比叡山 花摘、天梯、裳立と美しい名の3峰を巡る

 比叡山の坂本側(東側)の山腹に、どれも美しい名の3つの峰があります。花摘ノ峰、天梯(てんだい)ノ峰、裳立山です。
 びわ湖畔のJR比叡山坂本から延暦寺へのケーブルができるまではメーンルートだった本坂を登りました。何度も登っている比叡山ですが、京都人にとっては初めて登り道でした。
 下りは裳立山を通りました。頂上には「土佐日記」の紀貫之の墓があります。「木工頭紀貫之朝臣之墳」と刻まれた墓石と、小さな石仏が京の都を向いていました。

 花摘の峰です。
 比叡山延暦寺を開いた伝教大師(最澄)の母が、ここで花と摘んで大師が山から降りてくるのを待ったことから、その名がついています。

 比叡山には三大魔所があります。そのひとつが天梯権現祠(ほこら)です。その祠があるのが天梯ノ峰です。

 昼飯は、ケーブル延暦寺駅の前にあるベンチでいただきました。温かいスープがおいしかったです。

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京都を歩く 白川の源流から鴨川まで

 白川を京都・滋賀の府県境である山中(やまなか)の源流(起点)から、四条上流の鴨川への合流点まで歩きました。10キロ近くでした。
 起点はここです。まるで廃墟です。京都から大津に抜ける道のひとつ、志賀越(山中越)の国境です。旧道はすっかり荒れ果てています。
 左の2つ重ねたような岩肌は「重ね石」です。小さな仏像が4体、彫られています。往来した旅人の道中安全を祈ったものだと考えられています。
 15年ほど前にも訪れています。その時と同じようでもあり、見事に荒れ果てたようにも見受けました。 

 白川に沿って北白川仕伏町まで下ってきました。北白川天神宮に架かる萬世橋は明治27(1894)年、北白川の石工の卓越した技術を集結して造らた眼鏡橋(アーチ式)です。擬宝珠が菊の花です。

 知恩院のちょっと上流の映える一本橋は、サスペンスのロケ地としてよく登場します。

 鴨川に流れ込みます。向こうは四条大橋です。
 鴨川支流の一級河川・白川は、山中からここまで9.3km流れてきました。

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なにわを歩く 中之島に架かる二十橋を渡る

 なにわの町を歩きました。
 大阪八低山は制覇しましたが、浪華八百八橋のうちのいくつくらいを渡ったことがあるのでしょうか。中之島の地図を眺めていると、20数橋が架かっています。端から橋を巡りました。
 スタートは、ライオン像が橋の四方に構える天神橋です。こちらは阿形 (あぎょう) の形で口を開けて吠えています。浪華三大橋のひとつです。 

 土佐堀川に架かる淀屋橋です。関一・大阪市長による御堂筋拡幅工事の一環として1935年に完成したアーチ橋です。コンクリート橋としては珍しく国の重要文化財に指定されています。

 堂島大橋は、優美な大型のアーチで路面を吊り上げる下路アーチ橋でという国内唯一の形式の橋です。

 中之島を一周して最後の橋は鉾流橋でした。向こうにレンガ造りの中央公会堂が臨めました。

 青線が歩いたルートです、

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京都・桂坂 モミジバフウの並木道 2024~東海自然歩道を松尾大社まで

 京都。西京区の桂坂に続くモミジバフウの並木道です。今季はちょっと遅れましたが、真っ赤に色づきいていました。
 きょうも秋空が青い、よい天気でした。阪急・洛西口からバスに乗ってやってきました。カメラを抱えたご同族がたくさんおられました。
 桂坂には3社のバスが乗り入れています。赤、黄、緑と車体カラーが異なります。すべてをレンズに収めようと粘りましたが、この春のダイア変更で、運行本数が減ったそうです。なかなかお目当てのバスはやってきませんでした。

