紅葉のシーズンが終わって、静かになった柳谷観音(楊谷寺)です。入山料も不要に戻りました。わが家から車で15分ほど山を登ったところです。
花手水は、千両の実がアクセントになった師走バージョンです。
水琴窟が、澄んだ音を響かせる琴手水です。ピーンと空気が張りつめています。
庭手水には赤い千両が添えられています。
恋手水には、いつもの3羽の小鳥が身を寄せ合っています。
龍手水はお休みでした。
柳谷観音楊谷寺
京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
075-956-0017
孫娘らといっしょに鎌倉での1日を楽しみました。5日のことです。
昼飯は、鶴ケ丘八幡宮の門前にある天丼、そばの店「静久」に入りました。参道からちょっと外れているだけで、すぐに座れました。
頼んだのは「小天丼セット」(1100円)です。濃いタレをまとった天丼です。関西人にはそれだけで異様です。でもお味は色黒とは関係なく、おいしかったです。
そばの出汁も黒いです。対してネギは白いです。いや、東西での食の違いはなかなかおもしろいものです。
卵焼きには、砂糖が入っているのでしょう。甘いです。
静久
0467-25-0250
鎌倉市雪ノ下1-12-13
江の島の駐車場に車を預けて、江ノ電(江ノ島電鉄)に乗りました。
電車は込んでいて、座ることさえできません。
ここは「稲村ジェーン」の舞台ですね。
単線のレールは、民家の軒すれすれに走っています。
終点の鎌倉に着きました。
鶴岡八幡宮への参道、小町通りです。ものすごい「密」です。こんな光景は久しぶりでした。
孫娘は、神妙な表情で茅の輪を潜りました。
まだ紅葉がきれいでした。
1日フリー切符を買っており、帰りも江ノ電に乗りました。またも立ったままでした。
午前中よりは減ったとはいえ、あちこちでサーファーが波と戯れていました。寒いのに、ご苦労なことです。
鎌倉大仏も拝んできました。
帰りの車の頭上を、湘南モノレールが通過しました。
「反田くん」 とは、ショパン・コンクールで2位入賞したピアニストの反田恭平さんのことです。この秋、わが家はワルシャワから届くYouTubeのライブ配信にハラハラ、ドキドキ。コンクールが終わっても、奥さまの「反田くん熱」がまん延する毎日でした。
旅の前夜の3日には、軽井沢で反田くんと、同じく4位入賞した反田くんの幼馴染の小林愛実さんとのコンサートがありました。
「プジョーがやってくることだし、軽井沢まで走るか」と、早手回しに軽井沢のホテルを予約していました。でも肝心のチケットは、発売開始と同時にパソコンからアクセスしましたがタッチの差で、つながったときはすでに完売でした。
軽井沢まで行くのならと、翌日は横浜に住む孫娘に会いに行くつもりでした。その計画もひとたびは挫折しました。
せめてはーと、気を取り直しての横浜行きでした。
4日午前9時半ごろという時間に合わせて走っていた東名高速の足柄SAに停車しました。
10時から反田くんの年末の凱旋コンサートの一般発売の開始でした。先の会員発売でも取れませんでした。3度目の正直と、車の中からスマホをたたきました。
時報と同時にタッチしましたが、またもやアウト! 3連敗となりました。
富士山は、そんなこと知らないよとばかりに、青空に白くて美しい姿を見せてくれていました。
ほぼ2年ぶりに、じーじ、ばーばは成長した孫娘と遊ぶことができました。そんなきっかけを作ってくれたことだけでも感謝しておきましょう。
横浜で2泊しました。今朝(6日)は、孫娘を幼稚園まで見送り、帰宅しました。箱根でも観光するつもりでしたが、あいにくの天候で富士山は隠れたままででした。御殿場プレミアム・アウトレットでショッピングをして、東海道五十三次の丸子(毬子=まりこ)宿に向かいました。
老舗の丁子屋で名物のとろろ汁を食べてみたかったのです。
頼んだのは、一番シンプルな「丸子」(1540円)です。白味噌でゆるめたとろろ汁と麦飯のセットです。
麦飯にたっぷりのとろろをかけ、ぐるぐるとかき混ぜます。
あとはズルズルと流し込みます。スープを飲むときに音をたてたらマナー違反ですが、ここでは盛大に。とはいえ、みなさん、お静かでした。
おいしい食べ方が説明されていました。
基本のセットに一品が追加されるごとに豪華になり、最高は「まんぷく」です。
