京都・東山三条 マルシン飯店の天津飯とギョーザ

 京都一周トレイルの東山コースを、伏見稲荷から粟田口まで歩きました。ちょっと遅くなった昼飯は、行列覚悟で東山三条のマルシン飯店にしました。1時間ほど並びました。
 ほとんどの客が注文している定番の天津飯(850円)です。
 フワリとした分厚い卵が、たっぷり熱々のあんをまとっています。
 天津飯だけで行列の絶えない超人気店に押し上げただけのことはあります。最後まで飽きずにスプーンを口に運びました。

 ちょっと遅れてやってきたギョーザ(360円)です。熟成肉を使ったスペシャルバージョンもありますが、これで十分です。

 底がカリッと焼けています。あんがうまいです。

 テーブルの前の席とを隔てるシールドスクリーンは、透明ではなくテイクアウト・ギョーザの広告です。
 こんな寒い日でも、体を動かした後の生中はサイコーです。

 メニューは、驚くほど何でもありです。ところが、わたしが目撃した注文は天津飯とギョーザと、あとは2、3品でした。

 ショーケースにもいろんな料理が並んでます。ここには天津麺はあっても天津飯がないのが不思議です。

 店を出たときも行列の長さは変わっていませんでした。

 マルシン飯店
 075-561-4825
 京都市東山区東大路三条下る南西海子町431-3

京都・桂 中村軒のお雑煮

 桂離宮のすぐ南にある「御菓子司 中村軒」に「お雑煮」(1040円)を食べに訪れました。
 白味噌がこってりとした京都の雑煮です。昆布と鰹節で濃厚に摂った出汁が、他では食べられません。
 そこへ別皿でついてくる削りたての鰹節を追加します。たまりません。

 軟らかい丸餅が2つに小芋がはいっています。とろけるように伸びる餅です。

 赤飯もいただきました。

 奥さまが頼んだ「にゅうめんセット」(1380円)です。こちらに赤飯がついていました。単品で頼むよりはリーズナブルでした。
 こちらの出汁も、薄味ながら濃厚でした。

 「みたらし団子」を1本、デザートに追加して、シェアしました。

 白味噌に山椒がきいています。甘さは控えめです。皿にに残った味噌を、楊枝ですくって食べ尽くしました。

 京都・宮川町の山利の白味噌を使用しています。
 わが家も、ここでその白味噌の存在を教えられて以来、正月のお雑煮に使っています。

 2年前の正月には、京都・北野にあった仮店舗で食べています。この店が改装中でした。
 外観は昔のままですが、内部がきれいになっています。2階座敷は、土足のまま上れるテーブル席になっていて、きょうは初めてそちらでいただきました。
 通りに面した虫籠窓あたりの内部です。桂離宮の緑を目の前にできる魅力的な空間です。

 朝からの雪が残っています。中2階風に見える左が虫籠窓です。

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

京都・伏見 鳥せいの焼きとり定食と神聖

 「京都十六社朱印めぐり」は3回目で歩き切って伏見桃山の御香宮で巡拝啓就しました。昼飯は鳥せい本店に直行しました。
 お腹も空いていたので「焼きとり定食」(850円)です。
 手羽先など人気の串4本にサラダ、温かいご飯とみそ汁です。

 その前に、とりあえずの生中は欠かせません。寒い日和だったとはいえ、阪急・京都河原町から5つの神社を巡って10キロほど歩いてきました。喉はかわきました。

 このテカリがうまさの証明です。

 「手羽元唐揚げ」(370円)も頼んでいました。こんがりジューシーに揚がっています。

 生中だけでは足りず、「蔵出し原酒」を追加です。日ごろ、あまり口にしない清酒ですが、ここで飲めば格別です。

 神聖は創業延宝5年(1677)の老舗酒蔵、山本本家の銘酒です。その酒蔵が店になっています。

 いつも狭い待合がいっぱいになります。きょうは平日のうえ、午後1時を回っていたので、3組ほどの待ちですみました。

 鳥せい 本店
 050-5868-4951
 京都市伏見区上油掛町186

 月桂冠大倉記念館に隣接す「伏見夢百衆」まで足を延ばしました。伏見の銘酒がならぶショップです。
 わたしは「塩ぽんず」が欲しかったのです。キンシ正宗が藻塩でつくっています。

