KANSAIウオーク 大阪・難波宮エリアを歩く

 「KANSAIウオーク 2025」に参加しました。第1回大阪・難波宮エリアのスペシャルコースは、難波宮跡公園をスタート・ゴールに、上町台地を四天王寺まで南下、大阪城まで戻って来る約13キロでした。
 この日の大阪の最高気温は33.6度を記録しました。ほとんどが炎天下の舗装道を、ひたすら歩きました。
 高津宮は初めてでした。夏越の祓はあすですが、茅の輪をくぐって無病息災を祈願しました。

 難波宮跡公園に老若男女、いや若は少なめか、が集まっていました。

 産経新聞社の主催イベントでした。でも知った顔とは、ひとりも出くわしませんでした。

 出発式の後、一斉にスタートです。法円坂の横断陸橋は通行制限がかかるほどの大混雑でした。

 ザックにプラカードの一団が進みました。

 大阪の町にも知らないスポットがいっぱいあります。

 高津宮は初めてなので、素通りする参加者を横目に石段を上がって参っていきました。

 いくたまさん(生国魂神社)は鳥居の前から頭を下げました。

 四天王寺は、この暑さの中でも多くの参拝者の姿がありました。

 摂津の国分寺跡です。聖武天皇の「国分寺建立の詔」によって建立されました。

 玉造筋を北上して、鶴橋で近鉄線をくぐりました。

 真田山公園まで来て、木陰にほっとしました。ベンチに腰掛けて冷たい水で休憩しました。

 三光神社の真田幸村像の横には、大阪城の曲輪、真田丸とをつないだ地下道の出口といわれる空洞が残っています。

 玉造稲荷神社は伊勢参りの起点です。

 大阪城公園を通り抜け、東外堀までやってきました。天守閣も見えて、もう少しでした。

 極楽橋をわたります。オーストリア・グラーツに残る豊臣期を描いた大坂図屏風にも描かれている橋です。

 この暑さの中、インバウンドを中心とした観光客の多さに驚かされました。

 大阪府警本部など大手前の風景が一変しています。もうすぐゴールでした。

 3時間ほどで歩き切りました。

 完歩証や協賛企業のみやげをいただきました。
 KANSAIウオークは、秋に京都・長岡京エリア、奈良・藤原京エリア、滋賀・大津京エリアと続きます。

紫陽花の柳谷観音から天王山へ 夏を実感!!

 真夏の到来を実感させられる暑さでした。汗を拭き拭き柳谷観音楊谷寺から天王山を歩きました。山と飲み会の仲間と一緒です。当然のことながら、下山後は高槻の居酒屋に直行してヒートダウンしました。
 お目当ての紫陽花は開花が遅れ、満開には程遠かったです。

 龍をイメージしたあじさい階段はカラフルでした。

 もう一つのミッションは、先日のテレビ番組で紹介されていた阪急・長岡天神駅前のパン屋の「究極のクリームパン」を食べること。ノスタルジックな昭和の味を楽しみました。

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甘南備山 究極のカスタードクリームパンと名残のササユリ

 「究極のカスタードクリームパン」とネーミングされて大人気のパンが、テレビ放送されていました。阪急・長岡天神の駅前にあり、何度も前を通ったことがあるメサベルテ長岡京店でした。
 気になって「究極の粒あんぱん」なんかと購入。その足で京田辺の甘南備山に登って、展望台でいただきました。
 ちょっと甘くてノスタルジックな昭和の味をしていました。

 名残のササユリが一輪、わたしを待っていたかのように咲いていました。

 甘南備(かんなび)とは、「神の隠れこもれる」という意味だそうです。「神が鎮座する山」、「神の降臨する山」として信仰の対象となってきました。

 山頂近くの展望台からは、京都の街が一望できます。だれもいない展望台で、パンをかじりました。

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交野山 満開のササユリを撮りに

 交野(かたの)の交野山(こうのさん)に登りました。ササユリ(笹百合)が大きな花を開いてました。
 純白のもの、ピンクがかっているものとどれも花言葉そのままに「気品」を漂わせています。
 鼻が悪くて匂いには鈍感ですが、甘い香りが辺りを包んでいました。

 山腹に「カレンダー岩」がありました。その日、最初に歩いた人が日付を修正しているのでしょうか。

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斉明・天智・持統と3代天皇を冠した山々

 京都の大文字山と比叡山にはさまれたエリアに斉明・天智・持統と天皇を冠した山々が連なります。猿丸も百人一首で聞いた名前です。
 気になっていた山を、滋賀県側の比叡平からピストンしました。それぞれのピークには、おそろいのプレートがかかっていました。
 田ノ谷(たのたに)峠からびわ湖側に下り、宇佐山を経て天智天皇が遷都した大津京跡まで歩きました。

