのスペイン風」

 「このイカで何か作って」というのが、奥さまから出されたお題でした。コーラスの練習に続いてピアノ・レッスンとお疲れのご様子でした。
 冷凍ながら、立派なスルメイカでした。ゲソと胴を引き抜くと、立派なワタが出てきました。これは塩辛にしたいくらいです。
 檀一雄の「檀流クッキング」(中公文庫)の「春から夏へ」の項に「イカスペイン風」は登場します。スペインを食べ歩いた壇が、現地で食べ、学んだレシピです。ずっと昔に作ったことがあります。わたしのブログを検索して、レシピを確認しました。
 ニンニクも効いて、綿のうま味が際立ちました。ああ、ヴィーノ・ティント(赤ワイン)が欲しかったです。

 右下の皿は、サラダ風のキンピラです。ちょっと醤油が多すぎて、辛すぎました。色もインスタ映えには程遠く、まさにピンボケです。

 小さなひろうすと残っていたハチクの煮ものもつくりました。いい薄味で炊きあがりました。
 ちなみに、ひろうす、あるいは飛竜頭と呼ぶのは関西、関東ではがんもどきです。さっき、見ていたテレビでやってました。

 なんとか色彩があったのは、キュウリと人参の漬物です。
 奥さまもご満足の夕飯でした。