中華そばが食べたくなりました。ラーメンではありません。丼ものや麺類一式を並べていた町の食堂の中華そばです。
三条京阪の前にある篠田屋です。創業は1904(明治37)年という「百年食堂」ですが、昭和で時をストップさせたような店です。
頼んだのは「中華そば(大)」(650円)です。並だとあたり前に中華風の丼です。それでは小さ過ぎるのか、大は和風の丼です。ちょっと風情には欠けるかな。雰囲気を楽しむような店ではないですがね。
澄んだ醤油味の懐かしさを感じさせるスープです。
麺には、さしてこだわりはないのでしょう。柔らかいです。
小ぶりのチャーシューとメンマ、それにネギが浮かんでいるだけです。
最初から、たっぷりと胡椒が振りかけられています。
一杯1,000円オーバーも出現しているこだわりのラーメンと比べて、価格までもがシンプルです。
メニューは多いです。でも、客の注文はほぼ中華そばか皿盛の二択です。
皿盛とはこんなものです。
女性が独り、入ろうかと迷っているようでした。ちょっと勇気がいりますかね。
目の前が東海道五十三次の終点です。
篠田屋
075-752-0296
京都市東山区三条通大橋東入大橋町111