JR京都 維新號 點心茶室の「京都ポークの酢豚セット」

 京都にでかけ、京都駅で昼飯としました。ジェイアール京都伊勢丹の11階まで上がり維新號 點心茶室 京都店で「京都ポークの酢豚セット」(1980円)をいただきました。
 流石にプロの仕事です。豚はもとより、4色の野菜がきれいに取り囲んでいます。甘酢もよく効いた濃厚味です。

 豚肉がカリッと揚がっています。家庭のレンジの火力では、太刀打ちできません。

 セットの焼売もおいしかったです。もう一つは、飲茶セットを頼んだ奥さまから引っ越してきました。

 お手本のようにパラパラのチャーハンです。こちらも飲茶セットから半分が回ってきました。

 デザートはココナッツミルクでした。

 日曜とあってどの店も長い行列でした。

 維新號 點心茶室 京都店
 075-352-6262
 京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町901 ジェイアール京都伊勢丹 11F

京都府立植物園のバラと「フリップアップ」

 猛暑から一気に初冬へ飛び越しそうな気候です。きょうは日和も良さそうだったので、京都府立植物園に出かけました。
 まずは穏やかな日差しを浴びてパンをかじりました。奥さまがカットに出かけた美容院の近くにある「フリップアップ 」で買ってきてくれました。待ち合わせたわたしは地下鉄の北山を降りると、すぐのコンビニで缶を仕入れることを忘れませんでした。
 小ぶりですがリーズナブル。しこしことお味は抜群です。

 遠くに遠足の小学生の歓声を聞きながら、「○○ちゃん(孫)くらいかな」とのんびりと。

 バラ園を散策しました。
 ショッキングピンクがまぶしい「うらら」です。

 気品をたたえているいのは「クイーン・エリザベス」です。

 一段と鮮やかな「花霞」。

 咲き競っています。

 純白の「アンナプルナ」です。

 わたしの好きな「ジャクリーヌ・デュ・プレ」も一輪だけ花をつけていました。

 久しぶりに温室に入ってみました。色鮮やかな花々が撮って!と並んでいました。

 わたしがのぞき込んだのは高山植物のエーデルワイスです。「レオントッポディウム(ウスユキソウの一種)」と名札がありました。

 アルプス三大名花のエンティアンも咲いていました。「ゲンチアン・アカウリス(チャボリンドウ)」というそうです。

 メタセコイヤ並木が色づきはじめていました。

 比叡山がくっきりとしています。

 

 正門前のケヤキ並木は真っ赤でした。
 昨年までは、高齢者は京都府民でなくても無料でした。それが250円となってました。ま、毎日来るわけでもないし⋯。

 フリップアップ(Flip up!)
 075-213-2833
 京都市中京区押小路通室町東入ル蛸薬師町292-2

京都・京阪三条 篠田屋の皿盛

 「木製仁丹看板」を追って京都の町を歩きました。ゴールは三条京阪に近かったので、迷うことなく篠田屋の皿盛にしました。
 百年食堂です。百年一日とはいいませんが、店の趣は変わっていません。ちょっと値上がりはしてますが。
 ペラペラだけれどパリパリのカツに、トロリとした「カレーうどんの出汁」がかかっています。カツカレーでもカレーうどんでもありません。ここだけでしか食べられないお味です。
 さすがにビールは小瓶でちょうどです。 

 「品は高田で 値は安兵衛」。いつからあるのか、そんなことばが柱の上に張ってあります(右上は拡大)。この店の営業モットーのようです。
 客が途切れたタイミングで撮影しました。

 この日の一番人気は中華そば、そして皿盛。にしんそばを頼んだ客もいました。

 篠田屋
 075-752-0296
 京都市東山区三条通大橋東入大橋町111

 三条通りをはさんで筋向かいの肉屋さんは、遂に取り壊しとなったようです。一帯の再開発が進むようで、その一環でしょうか。

 京都・三条京阪 「篠田屋」の皿盛

映画「ピアノ フォルテ」とショパンコンクール

 ピアノのショパンコンクールがいま、ワルシャワで開かれています。2次予選が始まったタイミングで上映中の「ピアノ フォルテ」を京都・四条烏丸のCOCON KARASUMAにある京都シネマで観ました。
 反田恭平が2位に選ばれた4年前のコンクールを追ったポーランド製作(2023年)のドキュメンタリー映画です。鳴り続けるショパンのピアノ曲をバックに、人生を賭けた緊張と栄光の舞台裏が描かれます。
 スポットライトが当たっているのは、ロシア、イタリア、中国などのコンテスタントが数人だけ。まるで親子か恋人かのような師弟や、怖~い先生に従う17歳、地元・ポーランドの期待を集めながら緊張に押しつぶされて途中棄権する若者と、ステージはくるくると回りました。そして勝者がー。