 銘酒が楽しめるカフェも併設しています。

 伏見夢百衆
 075-623-1360
 京都市伏見区南浜町247

京都・南禅寺 日の出うどんの特カレーうどん

 「京都十六社朱印めぐり」のその2を歩きました。うさぎがあふれ、参拝者でいっぱいの岡崎神社にお参りして、ああ腹減った~。
 「日の出うどん」までやって来ると、予想外に行列が短かったので、わたしも並びました。
 京風カレーうどんの人気店です。肉もあげも食べたかったので、両方が入っている「特カレーうどん」(1100円)です。
 まずはれんげで出汁をすすります。おいし~い(「まーこさんは食べ友」のまーこさん風に!)。適度にスパイシーなのを、よく効いた出汁が下支えしています。 

 京都のうどんです。当然、フニャフニャで讃岐うどんのようなコシは存在しません。ねっとりした麺に、出汁がよく絡みます。

 カレーうどんといえば白ご飯は欠かせません。「ライス小」(150円)には、ちょっと甘いたくわんが3切れついてます。

 カレーの他にも、普通のうどんから丼までメニューは幅広いです。
 カレーうどんでヒットするまでは、どこにでもある町のうどん店だったのでしょう。

 映画「きのう何食べた?」のロケ地となりました。京都観光にやってきた2人が、おいしそうに食べてました。
 わたしもこの映画で知りました。

 熱いカレーうどんを食べていると、時間がかかります。ちょっと空いたなと思っていたら、閉店でした。

 店はテーブルが6席ほどと、それほど広くはありません。前回、前を歩いたときには、2、3時間はかかりそうな長い行列でした。きょうでも、席に着くまで半時間でした。

 日の出うどん
 075-751-9251
 京都市左京区南禅寺北ノ坊町36

京都・九条 ミスター・ギョーザの餃子

 「京都十六社朱印巡り」の初回を歩きました。昼飯は、ルート上にあるココと決めていました。ミスター・ギョーザです。
 珉珉も王将も好きですが、コチラが間違いなくサイコーの餃子です。
 京都の高島屋や大丸の地下食料品売り場でテイクアウトできます。自分で焼いても、上々の味です。それをはるかに上回る餃子が出てきました。
 底はパリッと。上はとろけるように柔らかく。こんな焼き方は、さすがプロです。
 2皿(12個)がペロリでした。 
 

 とりあえず生中と、みんなが頼んでいる特製の「きゅうりのマル漬け」です。きゅうり1本が、にんにく醤油に漬けられています。これがうまい。おかげで餃子が焼ける時間が待ち遠しくはありません。

 メニューのセレクト枠は狭いです。
 餃子2皿(326×2)、生中2(572×2)、きゅうり(204)で、計算したようにちょうど2000円でした。満足しました。

 ミスター・ギョーザ
 075-691-1991
 京都市南区唐橋高田町42

京都・四条 「Saffron Saffron」のカキフライと海老フライセット

 京都まで買い物などに出かけました。昼飯は、四条烏丸から近い洋食の「Saffron Saffron(サフラン サフラン)」でいただきました。
 自慢のハンバーグを中心に、フライなどが組み合わせたメニューがいろいろです。わたしは「カキフライと海老フライセット」(1100円)です。
 カキフライって、わが家の食卓にはあまり登場しない料理です。油が飛ぶから敬遠されるのでしょう。カリッと揚がったのを、外で食べるに限ります。
 タルタルソースもいいですが、わたしはソースも大好きです。
 ごま油が香る具沢山の豚汁に、体が暖まりました。

