わたしの巡礼 熊野詣から四国、西国、カミーノへと (リンク集)

 熊野詣から始まったわたしの巡礼です。地図の黄色のルートを歩きました。
 大阪・八軒家をスタートした熊野古道の紀伊路は和歌山から紀伊田辺まで南下。ここから中辺路となって熊野本宮大社に至りました。
 もう一つのルートは、京都・八幡から始まる東高野街道を河内長野まで。高野街道を通って高野山に参りました。そこから山中の小辺路を抜けて本宮にも到達しました。
 大峰奥駈道は、学生時代に吉野から釈迦ヶ岳まで縦走したことがあります。

紀伊路-中辺路
 
【熊野九十九王子を往く(紀伊路)】

2004/07/03 熊野九十九王子を往く その1 北浜~四天王寺

2014/04/20 熊野九十九王子を往く その2 四天王寺~鳳

2014/05/04 熊野九十九王子を往く その3 鳳~東佐野

2014/05/11 熊野九十九王子を往く その4 東佐野~紀伊

2014/06/15 熊野九十九王子を往く その5 紀伊~海南

2014/07/01 熊野九十九王子を往く その6 海南~紀伊宮原

2023/09/21 熊野九十九王子を往く その7 紀伊宮原~湯浅

2023/10/16 熊野九十九王子を往く その8 湯浅~紀伊内原

2023/10/17 熊野九十九王子を往く その9 紀伊内原~印南

2023/10/18 熊野九十九王子を往く その10 印南~切目

2024/05/25 熊野九十九王子を往く その11 切目~紀伊田辺

2024/05/26 熊野九十九王子を往く その12(完) 紀伊田辺~滝尻王子 

2024/05/27 熊野九十九王子を往く その番外 土砂降りの熊野速玉大社


 
【熊野古道 語り部と歩く(中辺路)】

2014/04/06 語り部と歩く 滝尻王子~高原熊野神社

2014/05/18 語り部と歩く 高原熊野神社~牛馬童子口

2014/06/23 語り部と歩く 牛馬童子口~小広王子

2014/07/27 語り部と歩く 小広王子~発心門王子

2014/11/30 語り部と歩く 発心門王子~熊野本宮大社

 世界遺産の2つの巡礼路、熊野古道とサンティアゴ・デ・コンポステーラ(カミーノ)巡礼路の両方を歩いた人は、「デュアル・ピルグリム」として認定されます。

【デュアル・ピルグリムを目指して】

2020/03/26 デュアル・ピルグリム 中辺路を歩く1日目

2020/03/26 デュアル・ピルグリム 「霧の郷たかはら」の1泊2食

2020/03/27 デュアル・ピルグリム 2日目は中辺路を20キロほど

2020/03/27 デュアル・ピルグリム 2泊目は湯の峰温泉

2020/03/28 デュアル・ピルグリム 念願の認定!

2020/03/28 デュアル・ピルグリム 3日目はゴールの熊野本宮大社まで


 4枚のクレデンシャル(巡礼証明書)です。上は熊野古道、下はサンティアゴ巡礼路の3回です。
 あちこちでいただいたスタンプ1個、1個に思い出が詰まっています。

     Camino de Santiago 2023 index (ポルト/ポルトガル~)
     Paso a paso Dos INDEX (サン・ジャン・ピエ・ド・ポー/フランス~)
     Paso a paso 2013~INDEX (サリア/スペイン~)

 小辺路

 高野山から本宮大社に向かう小辺路は、伯母子岳や果無峠といった山や峠を越えて15-20キロを歩くハードな巡礼路でした。
 「グレートトラバース2 日本二百名山ひと筆書」に挑戦中の田中陽希さんにばったりと同宿となりました。

