高槻 「くらりねっと♪カンタービレ」の心地よい響き

 高槻・上牧にある「サロン・ドゥ・ムジーク・カンマキ」でクラリネット・トリオのアンサンブルを楽しみました。
 クラリネット奏者の村瀬司さんは、長く大阪交響楽団の首席奏者、副団長として活躍されました。古くからの知り合いです。「こんなコンサートを開きますので・・・」と、わが家までお誘いのチラシをもってきてくださいました。
 ヴァイオリン奏者の息子さんは編曲も手掛けていて、父子競演の素晴らしい姿に拍手を送りました。。

 3本のクラリネットは、大きさもさまざま。幅広い音色にコントラバスも加わって、うっとりとさせられる心地よい響きがホールを包みました。
 プログラムは、モーツァルトから映画音楽、日本歌曲まで美しいメロディーが流れました。
 「いそしぎ」では、映画さながらに波の音や海鳥の鳴き声といった効果音も加わりました。カップ麺を振ってシャカシャカ音を出すなど、演出も楽しかったです。

 ホールは、住宅街の民家の2階です。ホールのオーナーは、奥さまの大学時代の混声合唱団の後輩です。休憩中にあいさつにきてくださいました。
 わが家から遠くなく、帰りは徒歩でした。

自分でつくる スプラッツとカブのパスタ

 スプラッツというオイルサーディンのような小魚の缶詰を買っていました。おいしそうなカブをいただいたので、パスタの具材は決まりました。
 アーリオ(ニンニク)とオーリオ(オリーブオイル)は使いましたが、ペペロンチーノ(タカノツメ)は使っていません。とはいえ、いつもの慣れた作り方です。
 カブを炒めて、スプラッツを油ごと放り込みました。
 彩には欠けますが、抜群の味に仕上がりました。

 軟らかくとろけるように甘いカブです。スプラッツは日本のオイルサーディンほどには塩分はなく、味も淡白です。

 「ヨーロピアンスプラッツの燻製オイル漬け」です。
 ヨーロピアンスプラッツというのは、バルト海などで獲れるニシン科の小魚の一種のことです。それを燻製にして、菜種油に漬け込まれています。
 

 高島屋大阪店の「北欧マーケット」に並んでいたのを買いました。

 採れたて新鮮なカブです。葉まですべていただきました。

 パスタを買おうと、近くの生協に行きました。いつものパスタが500円ほどに値上がりしているのにびっくり。とても手が出ません。
 AGNISI(アネージ)は紙袋に書かれた説明では、イタリア最古のパスタメーカーだそうです。ドレッシングで有名なイタリア料理店「ピエトロ」で使われているとうたっています。300百数十円と、お手ごろ価格でした。

西宮北口 「洋食 むーしゃ むーしゃ」の100年ハンバーグ&エビフライ

 阪急・西宮北口で用件を済ませて昼飯でした。ここと決めていました。「洋食 むーしゃ むーしゃ」です。
 「100年ハンバーグ&エビフライ」(1380円)は、看板のハンバーグとの2品セットです。
 どこか懐かし味の気取らないハンバーグです。デミグラソースの優しいです。
 しっかりとしたトマト味のスパゲティとサラダも山と盛られています。

 大きなエビがパリッと揚がっています。

 よく冷えたハイネケンでひと息つき、皿の登場を待ちました。

 一番人気は、3品セットです。
 カウンターの両隣のお嬢さんも、3品でした。

 わたしの胃袋は、2品で十分です。裏面は3品で、いろんな組み合わせができます。

 11時半ごろに行きました。ウェイティング・リストに名前を書いて、むかえの児童公園で待ちました。すぐに回ってきました。

 阪急・西宮北口から3分ほどの住宅街です。
 この店は、開店からそれほどたっていません。でも伝統を引き継いだ4代目・オーナーシェフの味ということで、百年食堂です。
 皿の大きさと、店の古さは比例(反比例?)するーという仮説です。最近のこじゃれた店のカフェ飯って、皿が大きいですよね。

 洋食 むーしゃ むーしゃ
 0798-31-1788
 西宮市高松町16-22

サンタクロースがやってきた

 あわてもののサンタクロースが早くもわが家にやってきました。
 3人のサンタのうち、真ん中は高島屋大阪店の「北欧マーケット2023」から連れ帰りました。
 あとの2人は、デザインを「盗用」したコピーです。オリジナルは面長です。 