 赤に黄色。このコントラストがやはり映えます。一番人気です。

 遠目にも目立ちます。

 日本では珍しいロータリーです。緑が黄色を追っているようです。

 赤と赤です。

 モミジバフウは漢字では「紅葉葉楓」と書きます。もみじ・は・ふうーなんですね。フウ(楓)科フウ属の落葉高木です。

 真っ赤に染まりそうです。

 トゲトゲがいっぱいの実が残っています。

 テレビクルーまでやって来ました。「街かどトレジャー」(読売テレビ ten)の録画で、ますだおかだ増田さんがマイクを差し出してました。今夜放映かなとチャンネルを合わせましたが、違いました。

 東海自然歩道が桂坂を貫いています。苔寺方面までの道は未踏でした。歩いてみることにしました。

 住宅街の中を、整備された道が続きます。

 静かな竹藪に入りました。

 唐櫃越から沓掛山に続く尾根道に通じる分岐がありました。
 尾根道で東海自然歩道への矢印を見たことがあります。ここにつながていたのでしょう。

 お地蔵さんが並んでいます。

 山口家住宅(苔香居)の茅葺の長屋門です。この辺りの領主として、代々庄屋をつとめました。

 しばらく歩くと浄住寺でした。静かなたたずまいでした。

 紅葉にはちょっと早いようです。そのころに再訪したです。

 阪急・松尾から唐櫃越えに通じる見覚えがある道までやってきました。

 地蔵院はでは外国人観光客とすれ違いました。こちらは入山料が必要なので、またの機会とさせていただきました。

 向こうが観光名所の苔寺です。こちらは予約なしでは入れません。

 鈴虫寺も門前を横目で通り過ぎました。

 松尾大社に到着でゴールとしました。嵐山は観光客ばかりだったでしょう。
 
 モミジバフウの他は、あまり秋の気配が感じられませんでした。まだまだ暖かい日和のお散歩となりました。

京都を歩く 秋の植物園をカメラ散歩

 急に思い立って京都に出かけました。さしてアテもないので、府立植物園を独り散歩しました。高齢者は無料というありがたい施設です。
 100周年を迎えたということで、記念のイベントも行われています。わたしも小さなころから何度も訪れています。
 今年は、暑い日が長く続いたせいもあってか、紅葉にはまだ間があるようです。それでもカエデの大きな葉が秋のハーモニーを奏でていました。
 
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山と飲み会 太閤道から高槻へ 満マルで満飲

 立冬の暦通りに寒さがやってきました。そんなことは承知で山を歩きました。
 わたしが住む阪急・水無瀬に集まって、若山神社から太閤道を高槻まで。そのまま駅前にある居酒屋・大阪満マルに直行しました。
 太閤道のピーク、若山でピースです。この写真は、わたしのスマホ(Pixel8)でタイマー撮影しました。あまりの写りの良さに、ちょっと呆然です。コンデジなんて不要じゃないかと。
 ま、よく歩き、よく飲んだ例会でした。

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ポンポン山 花はどこへ行った

 晴れ上がった秋空に誘われて、ポンポン山に登りました。
 スマホGPSアプリのYAMAPの活動記録に、きれいな花をアップしている方がおられました。わたしもその花をレンズに収めようと歩きました。このあたりと思われるポイントでは、5回も行ったり来たりしました。でも見つかりませんでした。
 これまでになく多くのハイカーでにぎわうポンポン山の頂上でコンビニ弁当を食べてきました。

 【2024/11/04 09:59】
 西国札所の善峯寺駐車場に車を置かせてもらってスタートしました。まずは西山巡礼古道を進みます。

 善峯寺の紅葉はまだまだ先のようです。

 西山古道と釈迦岳に直行する分岐です。急登の右へ進みます。

 ああ暑い。汗がしたたります。これほど暑くなるとは思っていませんでした。
 後から登ってこられたお二人も「暑いですね」と衣服調整しておられました。

 ミヤマシキミが真っ赤な実をつけていました。

 ゆっくりとではありますが、釈迦岳に通じる尾根まで登ってきました。
 2カ月ほど前に登ってきたときは、この辺りでもうバテバテでした。それをきっかけにフィットネス・ジムに通うようになりました。若干なりとも効果はあったようで、体の軽さが違いました。