旅籠を思わせる2階の座敷でいただきました。
芭蕉の間のほかに、弥次さん、喜多さんの部屋もありました。
道を隔てて丸子宿の道標があります。
東海道を京に向かって歩いて友に付き合ったことがあります。その時は開店前で食べることができませんでした。15年もたって、味わうことができました。
幻となった「丸子の宿」のとろろ汁
安藤広重が描く東海道五十三次の丸子宿です。当時と同じ茅葺です。
丁子屋(ちょうじや)
054-258-1066
静岡市駿河区丸子7-10-10
白洲次郎・正子夫妻の旧邸、武相荘(ぶあいそう)を訪ねました。武蔵と相模の国境にありますが、不愛想にもひっかけられています。
ミュージアムとなっている本宅に隣接するレストラン武相荘で「チキンカレー」(1430円)をいただきました。
大きなチキンがゴロゴロと入っていて食べ応えがありました。スパイシーですが、さっぱりとした後味でした。
ほぼ2年ぶりです。横浜に住む孫娘に会うために、未明から車を走らせました。東名高速を横浜町田ICで降りると、予定していた時間より早すぎました。
辺りを走っていると「鶴川」という地名案内がありました。「あ、武相荘があったところ」と奥さまが声をあげました。
スマホで夫妻の旧邸を調べると、ランチには手軽そうなレストランが併設されていることがわかりました。小田急・鶴川から田舎道を山にはいったところにありました。
奥さまが頼んだ親子丼にも、鶏がいっぱい。薄味だったそうです。
訪れる人も多く、待たされました。
次郎の「工作室」だった天井の高い空間がレストランになっています。
玄関の郵便・新聞受けは木臼です。
ここで次郎は農業をしながら隠遁生活を送りました。
想像していたよりはこぢんまりとした構えです。向こうの茅葺が本宅です。
玄関わきの2階に上がると、かわいいバーがあるウェイティング・ルームがありました。壁には等身大の夫妻の写真が掲げられていました。
次郎は車好きで、自らハンドルを握りました。愛車の1916年型ベイジSix-38が、ガレージに展示されていました。
武相荘
東京都町田市能ケ谷7-3-2
042-735-5732
バギンボックスといいます。Bag-in-Boxが縮まった表現です。堅い紙箱の内側に、プラスチック袋がはいっています。その中身はワインです。
2リットル入りで1000円ちょっと。すこぶるリーズナブルです。
お味の方もなかなかのもので、ハウスワインとしては十分です。
「エル・トキ」は、チリ産です。大型酒店に行くといいろんなバギンボックスが並んでいます。そんな中で、知人に教えてもらったこれがうまいです。
コックがついていて、飲む分量だけデキャンターに取り分けます。わたしは500CCのふたつきの広口瓶を使っています。
ボトルなら、つい飲み干してしまいます。残ったワインも保存が面倒です。それに空き瓶の処理も大変です。そんなお悩みが解決されます。
今夜の一献は白です。
タコとキノコのアヒージョとスパニッシュオムレツのトルティージャがメーンでした。
スキレットでニンニクと岩塩を入れたオリーブオイルを温めます。ブツ切りのタコとしめじなどをいれれば、すぐに完成です。
シコシコとおいしいタコです。
トルティージャはスペインのサンティアゴ巡礼を思いだす味です。
タコは先日、神戸に出かけた折に明石まで車を走らせていました。魚の棚商店街をブラついて、ここまでやって来たのだからと買って帰りました。その夜は刺し身で、翌日はきゅうりと酢の物に、そして今夜で食べきりました。
魚の棚は、午後遅くだったので新鮮な魚とはあまり出会えませんでした。
新しいマイカー、プジョー208で初めての遠出でした。名神高速に乗り、クルーズ・コントロールやレーン・アシスト機能などを試しました。
目指したのは、神戸・須磨の須磨離宮近くにあるフレンチ・レストラン「LE UN(ルアン)神戸迎賓館」です。ジャケットを着て出かけました。
ランチコースの肉と魚です。和食でも食べているのかと思うほどシンプルで、素材のおいしさが伝わってっくる料理でした。
敷地約3000坪という広大な庭園は、紅葉で真っ赤でした。
大正8(1919)年に建てられた神戸の貿易商、西尾類蔵の旧邸宅です。亡くなった母親と同い年です。大正モダンなたたずまいを残しています。