【熊野古道・小辺路】

2015/11/07 熊野・小辺路(1) 紅葉の水ヶ峰越

 え、え、ウソーっ!! あの田中陽希氏と同宿

 陽希さんと食事です

 小辺路 「民宿かわらび荘」で陽希さんと食べたボタン鍋

2015/11/08 熊野・小辺路(2) 眺望ゼロの伯母子岳越

 小辺路を往く 2日目は伯母子岳を越えて

 奈良・十津川村 「villaかんのがわ」で食べるスープカレー

2015/11/09 熊野・小辺路(3) 快調に三浦峠越

 小辺路・十津川温泉「民宿松乃屋」の露天風呂

2015/11/10 熊野・小辺路(4) 果無峠を越えて、熊野詣

 小辺路・4日目 熊野本宮大社に参拝

 「四国霊場八十八ヶ所納経帳」の最初のページは1番札所ではなく、高野山です。八十八ヶ所を結願したあと、お礼参りしました。

【東高野街道】

2013/04/14 東高野街道を高野へ その1 京阪・八幡市~京阪・郡津

2013/04/20 東高野街道を高野へ その2 京阪・郡津~近鉄・石切

2013/04/27 東高野街道を高野へ その3 近鉄・石切から近鉄・古市

2013/05/05 東高野街道を高野へ その4 近鉄・古市~南海・河内長野

 

【西高野街道】

2013/05/13 西高野街道 高野山女人堂への里程石をたどる

 

【中高野街道】
2016/07/05 中高野街道を往く その1 守口~平野

 

【高野街道】

2014/03/15 高野街道を往く その1 河内長野~御幸辻

2014/03/22 高野街道を往く その2 御幸辻~極楽橋

2014/03/30 高野街道を往く その3 極楽橋~高野山奥の院

 四国88 「どたぐつお遍路」 INDEX

 熊野那智大社に隣接して熊野山青岸渡寺があります。西国巡礼の1番札所です。

 わたしの巡った西国三十三所

太閤道を歩いて 高槻まで昼飲みに

 昼飲みできる屋台居酒屋「大阪満マル」が、高槻にもあることを知りました。さすがに明るいうちから電車に乗って飲みに行くのは気がとがめます。ならば生中をより一層おいしくいただこうと、地元・島本から尾根伝いに高槻まで続く太閤道を歩いていくことにしました。
 三川(木津川、宇治川、桂川)合流を見下ろす展望スポットです。ひと汗かいて登ってきました。
 前後して登ってきたお嬢さまも「いい景色ね」と前のベンチに腰掛けました。

 後の太閤秀吉が、本能寺の変を知ってからわずか6日で備中高松城から戻ってきた「中国大返し」のルートです。
 若山が太閤道の最高点です。

 これがお目当てでした。生中に続いてジム・ビームのハイボールです。
 毎晩、わが家でも同じものを飲んでいるのですが、やはり格別です。

 アテは一品ではくなく、品数が多いいランチにしました。

続きを読む 太閤道を歩いて 高槻まで昼飲みに

熊野九十九王子を往く その7 紀伊宮原~湯浅


 
 「熊野九十九王子を往く」というタイトルで、大阪・天満橋から始まる熊野街道(古道)を歩き始めたのは9年も前のことです。6回目に紀伊宮原まで達したものの、「これ以上の日帰りは無理」と中断してしまってました。
 やはり達成したい熊野詣です。
 中途半端な距離で残っている紀伊宮原から湯浅までの7キロほどを歩きました。日差しはそれほどではありませんが、まだまだ汗びっしょりとなる暑い日でした。
 JR紀伊宮原駅は、9年前と同じでした。駅の横のアイスクリームの自動販売機まで、そのままでした。

 ミカン畑の急坂を登り、糸我峠を越えました。

 湯浅は醸造の町です。伝統的建築物群保存地区には、古い町家や土蔵が残されていました。

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Camino de Santiago 2023 index

 2023年の5~6月、ポルトガルとスペインに旅しました。3回目のカミーノ巡礼でした。
 ポルトから北上して250キロほど。サンティアゴ・デ・コンポステーラで3枚目のクレデンシャル(巡礼証明書)をいだきました。
 大西洋岸のフィステーラ、ムシア、イギリス人の道のスタート地点となるア・コルーニャ、フェロールにも行ってみました。
 旅の締めくくりはリスボンです。念願の坂道を走るトラムにも乗りました。
 思い出が詰まったブログを、時系列に再構成しました。