 サラメシにも手ごろな価格で、男性一人客も目につきました。

 1階はカウンター8席、2階もあるようです。正午前にいっぱいになってしまいました。

 Saffron Saffron(サフラン サフラン)
 075-351-3292
 京都市下京区東洞院通仏光寺東南角高橋町605

 買い物の一つは、年末恒例の「山利 京白味噌」でした。これがなくては、わが家に新年(の雑煮)がやって来ません。

 山利の本店は宮川町にありますが、いつも錦市場の「麩嘉」で買っています。
 錦にも、ちらほらと外人観光客が戻ってきているようです。

京都・祇園 平安のカラシソバ

 この夏の「京の三十三食」で食べ残した「カラシソバ」(900円)を、祇園・富永町の平安でいただきました。ニンニクなど強い香辛料を使わずに、辛子で味付けしたローカルフードの京中華です。
 辛さは3段階から選べます。「並」と頼むと、「高校ですね。でも辛いですよ。大丈夫ですか」と女将。ちなみに中学、高校、大学の順に辛くなります。
 「底に辛子がたまってるから、よーく混ぜてね」と大将。底の方の麺を引っ張り出して口に入れると、ツーンと鼻から頭の後ろにまで辛さが突き刺さりました。 

 あわててビールで口の中を中和させました。これはビール必須です。
 でもうまいです。クセになりそうです。

 カウンターに座りました。見ていると、女将が丼に中さじ1杯ほどのカラシと、醤油か何かにみえる調味料を入れます。大将がその上に茹でた麺と八宝菜のようなあんが絡んだ具材を載せていました。

 広東料理を名乗っていて、あまたのメニューにカラシソバはまぎれこんでいます。でも一番人気です。同時に4個をつくっていました。

 中華というよりは、雑居ビルのバーかスナックの佇まいです。

 路地の奥に店はあります。右は人気のうどん店「おかる」です。

 平安
 075-531-2287
 京都市東山区八坂新地富永町131

 南座には、京都の師走の風物詩、顔見世の招きが揚がっていました。

 京都府立医大病院で放射線治療を受けていたこの夏、左目が霞むようになりました。ついでに眼科で検診を受けると、網膜の黄斑浮腫とわかりました。眼球にステロイドを注射すると、一発で回復しました。きょうはその3ヵ月検診でしたが、ほぼ全快ということで無罪放免されました。

京都の渋~い時 阿弥陀ヶ峰と「土を喰らう十二ヵ月」

 映画なるものを独り、久しぶりに見ました。「土を喰らう十二ヵ月」です。何かやってないかなと、たまたま見つけただけです。
 京都で半日を過ごすプランを考える必要が生じました。ところが太陽が顔を見せてくれません。これではシーズンを迎えた紅葉も映えません。
 たどり着いたのが、渋~いメニューでした。

 マイカー・プジョー208の12ヵ月点検でした。それだけのことです。京都・西京極近くのディーラーに車を預けました。夕刻に引き取りにくるまで半日の時間がありました。
 まずは近くのバス停で京都市バスを待ちました。すぐにやってきたのは紅白の京阪バスでした。

 京都駅行きの市バスに乗り、「1日バス券」を買いました。700円ですから3回(230円×3)乗れば、ほぼ元は取れます。
 最初の降車時に日付がプリントされ、あとはこれを見せるだけです。
 京都市民だったら「敬老優待パス」がもらえるのですがね。

 烏丸五条で下車しました。

 五条通をさらに東へ向かう市バスに乗り換えました。向こうに清水寺が見えていました。

 大谷本廟の前もきれいに色づいています。
 清水坂は、観光客や修学旅行生でものすごい混雑でした。

 南西に1ブロックほど路地を入っただけです。静かなたたずまいの「河井寛次郎記念館」です。ここをゆっくりと見学するつもりでした。
 大正・昭和にかけて京都を拠点に活動した陶工、河井寬次郎の住まい兼仕事場を公開したものです。民藝運動の理論的指導者となった柳宗悦や、二人を取りもった濱田庄司らの息吹を感じることができるはずでした。

 なんと休館日でした。1日の計画が崩れました。

 東山通を南に七条近くまで歩きました。豊国廟の参道を上ります。「女坂」と呼びます。この先に京都女子大・女子高があります。

 女子学生の姿が少ないと思ったら、皆さんはこの「プリンセス・ライン」という京都駅、四条河原町に直行する真っ赤な専用バスにご乗車でした。

 豊国廟は、太閤さん(豊臣秀吉)の墓所です。

 麓から563段もある石段を登って行きます。「そうですね、往復したら半時間はかかりますよ」と、落ち葉を掃除していた神社の人。

 一直線に石段はまだ続きました。

 頂まで上がってきました。 
 巨大な石造五輪塔は、豊太閤三百年祭が大々的に挙行された明治31(1898)年に建立されました。
 ここは東山三十六峰の第31峰である阿弥陀ヶ峰の頂上でもありました。