新しいマイカーのプジョー208です。高級車ではないので、内装はシンプルです。それでも、センターコンソール周りなどにはピアノブラックという塗装が施されています。少しはゴージャスに見せるための仕業です。
ピカピカに光っているうちはいいのですが、すぐに小さな傷がついてしまうそうです。ネットで調べていると、「ガラスコーティングが必須」ということがわかりました。やるなら、すぐです。
マイ・カスタマイズの第一歩でした。
GLASIASという、新世代の浸透性ガラス系ボディーコーティング剤です。塗装の表面をガラス膜で覆ってしまうのです。硬くて、光沢が保たれるというのがうたい文句です。
施工は簡単でした。付属のファイバークロスに液体を吹き付け、ピアノブラックの部分に塗り付けます。そして、別のクロスで拭き上げるだけです。
表面がツルツルになり、ピカリと光沢が増しました。
1日、間をおいて、2回塗りました。ホコリも指紋もつかず、とりあえずは効果を実感できました。
ディスプレーの周りもコーティングしました。
液晶の画面は、画像ではわかりませんが、保護シートを張りました。
ダイソーで買ってきた100円の保護シートです。A4版の短辺が、液晶の横長部分とほぼ同じ長さでした。高さを測ってカッターナイフで1辺を切るだけでした。
アンテナは2台続いたシトロエンのクサラ、C4と同じで背中にピーンを伸びています。このアンテナはタワーパーキングや洗車機に入るとき、車から降りてネジをぐるぐる回して取り外す必要があります。ちょっと面倒です。
ドルフィンアンテナというパーツをネットで購入しました。アンテナ棒を取去ったネジ穴にドルフィンアンテナのケーブルを接続して、粘着テープで張り付けるだけです。
位置きめのために型紙を作って、張り付けました。
後ろ姿も決まっています。
ドアの枠は、土足で跨ぐので汚くなります。ファイバー製のシールを張りました。
中国版アマゾンともいうべきAli Expressで1,000円ほどした。当然ながら純正品ではないですが、それらしく「PEUGEOT」とプリントされています。
ドライブレコーダーは安物ですが、C4から取り外した流用です。電源ケーブルの埋め込みはディーラーに頼んでおいたので、両面テープでくっつけただけでした。
ディスプレーには内臓のカーナビはついていません。AndroidAutoという機能でスマートフォンと結びます。スマホのグーグル・マップがナビの役目をします。
ネットにつながっているので、最新の道路に更新され、交通情報も表示されます。ちょっと難点は、グーグル先生が最も近い経路を案内してくれることです。とんでもない細い道や商店街を走らされることもあります。付き合い方にテクニックがいります。
つないでいるケーブルとの相性も難しいです。持っていた3本のケーブルはどれもダメ。購入した1本目は、ナビは動作しても音楽がつながりませんでした。2本目で、安定して動くようになりました。
スピーカーも交換しています。純正オプションのカロッツェリア(パイオニア)製です。元からついていたのは、フレームがプラスチックでマグネットも小さく、いい音が出るはずもないシロモノでした。
C4のときは、自分で交換しました。でも、もはやそんな元気もなく、ディーラーに交換を依頼していました。
ほぼ満足の音で鳴っています。
ひとまずはここまでで、マイカー・ライフを楽しみます。
十輪寺の紅葉を楽しみました。カタクリの花が咲く小塩山の麓にあります。平安の歌人、在原業平の隠遁の地とされ、「なりひら寺」とも呼ばれます。
善峯寺に上がるバスや車で門前は何度も通っていますが、お参りしたのは初めてです。この秋は「京城勝覧」で案内されているあちこちを訪ねましたが、知らない名所がたくさんあります。
日差しがあまりなかったので鮮やかさには欠けます。でも参拝者は少なくて静かな晩秋でした。
「不惑梵鐘(まよわずのかね)」の鐘楼は、寛文6(1666)年の建立です。
裏山には、在原業平の墓があります。
塩竃で、業平が塩焼きの風流を楽しんだと伝えられます。
境内に咲いていたキクタニギクは京都府の絶滅危惧種です。
京城勝覧の初日に東山の菊渓(きくたに)を歩きました。ここに咲いていとことからネーミングされたキクです。
冬桜が花を咲かせていました。
小塩山 十輪寺
京都市西京区大原野小塩町481
075-331-0154