  ☆は旅先からのライブ書き込み
  ★は出発前、帰国後のレポートです

【 paso a paso 3 before 】
ああ、円安!! なんと1ユーロが152円

巡礼カメラも3代目~デジタル武装

ガイド本 ダブル・ブックスが2つ

お守りとお守りカネ

テスト・パッキングと I’m Japanese

【 paso a paso 3 2023/05/15 】 
関西空港から出発します

関空から3回目のサンティアゴ巡礼へ

【 paso a paso 3 05/16 】 
ポルトの夜 やっとひと息

憧れだったポルトの夜はふけて

【 paso a paso 3 05/17 】 
ポルト大聖堂でクレデンシャルをいただく

ポルトを食べる フランセジーニャとナタ

世界で一番美しい書店を訪れる

アズレージョに驚嘆する

ドン・ルイスⅠ世橋を歩いて渡る

【 paso a paso 3 05/18 】 Port-Matosinhos
大西洋に突き当たる

サーディンに初挑戦

ポルト大聖堂から巡礼をスタート

トラムを横目に歩きました

【 paso a paso 3 05/19 】 Matosinhos-Via de Conde
大西洋を横目にひたすら

初の巡礼定食

どこまでも続く青い水平線

【 paso a paso 3 05/20 】 Via de Conde-Barcelos
ガロの町、バルセロスにワープ

わたし流のサンティアゴ巡礼

バルセロスへバスでワープ

バルセロス Benedito Brunch & CoのNordics

ガロの町の民族舞踏

【 paso a paso 3 05/21 】Barcelos-Tamel
やっと巡礼道らしく

きょうも満腹

自分でつくる 巡礼に来てまでパスタとは

自分でつくる アーリオ・オーリオ巡礼路編

【 paso a paso 3 05/22 】Tamel-Ponte de Lima
野辺に花咲く巡礼路

たった10ユーロの巡礼定食

野辺に花咲く巡礼路~編集編

【 paso a paso 3 05/23 】Ponte de Lima-Rubiaes
峠を越える巡礼路

vino blancoでもう満腹

しんどかったポルテラ・グランデ峠

【 paso a paso 3 05/24 】Rubiaes-Valenca

ポルトガル最後の町、ヴァレンサを散歩する

公営アルベルゲに泊まる

【 paso a paso 3 05/25 】Valenca-Porrino
地獄の工場団地、天国のマオー

いよいよスペイン!

【 paso a paso 3 05/26 】Porrino-Redondela
さながらジャパン・デー

作ってもらった ムール貝入りナポリタン

ニッポン人おふたりさんの宴

【 paso a paso 3 05/27 】Redondela-Pontevedra
ウォーカーズ・ハイ? 元気です

1日50ユーロの巡礼生活

【 paso a paso 3 05/28 】Pontevedra-Armenteira
大汗、のち大寒

プルポを満喫 うまい!

スピリチュアルの道を行く

【 paso a paso 3 05/29 】Armenteira-Vilanova de Arousa
水車小屋の谷を下る

飲んで~ 飲んで

【 paso a paso 3 05/30 】Vilanova de Arousa
船でパドロンへ

そんなこともアロウサ!!

ちょっとはお腹がへこむかな?