 ところが、日本人ファンとしては緊迫の瞬間を置い続けるカメラ・カットにがっかり。「セカンド・プライズ ショウヘイ・ソリタ」と発表されるシーンに、肝心の反田くんの表情はありませんでした。4位の小林愛実もさっと映っただけ。2人がいつ出てくるかと固唾を飲んでいた身には、なんとも肩透かしなエンディングでした。それでも客席からは見えない(行ったことはありませんが)リアルな人間ドラマに引き込まれました。

 わが家のテレビは、今夜もYouTubeからピアノの音を流し続けています。

京都・修学院 「山道具とごはん 麓_ROKU」の今日の御飯

 3ヵ月ごとの京都府立医大病院での検査でした。異常はなく、ちょっと遅い昼飯です。修学院まで車を走らせて、比叡山の麓、雲母坂(きららざか)に近い「山道具とごはん 麓_ROKU」で「今日の御飯」(1980円)をいただきました。
 「大原産のゴーヤの肉巻きてりやきソース」がメーンです。動物性はこれとだし巻きだけで、あとはビーガンでもOKな10種以上の野菜が並びます。
 お猪口くらいの小皿に、冬瓜やジュレをまとった青菜、ビーツ、オランダ豆、ズッキーニ、オクラ、キャロットラペ、マヨネーズは使っていないマッシュポテトとちまちまと並んでいます。どれも自然のおいしさを競っています。雑穀入りごはんと、タマネギに葉野菜が浮いたみそ汁とともに味わいながらいただきました。
 イチジクはちょっと苦手な果物ですが、これまで甘くてペロリでした。

 カウンターに4人、2人掛けテーブルが3卓だけのかわいい山小屋風のスペースです。

 ザックや登山用のアイテムが並んでいます。大手メーカーのブランド品ではないようです。
 山好きのご夫婦の店らしく、グッズの紹介からガイドツアーもされているようです。

 懐かしい京都北山などのエリアマップが飾られていました。YAMAPなどのネットアプリの普及で使う機会が減ってしましました。

 気になっていた本も並んでいました。

 路地の入口に、かわいい看板があります。

 山道具とごはん 麓
 090-2198-0898 
 京都市左京区修学院茶屋ノ前町15-25

 正面に比叡山がそびえます。川の上流が比叡山への登山路となる雲母坂です。

宮津・伊根 醤食堂の「ソーダがつおタタキ丼」

 舞鶴にある奥さまの実家の墓掃除に出かけました。昼飯は、天橋立を走り抜けて伊根に近い海辺にある「醤(ひしお)食堂」まで行きました。
 「きょの大将のお勧めです」といわれれば、外すわけにはいきません。名物の海鮮丼も気になりましたが、「ソーダがつおタタキ丼」です。
 丼一面を覆い尽くしています。だし醤油(?)をかけ回していただきます。

 ああ、旨い魚に出会うことができました!! 雨の中をはらばるやって来たかいがありました。まさしく感激ものです。

 ごはんはたっぷりと沈み込んでいました。ペロリと平らげました。

 みそ汁もていねいに作られています。揚げは炙って焦げ目がついています。味噌に酒の粕も混ざっているようでした。温かなのがうれしかったです。

 「500円均一」という一品から「ミシマオコゼのカマ唐揚」です。パリッとした骨までかぶりつきました。

 奥さまが頼んだ「お造り定食」(2000円)です。おしゃれな8種盛りです。それぞれが味を競っています。海鮮丼は、これが丼になるようでした。

 ソーダがつおには、「さっきまで泳いでいた」との説明付きです。

 客の入れ替わりでガラッとしたタイミングです。
 土砂降りの雨の中を、車の中で半時間以上も待ちました。

 毎回、楽しみに見ている「おやじ京都呑み」(KBS京都テレビ)で、角野卓造さんと近藤芳正さんがおいしそうに食べてました。それで知りました。

 醤食堂
 0772-47-9933
 宮津市字長江945

 店を出ると、雨は上がってました。前の海岸をウミネコがうめつくしていました。向こうが天橋立です。

 何かに驚いたのか、一斉に飛び立ちました。

京都・御幸町六角 「百年蕎麦 壽」の九条ねぎ醤油

 京都・錦市場からちょこっと歩いたところ。御幸町六角を下ったビル1階にオープンして2週間の「百年蕎麦 壽」がありました。
 「立ち飲み蕎麦」という新しいジャンルの店です。カウンターに立ったままの駅そばのスタイルです。
 いただいたのは「インスパイア系つけ蕎麦」の3種の中から「黒 九条ねぎ醤油」(850円)です。2盛りとボリュームたっぷりの、ちょっと黒いボソッとしたそばです。
 甘辛い醤油ベースの温かいつけダレでいただきます。中華のつけ麺のようでもありますが、間違いなくそばです。うまいです。 

 赤星でひと息ついていただきました。駅そばのように慌ただしくはありません。

 立ち食いも初めてという奥さまはシンプルに「京山椒もり」(850円)です。こちらはのどごしの良いそばです。

 生の山椒の実が添えられていました。

 もう一品。「九条ネギ餅」(490円)なるものを頼んでみました。パイ生地に九条ネギを練り込んで、ピザのように焼いているようです。
 こんなのを横に一杯というのも素敵です。

