花の寺第七番 沙羅がこぼれる「如意寺」

 「関西花の寺二十五カ所霊場」は、7、8年前に多くを巡りました。でも遠隔地の数寺は訪れることがありませんでした。
 花の寺第七番の如意寺は、京丹後市の久美浜にあります。峰山まで車で走った待ち時間に足を延ばしました。
 沙羅の花が咲いてました。緑のこけいっぱいに散ってました。

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
 平家物語そのままにはかないような花ですが、これは夏ツバキの別名で、沙羅双樹とは別の花だそうです。

 匂いロウバイが咲いていました。

 オカトラノオも風に揺れてました。

 イワタバコ(岩煙草)は、葉がタバコと似ていることからの命名です。池の向こうの岩陰に咲いていました。

 キキョウがもう咲いていました。

 アジサイは盛りを過ぎていました。

 ミツバツツジが群生するという裏山の散策路からは、久美浜湾が見下ろせました。

 真言宗の寺で「日切のお不動さん」として親しまれています。花いっぱいの寺でした。

 宝珠山 如意寺
 京丹後市久美浜町1845
 0772-82-0163

 わたしが撮った「花の寺二十五カ所」