乗せてゆけ~ by 俊寛

【 paso a paso 3 05/30 】Vilanova de Arousa-Faramello

ヤコブさまの思し召し 青い海を渡る

ヤコブさまの思し召し~(再)

【 paso a paso 3 06/01 】Faramello-Santiago de Cmpostela
ラスト・デー あと14.580キロ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

大聖堂のボタフメイロ

おいしいサンティアゴ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ NuMARUのビビンバ

着いた!! サンティアゴ大聖堂

大聖堂のボタフメイロ (再)

わが愛しの A Taberna do Bispo

コンポステーラのいただき方

【 paso a paso 3 06/02 】Santiago de Cmpostela
サンティアゴをぶらぶらと

観光・美食モードに突入

飽きずに見上げる大聖堂

お薦めは 神学校アルベルゲの個室

【 paso a paso 3 06/03 】Fisterra
ナッハス三昧

大西洋の岬、フィステーラで食べる

フィステーラ岬は雲の中

【 paso a paso 3 06/04 】Muxia
ムシアの潮騒

困ったときの目玉焼き

大西洋に沈む ムシアのサンセット

ムシアの潮騒 (再)

大西洋に沈む ムシアのサンセット (再)

ムシアのカフェ飯 2連チャン

【 paso a paso 3 06/05 】Santiago de Cmpostela
スペインにまでやって来て…

もはや「巡礼者」ではありません

【 paso a paso 3 06/06 】A Coruna
ア・コルーニャ とりあえず洗濯です

満足のすしです

ア・コルーニャですしを味わう

【 paso a paso 3 06/07 】A Coruna
ア・コルーニャからイギリス人の道を5キロほど歩く

ヘラクレスの塔から大西洋を見渡す

壇流クッキングの「イカのスペイン風」か?

壇流クッキングの「イカのスペイン風」としましたが~

【 paso a paso 3 06/08 】Ferrol
フェロールからもイギリス人の道をちょこっとだけ

夜のとばりのサンティアゴ大聖堂

イギリス人の道・フェロールから歩く!?

最後の夜はふける サンティアゴ・デ・コンポステーラ

【 paso a paso 3 06/09 】Santiago de Compostela-Lisboa
リスボンへ長い長いバス旅

とりあえずサーディンを!

とりあえずサーディンを! (再録)

【 paso a paso 3 06/10 】Lisboa
リスボンの町をガタゴトとトラムは走る

念願叶ったバカリャウ・ア・ブラーシュ

リスボンの町を市電28番は走る

【 paso a paso 3 06/11 】Lisboa
パスティシュ・デ・ベレンで朝食を

「発見のモニュメント」でガマを発見する

馬鹿と煙は?ケーブルカーとエレベーター

ジェロニモス修道院とベレンの塔

【 paso a paso 3 06/12 】Lisboa
やっぱ、寿司はサイコーっす!

巡礼の旅 最後の夜は最高の夜

上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

リスボン土産も買いました

【 paso a paso 3 06/13-4 】Lisboa
イワシ祭を見る余裕もなく~なんとか帰国

【 paso a paso 3 after 】
帰ってきました。

ヒゲを剃りました

3枚目のコンポステーラを飾る

自分でつくる サーディン入りナポリタン

イワシ祭を見る余裕もなく~なんとか帰国

【 paso a paso 3 2023/06/13-14 】

 巡礼の旅は最終日を迎えました。
 リスボンの空港から独・ミュンヘンを経由して関西空港まで。そして大阪・水無瀬の自宅に帰り着き、「一番搾り」で乾杯しました。
 ところが、この間の記録(画像)がほとんど残っていません。
 実は、帰宅後のとんでもない事態の予兆が始まっていたのです。

 3泊したジェロニモス修道院近くのオステルを出発しました。
 朝食は、すぐ近くのパスティス・デ・ベレンで再びナタを2個、いただきました。これが固形物とのしばしのお別れとなりました。

 ジェロニモス修道院ともお別れです。
 この日はリスボンの守護聖人、聖アントニオを讃える聖アントニオ祭でした。「イワシ祭り」とも呼ばれ、あちこちの広場に屋台が出て、イワシが焼かれるそうです。「カテドラルの辺りに行かれたら」と、前夜にお会いした神父さまにも勧められていました。
 ところが、そんな元気はもう残っていあませんでした。

