花の百名山 霊仙山の福寿草

 花の百名山の霊仙山(りょうぜんざん、1094m)に登りました。
 鈴鹿山系の北の端にあります。関西百名山の一峰でもあり、そこを踏破している仲間と一緒です。
 昨秋、同じ仲間とお隣の御池岳に登って以来の1000m級峰でした。頂上付近の圧倒的スケールに驚かされ、満開の福寿草に癒され、残雪を横切り、急登に急降下、最後には渡渉まで出現する盛りだくさんの山でした。

 雨水で溶食された石灰岩が柱状に立ち並ぶカレンフェルトの急登です。ここを登り切っても霊仙山のピークはまだ先でした。

 福寿草が陽を浴びて輝いていました。

 汗ばむ陽気なのに、残雪が残っていました。


 【2021-03-24 08:49】
 名神高速を湖東三山SICで降りて、山間の道を登山口がある落合まで走ってきました。1時間半でした。
 すでに廃村となっているようで、立派な茅葺家が朽ちようとしています。 

 今畑登山口から反時計回りに霊仙山を一周します。

 すぐの今畑廃村のあたりで、クリンソウが葉を広げていました。

 早くも福寿草が咲いています。まだ太陽が差し込んでいないので、花は開いていません。それでも期待が膨らみました。

 まだ里山の風景です。梅も咲いています。

 落ち葉の樹林帯を気持ちよく登ります。

 前衛峰の近江展望台が見えてきました。いやこれは予想以上の大きな山容です。

 【09:54】
 笹峠まで登ってきました。平日ですが、多くのハイカーと出会いました。

 オニシバリが小さな花をつけています。

 樹林帯を抜けると、カレンフェルトの急登が始まります。

 岩の下にユキワリソウが小さな花をつけています。

 ワンちゃんが2匹、飼い主を置いて元気に駆け上がってきました。

 近江展望台です。あたりの視界が開けました。

  ネコノメソウが一面に広がります。黄色い猫の目をつけています。

 最初に見つけた大輪の福寿草です。

 つぼみを膨らませています。

 自生する福寿草は、藤原岳でも見ましたが、こちらの方が密生しています。

 あたりが黄色く染まります。

 カメラを構えるUさんです。

 わたしもUさんに写されていました。

 おじ(い)さん4人が、可憐な福寿草の前でピースです。

 被写体が次々と現れます。

 賽の河原のような鞍部を南霊山に向かいます。

 池の向こうには、残雪が残っています。

 石の間にもけな気に咲いています。

 【11:51】
 福寿草を堪能して昼飯にしました。
 一番奥が霊仙山です。

 稜線を行くハイカーがくっきりと見えます。

 わたしのきょうの昼飯は、途中の名神・菩提寺PAで買ってきた「助六」でした。

 前衛芸術のようなオブジェです。

 針のような岩の向こうに御池岳と藤原岳がそびえています。

 もう少しで霊仙山の最高点です。

 【12:25】
 ワンちゃんがポーズを取って待っていてくれました。
 どうして最高点が山頂ではないのでしょうかね。

 残雪の向こうに伊吹山が臨めました。

 元気なお2人は、雪渓を直登です。

 【12:41】 
 左のお2人は、わたしよりずっと年上です。このお元気さは見習わないといけません。

 2等三角点があります。

 最後のピーク、経塚山(9合目)を経由して下りました。

 シカの大群が向こうを横切りました。望遠レンズを持っていなかったので、豆粒にしか写っていません。

 モフモフのジュータンが敷かれたような気持ちよいルートです。

 お虎ヶ池の畔に霊仙神社の鳥居がありました。

 7合目のお猿岩です。でもサルは隠れてしまったのでしょうか?

 琵琶湖が広がります。長浜方面がよく見えていました。

 1000mの高低差を一気に下ってきました。下り応えがある急坂でした。

 【14:10】
 汗ふき峠はノンストップで通過です。右に下ると醒ヶ井養鱒場に通じる道でした。

 やっと谷筋まで下ってきました。

 なんと渡渉まで出現しました。

 留めは朽ちた丸太橋でした。慎重に渡りました。

 【14:45】
 スタート地点の落合に戻ってきました。