 サンタにツリーにキャンドルと、どれも気になりました。手作りです。結構、いい値がついてました。

 最初はツリーをコピーするつもりで、近所のホームセンターや百均を巡りました。
 見つけたのは、直径3センチ、長さ20センチの丸棒です。110円でした。太さがオリジナルと同じでした。
 ノコギリで切ると、サンタ2体分となりました。斜めに切るのは難しく、断面が小さく面長にはなりませんでした。

 切断面をサンドペーパーで平滑にしました。

 百均でアクリル絵の具や筆も買ってきました。
 サンタのコートは、緑色に黒色を混ぜて筆塗り。マスキングテープで養生して赤い帽子や白いひげを描きました。

 同じ百均でカラービーズも買ってきました。鼻にするためです。
 竹串を挿し、他方の開いた穴は瞬間接着剤で固めて、ペーパーで削りました。

 鼻の部分にドリルで小穴を開け、肌色に塗装した鼻を接着しました。

 竹串を使って、黒い絵の具で目を描けば完成でした。

大阪・天王寺 「酒房 ワビスケ」の鯵とお造り

 大阪・天王寺のルシアスの地下にある「酒房 ワビスケ ルシアス店」で昼飯にしました。
 「小田原の老舗干物屋さんの鯵とお造り」(1089円)です。
 ちょっと薄暗いテーブルでした。カメラの絞りが開放となり、焦点深度が浅かったです。主役の鯵とお造りより、脇役の肉豆腐とあおさのみそ汁にピントがきています。

 ハマチ、タイ、サーモンの3種盛りです。どれもうまいです。

 鯵の干物は塩加減も絶妙でした。小田原うんぬんとこだわっているだけのことはあります。

 奥さまはお造りをから揚げに代えた「わびすけランチ」(869円)です。びっくりするほどリーズナブルです。

 大阪の庶民価格ですね。観光客相手のあべのハルカスに上ったら、価格もぐっと上がるのでしょう。

 

 改めて夜にやってきたいです。

 酒房 ワビスケ ルシアス店
 06-6647-0039
 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5−1 ルシアスビル B1F

 ルシアスビルとつながっている隣のアポロビルは、わたしの学生時代からありました。天王寺・阿倍野界隈は、すっかり変わってます。でも懐かしい風景を発見することもできます。

あべのハルカス美術館・安野光雅展と高島屋・北欧マーケット

 大阪・天王寺のあべのハルカス美術館で「安野光雅展」を楽しみました。
 「もりのえほん」の複製画3点は、撮影が許可されていました。
 森の中にたくさんの動物が隠れています。じーっと見つめていると、あっ、ここにも! と次々に現れます。

 立派なクジャクを最初に発見しました。

 大好きな「旅の絵本」はデンマーク編が展示されていました。
 遠近法無視でほぼ同じ背の高さに描かれた登場人物の多さにびっくりします。細密画のようです。
 チボリ公園の水力で回る遊具は、「ふしぎの世界」さながらの永久機関で描かれています。どれもこれも、じっくりと見入ってしまいました。

 16階の展望デッキからの眺めです。天王寺公園が目の下です。

 見上げると、ビルはまだまだ上に延びてます。

 難波の高島屋大阪店にも行きました。「北欧マーケット2023」が開催中でした。
 合板を重ねたクリスマスツリーが目を引きました。でもちょっと高かったです。

 かわいいサンタクロースです。左端の小さなのを連れて帰りました。

 さりげないセンスが光ります。

 「このツリーなら作れるかもしれない」と口走ってしまいました。
 円錐形の木切れをホームセンターか百均で見たような気がしました。ゲットできれば、塗装するだけです。宿題ができました。

 奥さまが欲しそうにしていたカゴです。

 「濱田由一 1/5 ミニチュア名作椅子の世界」という企画展も開かれていました。

 座り心地を試してみたいです。でも名作のコピー、しかもミニチュアです。

 窓越しにドールハウスのようです。

自分でつくる うどん定食 栗ご飯つき

 「うどん定食 栗ご飯つき」としました。マイ食堂です。価格は設定されていません。
 自分でつくるとは、ちょっとおこがましいです。ボトルにでき上がっていたこぶ出汁に、だしの素をいれ、みりんで甘みづけ。うどんとともに温めただけです。
 なかなかのお味となりました。