 私鉄-地下鉄-地下鉄と乗り継いでリスボン空港に直行しました。
 改札口が開かないというハプニングもありました。先に出た人が振り向いて、親切にももう使わない自分のカードを渡してくれました。3枚ほど試しましたが、すべてアウトでした。駅員はいません。
 端の方にインターフォンがあったので、押しました。「リスボンカードをもってるけど、出られないよ」。やってきた駅員はカードを確認してゲートを開けてくれました。
 よく考えると、72時間有効のリスボンカードは、3日前の10時過ぎに購入していました。タイムアウトだったのかもしれません。

 ルフトハンザ航空のミュンヘン経由で帰ります。
 ところが、ここで記録はストップしてしまいます。
 空港でみやげを買い、ミュンヘンまで。そこでもリューベックのチョコレート菓子を買って関空へ向けて飛び立ちました。
 そのころから腹の調子がおかしくなって、何度もトイレに駆け込んでいました。何回か出てきた機内食は、まったく口にしませんでした。わずかにジュースを飲むだけで、もっぱら眠っていました。

 関空に戻ってきました。

 ザックも無事に到着しました。

 JR特急・はるかに高槻まで乗り、島本からわが家まではわずかな距離ですが、奥さまに車で迎えに来てもらいました。
 ビールをひと口、飲んだだけで、すぐに寝てしまいました。
 時差ボケで翌朝は未明に目が覚めました。「帰ってきました」とブログに報告するくらいの元気は残っていました。
 その直後に40度近い発熱でした。「コロナか?」と気になって、近くのかかりつけ医に飛び込みましたが、結果は腸ウイルス感染と診断されました。点滴を2回も受けて、3日後くらいからなんとか快方に向かいました。
 最後の最後で、予期せぬ事態に陥りました。でもこれが帰国後で良かったです。独り、旅の途中にこんな事態に陥っていたらと考えると、ぞっとします。

 わたしの歩行記録は、スマホにも残っていました。後半の2週間は、縦目盛りが違います。
 巡礼中は、ほぼ3万歩を歩いていました。最高は5月29日の4万1700歩で、水車小屋の谷を下って大西洋岸のヴィジャノーバ・デ・アロウサまで歩いた日です。
 帰国後はほとんど歩いていません。61キロ台まで減少した体重は、徐々に戻りつつあります。

 きょうで出発から2カ月です。そろそろ新しい生活に入りたいと思います。
 長々と書き連ねてきた【 paso a paso 3 2023 】もこれが最後となります。ご愛読、ありがとうございました。

リスボン土産も買いました

【 paso a paso 3 2023/06/12-02 】

 巡礼中は、荷物になるものは1グラムでも増やしたくありませんでした。
 旅も終盤です。土産のことも気にはなりました。娘がネットで調べて、アドバイスをくれました。「100年も愛される老舗、王妃もご愛用のビーガンコスメ」というBENAMÔRにしたら。
 カテドラル(リスボン大聖堂)からGoogleMapを見ながら路地を下りました。 

 シックなディスプレーです。化粧品店というより、ファーマシア(薬局)のイメージに近いです。

 あれこれ試した後は、手をお洗い下さいということでしょうか。

 わたしは決まっていました。スマホの画面を店員に見せて「これください」。 
 リップクリームならかさばりません。

 使ってみた奥さまは「サラッとしていて無臭。使い心地がよい」そうです。

 オーデコロンも並んでました。

 リスボンには他にも2店舗あります。世界各地に展開してますが、日本にはやって来てません。

 Benamôr 1925
 R. dos Bacalhoeiros 20A, 1100-074 Lisboa
 +351 21 800 3037

 サーディンの缶詰も土産にしました。

 派手派手なショップでした。

 自分でつくる サーディン入りナポリタンで食べてしまいました。

 大聖堂の前を市電28番がガトゴトと通過します。
 大勢の人は、翌日のサント・アントニオ祭(イワシ祭)のプレイベントかなにかを待っている様子でした。

 土産屋が並びます。あちこちのショーウインドーを飾っていました。
 目が点になりました。欲しい!

