初恋のTANNOY ⅢLZと戯れているのが、格好の息抜きとなります。
取り外した裏ブタには、アンプから出力された音声信号をつなぐ赤黒のターミナルと2つのツマミがついています。ツマミを動かすことで、トレブルコントロールといって、高音部分の出方を調節することができます。
ボックスの内側に着いている箱を開けると、ツマミとつながっているロータリースイッチがあります。ここが接触不良を起こして、トラブルの原因となることが多いのです。
1接点4回路と2接点5回路のロータリースイッチがついてます。どちらも接点の構造は堅牢そうです。
分解は、1つのスイッチの周囲に4か所あるツメをラジオペンチで曲げるました。
ツメが外れると、パラりと接点部分が開きました。
案の定、接点部分が黒ずんで汚れてました。下側に残っている接点と接していた部分には線を引いたような跡が残っていました。
綿棒で丁寧に掃除しました。でもあまり効果がないので、電動ルーターに柔らかい金属ブラシをつけて研磨しました。
見事にピッカピカになりました。
当然、4個のスイッチすべてをきれいにしました。
ケーブルをつなぐターミナルも、輝きを失っていました。
ケースから取り外して、これもルーターで磨きました。処理済みの右の2個は、ピカリと元の輝きを取り戻しました。
スイッチのツマミも取り外し、塩素水につけてきれいにしました。
すべてを組み付けて、初恋の君は洗顔完了となり、元の美しさを取り戻しました。
付属のデータシートです。