京都・宝ヶ池公園で食べる 「里の駅 大原」のおばんざい弁当

 懐かし場所です。京都・宝ヶ池公園です。
 小学4年生だったわたしが、クラスメートとこの円形階段に座っている記念写真がアルバムに残っています(画像は顔をモザイク処理)。ベビーブーマー世代は50人学級でした。小学校から歩いて半時間ほどのところでした。
 大原からの帰り道、ここのベンチで弁当を食べました。
 

 「里の駅 大原」で買ってきた弁当と、インスタントのみそ汁でした。 

 「おばんざい弁当」(702円)は、鶏肉のフライをメーンにおからや卵焼きが入っています。

 奥さまは、稲荷ずしと野菜巻きです。
 こんなシチュエーションで食べれば、文句なしにうまいです。

 里の駅には赤飯の弁当なども並んでいました。

 平日ですが、けっこうな車が並んでいました。
 一番奥は大原の里十名山のひとつ、焼杉山です。

 宝ヶ池の向こうには、変わらない姿の比叡山があります。

 昔と同じ場所に貸しボート屋がありました。
 小学生のとき、友だち2人とボートに乗って遊びました。後で親に知れて、「危ないことを」と叱られたことを覚えています。

 国立京都国際会館は、当時はありませんでした。

 ぐるりと池畔を一周しました。
 京都五山送り火の妙法の「法」が灯る松ヶ崎東山の裏斜面です。

 見晴らし台から見下ろすと、大きな鯉が集まってきました。

 新緑が清々しいです。

 戻ってきました。一周は1500mで、散歩に最適な距離でした。

 良い天気でした。ソフトクリームをかじりました。

京丹波・道の駅 和 お弁当とスイーツ

 京丹波の「わち山野草の森」にイワカガミなどの山野草を見に行きました。その前にすぐ近くの「道の駅 和(なごみ)」に寄りました。昼飯の調達でした。
 炊き込みご飯、稲荷ずしなどをテイクアウトして、山野草の森の日陰のテーブルでいただきました。
 採れたてのワラビや丹波産の大シメジが炊き込まれていました。即席のみそ汁でほっこりとしました。 

 出汁巻き玉子は京風の薄味でおいしかったです。

 和知にある北大路廬山人とも縁がある料理店のものでした。

 弁当類は、昔と比べるとちょっと減ったような気がします。

 ワラビ、ゼンマイにコゴミにと、採れたての数々に目移りします。

 いつものことながらいっぱい買い込んでしまいました。

 わたしが欲しかったのはこちら。出回る時期が限られている花山椒です。でも2000円という値札に躊躇しました。

 山野草の森を散歩してもう一度、戻ってきました。奥さまが召し上がった「苺の生シュークリーム」です。

 ひと口、いただきましたが、イチゴがフレッシュでした。

 窓の向こうには由良川が流れています。

 鯉のぼりが由良川を横断して泳いでました。

 手前の方がちょっと違うとよく見ると、鮎のようでした。
 そういえば、近くに鮎ガーデンがオープン間近でした。

 京都縦貫道ができて、国道27号の通行量は減ったはずです。辺りのドライブインはおおかたが閉鎖しましたが、ここだけはいつも大繁盛です。

 道の駅 和
 京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ11

小塩山 イワナシとカタクリの花 2025

 京都西山の小塩山にカタクリ(片栗)が咲きました。今年は1週間ほどは遅いとのことですが、ここ数日の陽気で一気に開いたようです。暖かな日差しを浴びて、イナバウアーしてました。
 イワナシ(岩梨)も咲いているとのレポートがありました。尾瀬などで咲くという宝石のようなピンクのかわいい花が、小塩山でも開花したのです。
 広い山のどこに咲いているのかはわかりませんでした。それに出会うことができました。
 

 白花のカタクリが1本だけ咲いていました。色素異常(劣勢遺伝)で、出現率は100本から1000本に1本と希少です。

 カタクリの蕾と満開のミヤマカタバミ(深山片喰)です。

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宇治 「竹林」で春の膳に舌つづみ

 宇治の京料理の竹林で春の膳をいただきました。
 平等院のすぐ近くです。あたりは観光客であふれていました。宇治川に浮かぶ中の島ではさくらまつりが開かれていて屋台も並び、満開の桜を楽しんでいました。