 釈迦岳は、わたしが住む島本町の最高峰です。

 このあたりに花は咲いているはずでした。でも見つけられませんでした。

 【12:05】
 ポンポン山の頂上です。2時間近くもかかっていました。花を探していたこともありますが、ノロノロペースでした。
 頂上は昼飯を食べるハイカーでいっぱいでした。

 坦々スープにボトルの湯を注いでいただきました。伊那福島のスーパー・ツルヤで買っていました。
 コーヒーも飲みました。京都・小川珈琲のドリップでした。

 帰りは、やってきた縦走路を戻り、まっすぐ杉坂から下山しました。アセビ(馬酔木)が実をつけていました。

 善峯寺の阪急バス停は、今秋から運行が2時間に1本となったこともあってか、長い待ちの列ができていました。

中央アルプス 千畳敷カールのもう晩秋

 中央アルプスの千畳敷カールを歩きました。4日ほど前に急に思い立ち、ネットで1夜の宿だけ予約しての旅でした。
 氷河が削り出してできたカールは、高山植物が咲く雲上の楽園です。でも花のシーズンには外れ、全山が赤や黄色に染まる紅葉にも遅すぎました。
 あいにくの天気となり、ガスが終始、宝剣岳を覆っていました。カサをささなくてもよかったのが幸いで、一瞬ながら晴れ間ものぞいて雄大な景色を楽しむことができました。

 木曾駒ヶ岳につながる八丁坂の登りです。ガスの彼方が乗越浄土ですが、もはやわたしとは縁のない世界になりつつあります。

 ガスが晴れて宝剣岳の岩峰が姿を見せました。剣が池に咲くナナカマドの赤い実がきれいでした。

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比叡山 戦争で消えた廃墟3連発

 比叡山に登りました。京都で育った人にとっては、朝夕に見上げる東北の目印の山でした。小さなころから数えきれないほどその山上を歩いています。
 京都市街を見下ろすケーブル比叡の横には、現在は「HIEIZAN」の大きな文字があります。ところが、その歴史を調べると、といっても僧兵が都に直訴で降りてきた白河法皇の時代ほどではなく、昭和の初めから戦中にかけてのころです。現在とは違う初代のロープウェイ、比叡山空中ケーブル(叡山空中ケーブル)が架かっていて、その駅舎が今も廃墟となって残っていることを知りました。
 わたしが子どものころに怖さに震えた「お化け屋敷」は、戦前に6年間だけ営業した叡山ホテルの跡地につくられていました。その建物も残っていました。
 知らなかった3つの廃墟を巡りました。

 【廃墟1】
 空中ケーブルの高祖谷駅跡です。昭和3(1928)年から19(1944)年まで使われていました。
 ケーブル比叡から20分ほど廃道を歩いた先に残っていました。

 【廃墟2】
 空中ケーブルの延暦寺駅跡です。
 釈迦堂近くに外壁が残っています。

 【廃墟3】
 ケーブル比叡の近くには叡山ホテル跡がありました。
 戦後、ここが夏季の「お化け屋敷」に使われていたようです。

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京都・西賀茂 西賀茂里山連山の4座を歩く

 「西賀茂里山連山」とネーミングされた京都・西賀茂の里山を巡りました。
 京都五山送り火で3番目に点火される「舟形」が山肌にある船山など、どれも標高500メートルに満たない山々です。地元のYouTuberでヤマッパーの「さこさん」によってこの夏、スマホの登山GPSアプリ、YAMAPのピークに認定されました。全部で8ピークありますが、そのうち4つでさこさん設置のプレートを確認しました。1つは、巻き道を歩いてしまい、ピークは踏めませんでした。
 舟形の上から京都の町を見下ろすなど、楽しい里山歩きでした。

 ルートの要所にはテープが巻かれていたりして、歩きやすい道でした。

 京見峠の京見茶屋は閉店して久しいです。若いころの思い出も詰まっています。

 舟形の火床の最上部です。正面には大文字の大が見えます。

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