洛陽28番 「壬生寺中院」~あゝ新撰組

 加茂の河原に 千鳥が騒ぐ またも血の雨 涙雨
 武士と云う名に 生命(いのち)をかけて 新撰組は 今日も行く

 恋も情けも 矢弾に捨てて 軍(いくさ)かさねる 鳥羽伏見
 ともに白刃を 淋しくかざし 新撰組は 月に泣く

 菊の香りに 葵が枯れる 枯れて散る散る 風の中
 変わる時世に 背中を向けて 新撰組よ 何処へ行く

 あゝ新撰組   作詞 横井弘  作曲 中野忠晴  唄 三橋美智也

 こんな歌詞を刻んだ石碑「あゝ新撰組」が、壬生寺にありました。きのう12日、朝からの天気の良さに誘われて洛陽観音霊場巡りに出かけました。二十八番札所「壬生寺中院」には初めてやってきました。壬生狂言でも有名ですが、修学旅行生のお目当ては当然「新撰組」のようです。
 それにしても懐かしい歌です。子どものころ、口ずさんだものです。♪加茂の河原に~の1番はよく覚えてますが、♪菊の香りに 葵が枯れる~なんて、結構、難しい歌詞だったんですね。


 壬生寺の表門です。本尊は延命地蔵菩薩(重文)で、地蔵進行とともに厄除け、開運の寺として庶民の信仰を集めてきた。

 壬生寺の塔頭の中院に十一面観音菩薩が祀られ、洛陽三十三所観音霊場の札所となっている。

 壬生狂言の舞台となる大念仏堂(重文)。

境内に「壬生塚」と呼ばれる新撰組関連の遺跡がある。局長の近藤勇の胸像の前には、暗殺された芹沢鴨の墓もある。

 壬生寺お隣接する前川邸。ここに新撰組の屯所が置かれた。休日は新撰組グッズの売店になっている。

 「誠」の新撰組隊旗がやたら目につく。

 第二十八番札所 壬生寺中院
 京都市中京区壬生梛ノ宮町31壬生寺内

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