 前菜は、そら豆とホタルイカがごま豆腐にトッピングです。

 蛤と筍のお吸い物です。近ごろ、お目にかかったことがないような大きな蛤です。

 筍は柔らかです。

 鯛と鮪、烏賊の三種盛りでした。

 菜の花のお花畑が再現されていました。

 桜餅のようです。

 稚鮎と木の芽の揚げ物です。

 ご飯は鯛茶漬けになってました。

 ゆっくりといただいてデザートです。白ワインたっぷりのジュレがさわやかでした。

 窓の外は満開の桜です。

 平等院表参道 竹林
 050-5868-3628
 宇治市宇治蓮華21 平等院表参道北門前

京都・洛西 めだか食堂のランチ・ハンバーグ

 京都・洛西の園芸店をのぞきました。まだバラが咲くには時間が必要でした。「めだか食堂」が近くだったことを思い出してランチしました。
 リーズナブルな「ハンバーグ(200㌘)」(1100円)です。しっかり、どっしりとしています。濃厚なソースにからめていただきました。 

 シーズンらしく、サラダのわきにホタルイカがいました。

 奥さまが頼んだミンチカツから、半切れが回ってきました。衣をまとっていますが、肉のうま味は同じでした。こんな肉々(憎々ではありません)しいランチは久しぶりでした。

 明るくてゆったりとしています。

 窓からは、電線がちょっと邪魔ですが、比叡山などが臨めます。

 大きなミモザが黄色くなっていました。

 めだか食堂
 075-331-5022
 京都市西京区大枝西長町2-343

京都・八条口 「おそば処 葵」の親子丼定食

 奈良・橿原での反田恭平&JNOのコンサートに行く途中、京都駅八条口の近鉄名店街みやこみちにある「おそば処 葵」であわただしく食べた親子丼定食(1430円)です。
 あたり前のそばと親子丼、小皿の切り干し大根、たくあんがセットになっています。
 可もなく不可もなく。おいしく、ささっといただきました。

 トロリと優しい親子丼でした。
 奥さまは木の葉丼でした。京都らしい衣笠丼もありました。

 「おばんざい定食」のネーミングは惹きつけるものがあるようで、隣の席の静岡からやってきたおばさんが頼んでいました。

 

 夜はそばなんかをアテに一杯というメニューも並んでいます。
 でもなぜに「葵」なんでしょうか。
 わたしは京都市立葵小学校を卒業しました。葵祭の下鴨神社近くにあります。小学校の近くには「うどん あおい」があります。北園町の実家のすぐ近くのはあおい製麺所といううどん屋がありました。今も看板だけは残っています。


 
 きょうも京都駅の辺りはインバウンドや観光客らで混雑していました。

 おそば処 葵
 075-661-8998
 京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち

京都・桂 中村軒の白みそ雑煮とひな人形

 中村軒のお雑煮が食べたくなって、車で出かけました。2年に1度くらいは口にしています。
 「白みそ雑煮」(1240円)です。フワリとした削りたてのかつお節がついてきます。椀の中につまむと、すぐにとろけてしまいます。
 京都・宮川町の山利の白味噌を使ったちょっと甘い出汁が、ほんのりと香りを帯びます。 

 2つ入っている餅は、柔らかくなってスーッと伸びます。他には小さな小芋だけです。

 10年前に白みそ雑煮を初めていただきました。そのときに山利の白味噌を使っていることを教えてもらいました。以来、わが家の正月にも欠かさず登場しています。

 きょうは小上りでいただきました。目の前のフロアには2席分くらいを占拠する大きなひな人形が飾られています。店の創業と同じ明治の作です。
 広い座敷だった時代から、この時期にはいつも飾られています。

 大理さまも三人官女も、いかにも時代がかったお顔だちです。
 五人囃子はちょっとかわっています。囃し方ではないようです。

 小物も精巧です。

 おくどさん(かまど)が再現されています。

 席が用意されるまで玄関でちょっと待ちました。店にガラス戸はなくて開けっ放しで、寒風が吹きこんできます。火鉢がひとつ、置かれていました。

 思わず手をかざしてしまいますが、頼りげのないほのかな暖かさです。昔の暖房は、こんなのだけだったのですね。

 山陰街道に面しています。向かえは桂離宮です。
 名物の麦代餅(むぎてもち)なんかを買い求める客が次々にやってきます。

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

京都・烏丸 新潟カツ丼タレカツの野菜ヒレカツ丼

 京都府立植物園でカメラ散歩した帰り道です。四条河原町まで戻ってきて、アテもなく歩きました。綾小路と柳馬場の角のカレー店に長い行列ができていました。その対角にあったのが「新潟カツ丼タレカツ 京都本店」です。こちらもにぎわってました。
 名物の「野菜ヒレカツ丼」(1120円)です。ヒレカツ2切れの上を野菜カツが覆っています。ナス、カボチャ、ブロッコリー、トマト、ヤングコーン。揚げたてが、ちょっと甘いタレをまとっています。
 カツのボリュームが満点で、すき間をかき分けてご飯をサルベージしました。