 こらえきれずに買ってしまいました。

 黄色い市電28番が走ってました。

 リスボンの坂道のイメージを、土産にしたモデルで再現しました。

 手作り感満載のモデルです。

 パソコンの前で、こんな風に撮影しました。

上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

【 paso a paso 3 2023/06/12 】

 1ヵ月近くに及んだ巡礼の旅も、この日が実質のラスト・デーでした。
 リスボンを一望して、見納めにしようと町の中心にそびえるサン・ジョルジェ城へ登りました。
 坂の町の坂の路地を、地図も確認しないままひたすら上に向かって歩きました。

 地下鉄のロシオを上ったところが、町の中心にあるロシオ広場でした。

 まずは腹ごしらえの朝食をと、すぐ隣のフィゲイラ広場に面したマクドナルドに飛び込みました。

 ディスプレーを操作して注文するのは、どこも同じです。

 エッグマフィンなど安心の3点です。

 どこで食べてもマクドです。

 ちょっと変わっていたのがこちら。日本ならポテトかなにかですが、生のリンゴがカットされていました。

 合わせて4.5€と、日本とあまり価格差はないようです。

 さて、歩きます。
 アウグスタ通りを下った先には勝利のアーチ展望台が見えます。 

 わたしは坂の上を目指します。

 階段が始まります。

 観光客はやってこないような裏路地です。

 味のある落書き、それとも壁画です。

 あの上を目指します。

 やっと展望が開けました。

 たどり着いたのはグラサ展望台でした。マドリードの7つの丘のひとつです。

 テージョ川にかかる4月25日橋が見渡せました。

 左手にサン・ジョルジェ城の旗がはためいていました。
 違うピークを目指してきたようでした。

 登攀ルートを確認して、再アタックです。

 城壁の近くまで路線バスがやってきてました。行先字幕には「CASTELO」とありました。キャッスル行きのこのバスに乗ればよかったのです。

 チケット売り場は行列でした。

 「オーバー65」と申告することを忘れませんでした。おとな15€のところがシニア12.5€になりました。

 テージョ川が一望できます。

 前日に乗ったエレベータも眼下です。

 ユリウス・カエサルの時代にローマ人によって要塞として建設されました。

 1500年に渡ってリスボンの町を見守ってきた城郭です。

 いくつもの目に見つめられていました。

 海に向かって下り続けました。

ジェロニモス修道院とベレンの塔

【 paso a paso 3 2023/06/11 】

 名所観光の1日でした。ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔と巡りました。
 巡礼のスタート地、ポルトもそうでしたが、リズボンもすごい数の観光客であふれていました。
 田舎道を独り、歩いている巡礼と違って、これは疲れました。

 泊ったオステルの数軒隣がポルトガルの名物、パステル・デ・ナタ(エッグ・タルト)の老舗、パスティス・デ・ベレンでした。これは食べるしかありません。
 朝食にいただきました。

