My memory 駅 チューリッヒから旅は始まった

 My memoryのカフェ巡りはウィーン編が終わったところですが、新テーマでちょっと気分を変えてみます。「駅」です。
 ヨーロッパの鉄道は、ターミナル(終端駅)となっているところが多いです。そこは旅の始まりでもあります。ワクワクとした気分で乗り込んだ思い出をたどります。
 スイスのチューリッヒは、ブレゲンツ音楽祭、ユングフラウヨッホ、ゴールデン・パス・ラインと楽しんだ旅の出発点でした。

 堂々としたチューリッヒ中央駅(Zürich Hauptbahnhof)です。終端駅ですが、正面は側面にあります。
 ドイツ、イタリア、フランス、オーストリアとの国際列車も発着します。

 駅前をトラムが走っていて、乗ってみたかったです。

チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった

 この旅では、北部のザンクト・ガレンに向かいました。

チューリッヒから「ICN」に乗り込む

 駅には「Mondaine waiting point」があります(最初の画像)。待ち合わせの目印で、そこにはモンデイン(Mondaine)の時計があります。
 このモンデインはSBB CFF FFS(スイス国鉄、公用語の独、仏、伊の3カ国語を併記している)のオフィシャル・ウオッチです。
 わたしは腕時計を土産にして、愛用しました。

わたしの欲しかったもの Mondaine

My memory カフェ巡り ドー・ウント・コー・アルベルティーナの赤ワイン

 「クリスマスマーケットとカフェ巡り」が5度目のウィーンの旅のテーマでした。
 最初にやって来たのは、アルベルティーナ美術館にあるカフェ「ドー・ウント・コー・アルベルティーナ」でした。ワインと生ハムなどでくつろぎました。
 次の日も、次の日も⋯。昼食はカフェでした。

ドー・ウント・コー・アルベルティーナの赤ワイン

 ウィーンにはごまんとカフェがあります。
 オリジナル・ザッハトルテで有名なカフェ・ザッハーの前には、いつも行列ができています。

 オペラ座の周りには気になるカフェが多いです。カフェ・モーツァルトも入ったことがありせん。

 ハプスブルク家ご用達のゲルストナーの2階の窓から、オペラ座を眺めながらケーキをいただく夢も果たしていません。
 まだまだ味わいたいカフェは多いですが、カフェ巡りウィーン編はここまでとします。

市庁舎前広場のクリスマス・マーケット

My memory カフェ巡り カフェ・ディグラスでモーニング

 150年も前に生まれた老舗のカフェ・ディグラスで、冬のウィーン最後の朝はモーニングしました。開店を待って飛び込みました。
 「Large Viennese Breakfast」には、オレンジジュースとハートが描かれたコーヒーが並びました。焼き立てのカイザーゼンメルも麦の香りが満足のお味です。 

 クリスマス・オーナメントが飾られた広い店内には、ピアノまでありました。

カフェ巡り 最後の朝はカフェ・ディグラスで

 大きなケーキが並んでいますが、料理でも人気の店です。
 最初は、ウィーン留学中の知り合いのお嬢さんに連れてきてもらいました。ツヴィーベルローストブラーテンという伝統料理を味わいました。

ウィーン留学中のお嬢さんとカフェ・ディグラスでお昼ごはん

My memory カフェ巡り どこで食べてもマクドはマクド

 「どこで食べてもマクドはマクド」。そんなタイトルで、このブログでも何度も書いています。
 ウィーンでも食べたマクド、いやマックですか?。知らんけど。いづれにしても超安心の味でした。
 冬の旅で泊まったシュテファン大聖堂に近いホテルの目の前でした。わざわざ巡ったカフェではありませんが、心強い味方でした。朝食に出かけました。

カフェ巡り どこで食べてもマクドはマクド

 オーストリア第2の都市、グラーツの駅ナカにあるマクドも、帰りの列車で2度、かじりました。

グラーツ どこで食べてもマクド

 リスボンの町でも、まずは腹ごしらえに飛び込みました。

上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

 ゲントで、ライプツィヒで、ザルツブルクで⋯とあちこちでお世話になっています。

My memory カフェ巡り また呑みたいホイリゲ3連発

 ウィーン北郊のカーレンベルクの丘にはブドウ畑が広がります。そこの「今年のぶどうで作られた新酒」がホイリゲで、ワイン農場でそれを飲ませてくれる酒場もそう呼ばれます。簡単な食事も提供されて、まあカフェのお仲間ということで⋯。
 わたしが訪れたホイリゲの3連発です。

 ゆっくり旅した一夜は、「ヴェルナー・ヴェルザー」でマッシュルームのフライやワインを2杯。ジョッキで飲んで、すっかりできあがりました。 

グリンツィング ホイリゲで軽く2杯

 奥さまのコーラスグループのドイツ遠征とウィーン観光ツアーに撮影係として同行。最後の夜はにぎやかな打ち上げとなりました。

 「マイヤーの家」は、ベートーベンがあの「第9」を書いたところでもありました。

ウィーン郊外 ホイリゲ「マイヤー」で乾杯

 2度目のウィーンでも「Zum Martin Sepp」でのんびりとしました。

ホイリゲでのんびりと

My memory カフェ巡り 応用美術博物館のサロンプロフォン

 芸術の都はパリですが、音楽の都・ウィーンにも多くの美術館や博物館があります。
 オーストリア応用美術博物館(MAK)は、中世から現代までのヨーロッパの家具、陶磁器などの工芸品を中心に展示されています。
 MAK内のカフェ、サロンプロフォンもおしゃれでした。頼んだ「エッグベネディクト」はナイフを入れるのが憚られるほどの美しさでした。もちろん、おいしかったです。

