和久傳ノ森「森の中の家 安野光雅館」の「夏の日のローラ」

 京丹後市の「和久傳ノ森」に1年前にオープンした「森の中の家 安野光雅館」を訪れました。
 安野光雅の描く「繊細で柔らかな水彩画の世界」が広がります。
 56種の樹々3万本が植えられた森に、建築家の安藤忠雄が設計した美術館がたたずみます。

 特別展「夏の日のローラ」(画像はチラシの部分)が始まったばかりです。
 遠近法が存在しないかのように描かれた踊りや食事のシーン、その小さな家などが並んでいます。

 外壁は黒い杉板で覆われて、周囲の景観に溶け込んでいます。

 美術館までの回廊は折れ曲がっています。

 向こうには工房レストラン「wakuden MORI」が。
 ゆったりとした芝生が広がります。木陰のベンチに腰かけて、のんびりとしていました。

 和久傳は、京都の有名料亭です。京丹後市峰山にあった旅館が発祥です。

 みやげにあれこれといただいてきました。
 大きなポスター。産経新聞に連載されている「洛中洛外」の平成30年カレンダー(産経新聞社)は、すでに今年も半分が過ぎようとしており、「ご自由にお持ち帰りください」。開館1周年を記念して、ポストカードや和久傳オリジナルのペットボトル入り「くわのおちゃ」までありました。

 森の中の家 安野光雅館
 0772-84-9901
 京丹後市久美浜町浅谷764 和久傳ノ森
 

花の寺第七番 沙羅がこぼれる「如意寺」

 「関西花の寺二十五カ所霊場」は、7、8年前に多くを巡りました。でも遠隔地の数寺は訪れることがありませんでした。
 花の寺第七番の如意寺は、京丹後市の久美浜にあります。峰山まで車で走った待ち時間に足を延ばしました。
 沙羅の花が咲いてました。緑のこけいっぱいに散ってました。

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
 平家物語そのままにはかないような花ですが、これは夏ツバキの別名で、沙羅双樹とは別の花だそうです。

 匂いロウバイが咲いていました。

 オカトラノオも風に揺れてました。

 イワタバコ(岩煙草)は、葉がタバコと似ていることからの命名です。池の向こうの岩陰に咲いていました。

 キキョウがもう咲いていました。

 アジサイは盛りを過ぎていました。

 ミツバツツジが群生するという裏山の散策路からは、久美浜湾が見下ろせました。

 真言宗の寺で「日切のお不動さん」として親しまれています。花いっぱいの寺でした。

 宝珠山 如意寺
 京丹後市久美浜町1845
 0772-82-0163

 わたしが撮った「花の寺二十五カ所」

 

京丹後・弥栄 「だいまるしょゆ カフェ」の牛スジカレー

 京丹後・峰山にあるホールでのピアノ伴奏がお仕事の奥さまにアッシーを仰せつかりました。昼飯は独り、ネットで検索した「だいまるしょゆ カフェ」まで走りました。
 カフェ・メニューから選んだのは「牛スジカレー(ピリ辛)」のサラダ・ドリンクセット(1000円)です。
 スジ肉やホルモンを、自家製のだいまるしょうゆ濃口と砂糖で甘辛く煮たのがトッピングされています。辛口のルーと、絶妙のマッチングです。

 サラダには、マヨネーズと醸造元らしくもろ味がついてきました。

 考えてみれば、モロキューです。おいしいはずです。

 セットのドリンクはアイスコーヒーにしました。口直しにはぴったりでした。
 向こうに、だいまるしょうゆが並んでました。

 水もおいしいと思ったら、お代わりのポットにはミントが詰まってました。

 メニューは多いです。向こうの女性が食べていた「焼きたて卵焼きセット」(500円)というものおいしそうでした。おにぎり2個と焼きたての卵焼き、キュウリともろ味などがついてました。

 テレビ番組の「劇的!ビフォーアフター」で随分と昔に登場していました。この樽のような土間のしつらえを見て、思いだしました。

 樽の内部は丸いテーブルを囲んで椅子がセットされています。
 地下にはチャイルドルームもありました。

 本業のだいまるしょうゆなんかが並んでいました。

 だいまるしょうゆ濃い口の小瓶(ペットボトル詰め)とにんにく醤油漬けをみやげにしました。

 ピアノ伴奏を終えた奥さまを迎えると、「喉が渇いた。お腹も減った。そこ行きたい」というリクエスト。もう一度、やってきました。
 「お二人で食べられるのにちょうど」というお薦めの「そのまんまメロン」(1500円=価格はその日のメロンによって変わる)です。
 美味しいことで人気の丹後フルーツガーデンのメロンを半分に切って、アイスクリームやフルーツが飾られています。

 ふたりで両方からいただきました。メロンの甘いジュースをたっぷりと堪能しました。

 だいまるしょうゆ カフェ
 0772-65-2405
 京丹後市弥栄町和田野566