 昨夜の栗ご飯は電子レンジで温めました。

 漬け物2種と鮎、のりの佃煮です。

 パスタとは顔ぶれが違います。

大阪・島本 「かぎ卯」のえびと貝柱のかき揚げぶっかけ

 膝のリハビリ散歩の途中でいただきました。サントリー山崎蒸溜所の近くにある「かぎ卯」です。「えびと貝柱のかき揚げぶっかけ」(1000円)です。
 名水百選の「離宮の水」で作った出汁で食べるうどんです。ぶっかけでしたから汁気は少ないですが、もっちりとした腰のあるうどんはうまいです。
 えびと貝柱のかき揚げは、サラッと揚がっています。貝柱を応援します。

 「釜玉ご飯」(350円)と名のついた玉子かけご飯です。トッピングがぶっかけとかぶってますが、温かいご飯をペロリです。

 ぶっかけだけでもこれだけ。メニューは多いです。

 きょうは「みづまろくん物価高騰対策商品券」で支払いました。前回は「With コロナ 事業者応援商品券」でした。

 店はモダンですが、創業は大正元年です。谷崎潤一郎の小説「蘆刈」にも登場しています。

 かぎ卯
 075-962-0700
 大阪府三島郡島本町山崎3-4-1

熊野九十九王子を往く その10 印南~切目

 「熊野九十九王子を往く」の10回目・第3日は、印南から歩き始めました。ところが、前2日のロング・ウォークがたたって左足は痛み続けました。もうこれ以上はダメと観念して、5キロにも達していないJR切目でストップしました。
 切目王子社にはフジバカマが咲き、アサギマダラがやって来ていました。飛来は京都あたりより半月は遅い感じでした。
 紀伊田辺を抜けて、中辺路(なかへじ)のスタート地点である滝尻王子までは。あと3回分が残りました。

 「カン、カン」と遮断機の音がして、ホテルの窓の下を走る紀州鉄道の一番電車が走ってきました。

 JR御坊駅のベンチで、コンビニで買ったサンドイッチをかじって朝食にしました。
 歩行開始時間を計算して、あらかじめ鎮痛剤も飲みました。

 【2023/10/18 08:29】
 印南がこの日のスタートでした。そろそろ鎮痛剤が効いてきてもよい時間なのに、まるで効果はありませんでした。

 ユニークなデザインのカエル橋にあいさつしてゆっくりと歩き始めました。

 印南の港まで出てきました。

 町を出ると、古道は国道から離れて急な登りとなりました。港をふり返りました。

 集落の間を進みます。上りはまだしも、下りとなると足にビンビンと響いて飛び上がりそうに痛いです。

 この日、最初の斑鳩王子社です。

 青い海を右手に進みます。

 コンビニがあったので、休憩しました。まだそれほどに歩いてません。
 ミカンのゼリーを買って、海を見ながらいただきました。

 海岸沿いを切目王子までやってきました。

 教えられて王子わきの急坂を登ると、公園がありました。

 フジバカマに近づくと、アサギマダラが飛び上がりました。

 足の痛さも忘れて、しばしアサギマダラにカメラを向け続けました。

 【10:23】
 切目に着きました。
 これから先は、ちょっとした峠道になります。長く続く下り道を考えると、歩き続ける気が失せました。
 ゴールは、あまりに簡単にやって来ました。たった4.4kmしか進んでいませんでした。
 熊野古道は逃げて行きません。早い機会にリベンジしたいものです。

わたしの熊野詣 都から高野、熊野本宮大社へ

熊野九十九王子を往く その9 紀伊内原~印南

 「熊野九十九王子を往く」のその9は、御坊に泊って2日目です。紀伊内原から印南まで24.1キロも歩きました。
 安珍・清姫の道成寺に参り、太平洋岸を南下しました。おいしい昼飯も食べました。
 前日来のロング・ウォークの疲労からか左足がチクチクと痛くなりました。持っていて鎮痛剤を飲むと、びっくりするくらい痛みは解消。調子に乗ってしまいました。
 計画では切目までと考えてました。さすがにJRでひとつ手前の印南をゴールとしました。

 道成寺の立派な本堂です。安珍・清姫の悲恋物語の舞台です。

 塩屋王子は、祈願すれば美人の子が授かるといわれる「美人王子」です。

 ゴールとした印南町はカエルをシンボルとしています。JR印南駅のすぐ近くにユニークなデザインのかえる橋がかかっています。

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