 持統山です。山頂といても尾根の連なりのコブくらいのもので、どこも眺望はありませんでした。

 踏み跡は明瞭でしたが、倒木が多かったです。

 宇佐山にある宇佐山テラスからは、大津の町やびわ湖が見渡せましたが、湖東の山々の視界はありませんでした。

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京都・雲ケ畑 足谷の「ベニバナヤマシャクヤク観察会」を楽しむ

 京都北山の雲ケ畑・足谷でベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が花開くシーズンです。保護活動をしておられる「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」の観察会に参加しました。
 ピンポン球ほどの大きさの真っ白い花がいっぱい咲いていました。ベニバナと冠していますが、ここで咲くのはすべて白色です。
 今年は寒くて開花が遅れたそうです。残念ながらパカリと開いた花とは出会えませんでしたが、わずかに口をあけた隙間から赤や黄色のしべがのぞく姿にも恥じらいの風情がありました。

 ヤマシャクヤクの変異種でボタン科の種子植物です。スーッと高さが40~50cmにも延びる茎の先に1つの花が咲きます。

 花弁の1枚が開きかけています。

 京都府のレッドデータブックの絶滅危惧種です。

 凛としています。花言葉のひとつが「高潔」なのが納得です。

 開いているのは3~4日ほどだそうです。ドンピシャのタイミングでやってきたかったです。

 たくさん咲いていますが、どれもまだ開いていませんでした。

 こちらはまだ堅い蕾です。

 開花期が1カ月ほど早いヤマシャクヤクは、とっくに花が散り、雌しべが膨らんでいました。

 4年前に同じ場所で撮影しました。こんなのと再会したかったのです。

 京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

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京都北山 天ヶ森(ナッチョ)から幻の三谷小屋へ

 京都北山の大原の奥にある天ヶ森に登りました。わたしは中高校生時代からそう呼んでいたと記憶します。それが、いつのころからかナッチョと呼ぶ方があたり前になっているようです。初めて聞いたときは、どこの山かと思いました。
 大原の里10名山のひとつで、北端に位置します。ここで9座踏破とわかれば、残る1座も登りたくなりました。

 「山と高原地図」(昭文社)の古い「京都北山」にはミタニ峠の下に「みさやま山岳会小屋」と記されています。ここを訪れるのが、この日の目的でした。
 京都みさやま山岳会(KMAC)は、わたしが京都・下鴨中2年生だった時の理科担当のヨシダ先生が会長をしておられました。当時、山小屋は建設中で、それを見学に行ったことがあります。三谷小屋と名付けられた完成後には、中学のワンダーフォーゲル部の仲間と泊まったことも思い出します。
 60年も昔の話です。この地図が発刊されてからでも20数年たっています。その小屋は今も残っているのでしょうか。

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山と飲み会 生駒「つつじロール」にはちょっと遅く

 生駒山系の「なるかわ園地つつじ園」に行きました。山と飲み会の例会でした。
 ハイキングコースの山の斜面が255株ものヒラドツツジで覆われています。「つつじロール」と呼ばれ、鮮やかな白、紅、ピンク色に染め上げる光景は圧巻です。
 残念ながらちょっと遅すぎて満開は過ぎてました。それでも心地よい五月の風を浴びてきました。

 この春、就職した娘さんの初サラリーでプレゼントされたザックを背にピース!!です。

 歩くより飲んでる時間が長いのは恒例です。大阪・ミナミでまずは二度つけ禁止の串カツを。

 グリ下でグリコの部長だったメンバーらと陽気にポーズ。ニッポンのおジンらも元気です。シャッターを押してくれたのは、チャイニーズの若者でした。

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西山古道 クリンソウを見に行く 2025

 ポンポン山からも遠くない西山古道を歩きました。お目当てはクリンソウ(九輪草)でした。
 咲いていました。薄紫の花が放射状です。それが階層に咲きます。仏閣の屋根の頂点にある「九輪」に似ているからのネーミングです。
 シカは食べないそうで、毎年のように人間の目を楽しませてくれます。

 花言葉の「幸福を重ねる」もなんとなくわかる気がします。

 サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。なるほどサクラソウの花と似ています。

 山の水が湧き出たあたりの窪地に咲いています。

 スラリと背丈があります。

 昔は「京青の森の近くの窪地」くらいの呼び方をしていました。いつのころからかクリンソウ広場という立派な看板もできています。

 善峯寺から登ってくる西山古道と、長岡京からのルートとの接点にあります。

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阿武山から安威川ダム、日本最長吊り橋

 子どもの日の5日も良い天気でした。急に思いついて、安威川ダムから阿武山に登りました。
 茨木の山中に岩石や土砂を積み上げて建設されたロックフィルダムです。天端道路は長さが337.5mもあります。初めて渡りました。
 右上の鉄塔の奥が阿武山の山頂です。

 ダムの奥に日本最長、420mの吊り橋ができていました。通行料はなんと1650円。まあ1回くらいはと渡りましたが、よく揺れました。

 知りませんでしたが「ダムパークいばきた」という観光施設ができていました。連休中とあって、多くの家族連れやカップルらでにぎわっていました。

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