 百年蕎麦というのは、創業大正9(1920)年の福本製麺とのコラボだそうです。

 他にもあてにぴったりの一品メニューがあります。

 酒類は向こうの冷蔵庫からセルフで選べます。

 わたしは清酒はあまり飲みませんから、ほとんどが知らない銘柄です。

 百年蕎麦 壽
 京都市中京区御幸町通六角下ル伊勢屋町352

 このときも「有次」で包丁を買っての帰りでした。四半世紀前に二代目包丁を買った後に、麩屋町三条上ルの「晦庵 河道屋」でそばを食べていました。ホームページを調べていてわかりました。包丁とそばが重なる不思議な偶然でした。

京都・新京極 京極スタンドのきずし

 祇園祭後祭の山鉾巡行を、汗だくになって見物しました。干上がった体に水分補給のため、混雑する河原町は避けて木屋町経由で新京極の「京極スタンド」に直行しました。
 ほどよく酢が効いたきずし(しめ鯖)でほっとしました。ピリ辛きゅうりもあてにしてますが、デジカメの絞り設定がズレていて、うまく写っていませんでした。そんなことには気がいってなかったようです。

 ここの中ジョッキは、昔風でそこその容量があります。最近の「生中」って、どんどんグラスが小さくなっているような⋯。

 着いたのは開店10分前でした。2番目に並んで待ちました。

 順番に招き入れられたときには、まだガラガラでした。

 スタンド(文字は右から)の独特の伝票です。

 出るときはご覧の通り「大入」です。

 店の前にも「満席」と表示されていました。
 ちょうど10年前にも後祭の後にやってきてます。
 これまでの京極スタンド

 京極スタンド
 075-221-4156
 京都市中京区新京極通四条上ル中之町546

京都市立芸術大 サグラダ・ファミリアの「歌う天使たち」

 バルセロナのサグラダ・ファミリアの彫刻家、外尾悦郎さんが生誕の門のファザードにつくった「歌う天使たち」の原型模型像が、母校の京都市立芸術大学に寄贈され、常設展示されています。
 テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」のサグラダ・ファミリア特番にも外尾さんは登場して、「ガウディの見ている方向を向いて⋯」と話していました。その天使たちに会いにいきました。

 9体の天使たちです。それぞれが等身大か、それ以上の大きさです。

 そっと語りかけているような。

 愛くるしくて明るい笑顔です。

 像の内部は空洞です。
 石膏で作られたモデルですが、2000年に砂岩で制作された石像と置き換えられるまでの10年間は、実際に設置されていました。

 アンサンブルホールへ降りる階段脇に設置されています。 

 カミーノ巡礼の後に訪れたサグラダ・ファミリア(2016年)では、生誕の門で楽器を奏でる6体とともに足下のキリストを見守る石像を目にしました。

【博士ちゃん】芦田愛菜×彫刻家 外尾悦郎インタビュー 完全版

光の洪水に圧倒されたサグラダ・ファミリア

Paso a paso Dos エピ3=10/3 バルセロナの光と色と

 佐川美術館(滋賀・守山)で2023年に開かれた「ガウディとサグラダ・ファミリア展」にも出展されていました。わたしはガウディの「コローニア・グエル教会堂、逆さ吊り実験」などに目がいっていたようで、あまり記憶がありません。

滋賀・守山 佐川美術館ミュージアムカフェの比叡とろ湯葉そば

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京都・岡崎 エーデッガー・タックスのツィラタール

 京都・岡崎の京都国立近代美術館で「若きポーランド」を見ました。疏水端を歩き「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス 京都店」でランチにしました。オーストリア・ハプスブルク王家御用達のベーカリー直伝のパンを味わいました。
 シンプルにクロワッサン(385円)とプレッツェル(275円)です。
 小麦の味が素晴らしいです。プレッツェルの塩味とパリッと焼けた細い部分がサイコーです。 

 京都は猛暑日となった暑さでした。よく冷えたビールがたまりませんでした。
 オーストリア産のツィラタール・ピルスです。スッキリとした軽い飲み味です。

 チロル地方にある創業1500年という古い醸造所で作られています。

 奥さまは白ブドウスパークリングです。味見しましたが、ちょっと甘くてスッキリとしていました。

 ショーケースをのぞき込んでオーダー。店内はいっぱいだったので、テラスでいただきました。

 テラス席は時おり、涼しい風も吹き抜けました。でもこれからは長時間は無理ですね。

 塀にハプスブルク家の紋章、双頭の鷲をデザインしたパネルが掛かっています。

 こちらがオリジナルです。
 オーストリア第2の世界遺産の街、グラーツにあるホーフベッカライ エーデッガー・タックスです。ここの秘伝のレシピを伝授されています。

 グラーツは2010年と19年(写真)に訪れました。