 温かいのをほおばります。甘さは控えめで、クリームが滑らかです。
 ジェロニモス修道院から伝えられたレシピを守り続けているそうです。

 パスティシュ・デ・ベレンで朝食を

 店のすぐ先が修道院です。

 午前10時からの開門前に行きましたが、すでに行列でした。

 チケットをどこで買ったいいのかわからないまま、行列を離れるのもシャクです。並びながらスマホであわててゲットして入場です。

 回廊のすばらしさに圧倒されます。

 エンリケ航海王子とヴァスコダ・ガマの偉業をたたえて1502年に着工。約1世紀をかけて完成しました。マヌエル様式を代表する壮麗な修道院です。

 京都からやって来たご婦人3人連れと出会いました。写真をとってもらいました。

 どなたかの石棺が置かれていました。
 ガマの棺もあるはずと探しました。

 サンタ・マリア教会では、日曜日のミサが行われていて、入れませんでした。
 ガマの棺は、この内部にあったようです。対面はできませんでした。

 観光客の流れにゾロゾロと歩いて退場しました。

 修道院の目の前の海岸に、発見のモニュメントはありました。

 前から3人目のひざまずいているのがガマです。

 「発見のモニュメント」でガマを発見する

 海岸を歩くと、ベレンの塔です。
 テージョ川を行き交う船を監視するため、16世紀初めに作られました。

 このストリート・ミュージシャンは、いつもここで演奏していて有名らしいです。

 内部に入ることもできますが、人数制限しているのか行列はほとんど進みませんでした。

 わたしは、すぐにあきらめて退散しました。

リスボンの町を市電28番は走る

【 paso a paso 3 2023/06/10-02 】

 リスボンの町です。坂道の曲がりくねった線路の向こうからトラムが走ってきました。ここでは「市電(エレクトリコ)」と呼びます。その28番線です。
 急いでカメラを構えました。走り去るのを追いました。
 これに乗るためにリスボンまでやってきたようなものです。次の停留所までいって、次の電車に乗り込みました。

 28番線は、「7つの丘」と呼ばれる起伏の多い町を、ガーガー、ギシギシと音を立てながら進みます。狭い路地も抜けていきます。

 町を半周するような路線です。1往復半も乗りました。(画像は「地球の歩きかたポルトガル」より)

 運転手は、長い髪の女性でした。

 始発駅のマルティン・モニスでは、定員しか乗せません。おかげで1時間ほど待たされました。
 走り始めると途中駅からどんどんと乗り込んできて、すぐにいっぱいになりました。

 カテドラル(リスボン大聖堂)の前で通過するのを待ち構えました。

 見飽きることなくシャッターを切りました。

念願叶ったバカリャウ・ア・ブラース

【 paso a paso 3 2023/06/10 】

 リスボンの昼飯です。ちょっと歩き疲れて、カイス・ド・ソドレ近くの公園にあるカフェに座りました。
 メニューを見ると、バカリャウ(干しタラ)があります。トラムに乗ってバカリャウを喰らうのが、リスボンにやってきたワケでした。
 出てきました。エッ、これがバカリャウ?

 バカリャウ・ア・ブラースという、家庭的な料理だそうです。あとでゆっくりと調べてわかりました。
 水で戻してほぐしたバカリャウとタマネギ、細切りジャガイモを炒めて卵とじにしてあります。
 ねっとりとした甘さと、塩気が口の中で混ざりました。

 上のメニューの2行目にあるバカリャウ・ア・ブラースを頼みました。
 予想に反したのは、下のようなグリルの切り身を想像していたのです。

 2500円ほどでした。

 気持ちよい風が吹き抜けるカフェでした。

 カラフルな通りを歩きました。

 1泊したアラメダ公園近くのホステルを出て、地下鉄に向かいました。

 前日、買ったカードにチャージしようとしましたが、うまくいきません。諦めて、新しいカード(乗車券代のほかにわずかですがカード発行代が必要)を買いました。

 リスボンの地下鉄は、日本のように改札が入口にも出口にもあります。

 さすがにコルクの国です。シートまでコルク張りです。

 ターミナルのカイス・ド・ソドレで下車しました。この駅は、何回も利用することになりました。

 ザックをコインロッカーに預けました。

 日本語表記があってうれしかったです。

 駅近くのカフェに飛び込んで朝食です。お決まりの3点セットです。

 地下鉄などが乗り放題になるリスボンカードが欲しかったのですが、どこで売っているのかわかりません。私鉄駅の有人窓口で聞くと、「あそこの黄色い店だよ」。そこは外貨交換所でしたが、ありました。

 72時間有効のリスボンカードです。これでトラムも地下鉄も乗り放題でした。

 1日、遊んで私鉄で今夜から3泊するベレン近くのオステルに向かいました。

 夕食は、ジェロニモス修道院の前のレストランでいただきました。サングリアです。

 イカとエビ、野菜が串に刺さって焼かれています。

 塩、コショウ―の味付けなので、これは口にあいます。

  向こうがジェロニモス修道院です。翌日に入りました。