 寒い一日ですが、これは外せません。

 古い日本家屋を改装したようなたたずまいです。中央に大きなテーブルとカウンターです。

 メニューは多いです。

 グルメ雑誌「おとなの週末」でグランプリを獲得しています。

 新潟カツ丼タレカツ 京都本店
 075-341-8350
 京都市下京区綾小路柳馬場下がる塩屋町44

京都・上七軒 「上七軒 ふた葉」のカレーなんば

 寒い京都でした。みぞれも混じりました。3カ月ごとの京都府立医大病院での検診でした。
 ちょっと遅い昼飯は、前回と同じ「上七軒 ふた葉」でいただきました。1台きりの駐車場は詰まってましたが、北野天満宮まで巡ってくると空いてました。
 こんな日には「カレーなんば」(900円)です。舌を火傷するほどの熱さではありせんが、じんわりと体を温めてくれます。最後の一滴まで、温かいです。

 京都のうどんです。フニャフニャです。讃岐うどんのような「こし」なんて概念は存在しません。

 甘く炊いた揚げが刻みで入っています。あとはネギだけです。
 ネギがなければなんば(なんばん、南蛮とも)ではなく、カレーうどんです。実際に「カレー肉うどん」もメニューに存在します。

 奥さまは「かやく玉子とじ」でした。玉子の下には具も隠れてますが、映えはイマイチです。

 「しっぽく」が名物です。雑誌にも紹介されていました。前回はこれをいただきました。

 京都・上七軒 「上七軒 ふた葉」のしっぽく

 メニューは多いです。「衣笠丼」を食べようと思っていました。でも「ご飯物はなくなったんです」と。残念でした。

 京都五花街のひとつ、上七軒です。通りの先が北野天満宮です。

 上七軒 ふた葉 
 075-461-4573
 京都市上京区今出川通り七本松西入る真盛町719

京都駅 山本まんぼの「べた焼き 全部入」

 JR京都のジェイアール伊勢丹まで買い物に出かけました。昼飯は塩小路高倉を北に行った「山本まんぼ」にしました。「昭和23年創業 まんぼ焼き発祥の店」と看板にも書いている有名店です。
 頼んだのは京都人のソウルフードともいうべき「べた焼き 全部入」(1100円)です。豚肉、イカ、ホルモン、油かす、タマゴなど全部が入っています。
 クレープのように薄く延ばした小麦粉の上に多くはない具材を載せ、タマゴが覆っています。ソースは中ほどの「甘辛」です。
 端からコテで切って、そのまま口に運びます。箸は使いません。パリッと焼けて、懐かしくもある味です。

 ビールを飲んで、焼き上がりを待ちました。
 子どものころ、銭湯からの帰り道に路地の角にあった小さな店で焼いているのを買ってもらったのはべた焼きでした。そんなことを思い出しました。

 鉄板の左がべた焼き、右がまんぼ焼きです。
 並べてみると、べた焼きに麺を追加したのがまんぼ焼きというルーツをもつかのようです。
 同じ粉ものでも、ふわっとした大阪のお好み焼きや、大量のキャベツを蒸し焼きにしている広島焼きとは別物です。

 昔は、南に5分ほどのラーメンの人気2店が並ぶ高橋(たかばし)の筋向いにありました。跡地は区画整理されて京都市立芸大のキャンパスになっています。

 山本まんぼ
 075-341-8050
 京都市下京区小稲荷町61-5

 きょうの買い物は「山利 白味噌」でした。わたしの年末恒例の行事です。お正月の雑煮は、この白味噌が欠かせません。
 これまでは、錦市場の「麩嘉」で買っていました。伊勢丹でも売られていることを知りました。地下2階の食料品売り場に、豆腐などと並んでいました。

 伊勢丹の催事場で「北欧展」が行われていました。
 かわいいサンタクロースが並んでいました。

 同じサンタを昨年、大阪・なんばの高島屋大阪店で買っていました。
 わが家に飾っています。ひとつがホンモノ。あとのふたつは、わたしが丸棒を切ってつくったコピーです。ひとつで1500円ほどもしますから、たくさんは買えません。

 板を重ねて作られて鳥です。かつて、どなたかにいただいてつくった覚えがあります。

 わたしの目が釘付けとなった1枚です。フィンランド・ARABIA製です。トラムや町の様子が鮮やかに描かれています。

 ビンテージものの食器です。見とれてしまいますが、どれも「0」がひとつ多いです。