 大勢の参拝者で埋まっている清水寺の舞台が見下ろせました。

 山頂で1人、アマチュア無線を楽しんでいる方がおられました。しゃべりこみました。

 市バスに四条河原町まで乗りました。ぎゅうぎゅう詰めのバスでした。
 寺町通を三条まで上がり、「常盤」に直行しました。こじゃれたカフェ飯は敬遠して、ここは渋く「焼き魚定食」です。

 びっくりするほどおいしいわけではなく、当たり前の定食です。

 ふりかけがついているのがごあいきょうです。

 明治11(1878)年創業という、れっきとした百年食堂です。

 780円の、安心の味でした。

 常盤
 075-231-4517
 京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523

 本日のメーンイベントは映画観賞でした。新京極の「MOVIX 京都」です。12スクリーンと関西最大級の規模です。高校生のころ、映画鑑賞でやってきた昔の松竹座です。

 「土を喰らう十二ヵ月」は、水上勉の原作を映画化しています。主演の沢田研二はともかく、松たか子に魅かれました。
 ストーリー性はあまりありませんが、「土を喰らう」そのままに土井善晴の料理が並びます。「おいしい」と松たか子が何度も繰り返します。えらく老けてしまったジュリー(わたしより1つ年長)の日々に、わが渋~い1日を重ね合わせてしまいました。

 河原町の丸善書店に寄って水上勉の「土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-」(新潮文庫)を買いました。

 三条河原町からの帰りは、1本でカーディーラーの最寄バス停を通る市バスが発車したばかりでした。別ルートを3回も乗り継ぎました。これで1日バス券を有効に使うことができました。

京都・裏寺町 「百練」の鉄皿ステーキ

 東山三十六峰の吉田山などを巡りました。昼飯は四条河原町まで戻ってきていただきました。
 裏寺町の「百練」は久しぶりです。すでにランチタイムは終わっていましたが、名物の「鉄皿ステーキ」を定食にしてもらいました。
 リーズナブルなステーキです。柔らかいはずはありません。そんなことは承知です。シコシコと噛むほどに、旨い肉汁がしみだします。

 これが飲めるようになって、うまさ百倍です。

 「百練」と焼き印が入った割りばしでいただきます。

 居酒屋メニューがいっぱいです。

 狭い階段を上がった2階にあります。喫煙OKで、隣で吸っている女性もいましたが、離れていてそれほど煙たくは感じませんでした。

 ネットで住所を調べていて、この建物にしのぶ会館という立派な名前があることを知りました。

 百練(ひゃくれん)
 075-213-2723
 京都市中京区裏寺通四条上ル中之町572 しのぶ会館2F

東山三十六峰 その7 御生山と赤山 赤山禅院の紅葉

 東山三十六峰を巡るウォーキングも未踏峰は数えるほどです。北の端の比叡山の麓にある第2峰の御生山(みあれやま)と3峰の赤山を歩きました。
 御生山には、期待していなかった山名のプレートもぶら下がっていました。「三十六峰」という文字まであってうれしくなりました。

 御生山という難読の説明は、麓の御蔭神社に書かれていました。
 『当神社は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下鴨神社のこと)御祭神の荒御魂(あらみたま=御生(みあれ)されたばかりの御神霊のこと)を祈祭する摂社である。』
 この御蔭神社の背後にあるご神体ともいうべき山が御生山でした。御蔭山とも呼び、山名プレートの1枚はそちらでした。

 赤山(せきざん)禅院の背後にあるのが赤山です。こちらのピークは、修学院離宮の境内にあり、宮内庁の「立入禁止」のフェンスの内側です。遠巻きにしました。

 赤山禅院は、御所から見て表鬼門の方角(北東)に当たるため、方除けの神として古来信仰を集めてきました。早くも真っ赤な紅葉に彩られていました。

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