アルコール・ストーブをつくりました。アルコール・バーナーともいいます。アウトドアでメスティンなんかを加熱するコンロです。燃料には燃料用アルコールを使います。
わたしのメスティンと同じトランギアの製品もありますが、そこそこの値がします。
YouTubeを巡っていると、缶ビールのアルミ空き缶を使ったアルコール・ストーブの作り方が、いくつもアップされています。これなら材料費はタダです。さっそく挑戦しました。
照明を落としたキッチンで、気持ちよく燃え上がりました。炎を見ているだけで、気持ちが良いです。
燃料用アルコール(メタノール+エタノール+α)は、500mlで500円ほどです。
近くのホームセンターでは見つからず、ドラッグストアも欠品中。3軒目のドラッグストアで見つけました。コロナの消毒には使えませんが、一緒に品薄になっているそうです。
空き缶の底に、小型ルータを使って直径1.5mmのドリルでズラリと穴を開けました。
ニッパーで切り取ります。
ネット上で「円 16等分」で検索した画像から適当なものをケント紙にプリントアウト。空き缶のそこの直径に合わせてサークル・カッターで切りぬきました。
両面テープで円板を底に張り付けて、ドリルで16か所に穴を開けます。
ルーターの刃を砥石に代えて、空き缶のバリを削りました。
高さが35mmとなる台の上に、カッターナイフの刃を置きます。
空き缶に刃をあてながら、缶の方をぐるぐると回します。缶に深い筋目を入れて、あとはグシャグシャと折り曲げて切り離しました。
中央に、境となる壁をつくります。(この辺りの作業の詳細は、YouTubeの動画を参考にしてください)
2つの空き缶の底を合体させれば完成です。
一番搾りのプリントが残っていても、それはそれでおもしろかったです。でも、ついでのことなので、ルータの先に堅いワイヤブラシをつけて、塗装をはがしてしまいました。
燃料用アルコールを、カップで測りながら注入します。
ライターで火をつけると、最初は底にたまったアルコールが直に燃え上がります。
やがて、熱せられて気化したアルコールが、周囲の16か所の穴から噴き出します。そこに火がつけば本格燃焼で、火力が安定します。
メスティンを載せてみました。いい具合です。
300ccの水が、3分ほどで熱くなりました。沸騰するまでの時間とアルコール量の関係は、これから調べます。
炎の立ち上り方が、予想以上に高いです。16か所の穴は、直径1.5mmのドリルで開けました。これを1.2mmくらいにしたものと比較してみるのもよいかもしれません。