 6年前でも10ユーロほどはしたでしょうか。ネットで調べてみると、現在はなんと15.9ユーロもします。おまけに円安ときて2700円。ヒャー、再訪するチャンスがあっても手が出ません。

 メニュの「A|C|G|O」が気になって調べると、下の方に小さな文字で書かれていました。

salonplafond

 ヨーゼフ・ホフマンらが開いたウィーン工房の家具が並んでいます。

 グスタフ・クリムトの有名な「接吻」の下絵かと思わせる作品も展示されていました。

オーストリア応用美術博物館 「サロンプロフォン」のデザイン

 雪が積もるウィーンを訪れたときは、リンク沿いのホテルから散歩。旧陸軍省の前に立つラデツキー将軍(ニュー・イヤー・コンサートで最後に演奏されるラデツキー行進曲のモデル)の騎馬像から向こうのオットー・ワーグナーがデザインした郵便貯金局を眺め、次がMAKでした。その先がシュターツ・パーク(市民公園)です。

シュターツ・パークの雪景色

My memory カフェ巡り カフェ・ハイナーのハイナートルテ

 ウィーンのカフェ巡りはまだまだ続きます。
 オペラ座の角からシュテファン大聖堂に続く目抜き通りがケルントナー通りです。その中間あたりに「カフェ・ハイナー」はあります。
 店名を冠した「ハイナー・トルテ」です。カフェ・ザッハーのザッハトルテが有名ですが、トルテは切り分けて食べるケーキのこと。ウィーンのカフェでは店ごとのトルテが並んでいます。 

 通りを歩く人に目につくように双頭の鷲と、「K.u.K.Hofzuckerbäcker」とハプスブルク家御用達菓子店を表す金文字が光っています。

カフェ巡り カフェ・ハイナーのハイナートルテ

 クリスマス・マーケットが立つ冬の夜は、ケルントナー通りも輝く光に包まれていました。

輝く光 ウィーンの夜 

My memory カフェ巡り サンティアゴ巡礼はバルでひと休み

 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで780kmの巡礼の旅、Paso a paso Dos では、9月は毎日ただただ歩いてました。スタートから2週間目となった9年前の2日は、ログローニョからナヘラという町まででした。
 カフェとバル。その違いは定かではありませんが、巡礼路のあちこちにあるバルでは朝はモーニング、のどが渇けばコーラやジュース、昼食はビールにボガディージョ(サンドイッチ)、夕飯もワインとともにとお世話になりっぱなしでした。
 ナヘラではピザをかじり、名物のサングリアを楽しみました。 

サングリアとピザ

my camino=9日目 ちょっと人恋しくて 

きようも干あがりました

 バルを見かけると引き寄せられて頼んだのがスーモ・デ・ナランハ(オレンジジュース)です。生のオレンジを目の前で搾ってくれる100%果汁です。

わたしの主食はオレンジジュース??

 この日の歩行は30km。このくらいの距離は慣れてきました。

Paso a paso Dos 9日目=9/2 ナヘラへも30キロ

My memory カフェ巡り ザッハ・トルテとデメル

 ウィーンの町には、あちこちにカフェがあります。その中でデメルは宮廷御用達として名を馳せた老舗の菓子店です。
 2度目の旅では開くの待ちかねてお茶をしました。
 有名なザッハトルテは、甘さを敬遠したようです。2人で1個のご覧のトルテをいただいています。ちなみにトルテは、切り分けて食べる焼き菓子だそうです。

 カフェの席からトルテの調理部屋がのぞけるようになってました。見事に飾り付けられたケーキが並んでいました。

ウィーン カフェ・デメルでひと休み

 看板のザッハトルテは「本家」を巡ってホテル・ザッハーと「トルテ戦争(裁判)」を演じました。
 そのザッハトルテは、桐箱入りをみやげにしました。後日、大阪・梅田の阪急で買ってきていただきました。

DEMEL ザッハトルテの甘さを堪能する

 デメルのケーキは、大阪・難波の高島屋にも並んでいました。

デメルのケーキ

 ホーフブルク(王宮)にも近いデメルの前は、ウイーンを訪れる度に歩いています。行列です。

ウィーン 朝の光景

My memory カフェ巡り モーニングはハース・アンド・ハース

 ウィーンの中心、シュテファン大聖堂の裏手に紅茶で有名なハース・アンド・ハースのショップがあります。そことはつながっておらず、中庭に回り込むと「Haas & Haas TEEHAUS」のドアです。
 ウィーン最後の朝は、ここでモーニングをしました。
 ウィーンで飲めばウィンナー・コーヒーというわけでもなく、メランジェでもミルクとホイップクリームの2つがあります。グラスの水がついてくるのは日本と同じです。

ウィーン最後の朝 Haas & Haas(ハース・アンド・ハース)でモーニング

 信者でもないのにシュテファン大聖堂のミサに参列した寒い冬の日にも、ここでお茶をしました。店に入るとほっとする暖かさでした。

カフェ巡り ハース・アンド・ハースのハース・アンド・ハース・ブレッド

 ドイツ騎士団修道会の大きな建物の1階にあります。
 シュテファン大聖堂で午前零時から始まるモーツァルトのレクイエムを聴くために泊まったホテルは、出入口は別の場所でしたが同じ建物の上階にありました。

「ドイツ騎士団修道会のゲストハウス」で過ごす