ケーブル比叡山-釈迦堂-横高山-水井山-仰木峠-大原戸寺 2005/04/29
総歩数 22,022歩
叡山ケーブルカーのケーブル八瀬駅。
1週間のことだが、緑が一段と鮮やかになっている。
標高690メートルのケーブル比叡駅から歩き始める。
昔は、このあたりに「お化け屋敷」があったはずだが、そんな感じの土地はなかった。記憶とはちょっと雰囲気が違う。
頂上行きのロープウエーが頭上を通り抜ける。
比叡山人工スキー場は閉鎖され、荒れ果てつつある。
北の方角に、これからたどる尾根と横高山が見える。
はるか彼方には比良の山々が。
延暦寺の境内を通る。
山王院の前を左折して、石灯籠が並ぶ長い坂を下る。
延暦寺を開いた伝教大師最澄の廟所、浄土院。
釈迦堂は、鎌倉時代の建物を移築したもので、現在の比叡山では最古の建物だそうだ。
このあたりまでは観光客の領域だ。
若山牧水の歌碑があった。
「比叡山(ひえやま)の 古(ふ)りぬる寺の木がくれの 庭の筧を開きつつ眠る 牧水」
石の地蔵が並ぶ。
玉体杉から京都市内を振り返る。
西塔から横川(よかわ)まで尾根伝いに通じる峰道の中間地点。回峰行者はここで止まって、御所に向かって玉体加持をする。そのことから、ここにあるスギを玉体杉という。
せりあい地蔵。
元三(がんさん)大師道は右に折れる。トレイルコースはまっすぐ横高山に登る。
標高差約80メートルを一気に登ると、横高山の頂上。眺望はない。
水井山には三角点がある。
北山らしい杉道を、仰木峠に向けて下る。
仰木峠からは、琵琶湖が望める。
大原・戸寺に降りてきた。
正面には、次回登る金比羅山と江文峠が。
中ビールセット(980円)でちょっと遅い昼食。
ガイドブックにも紹介されている「スタンド」は、観光客らしき若者もよく入ってくる。
店内右手の大理石(?)のカウンターが常連のおじさんの席で、こちらはビールか酒を飲みながらテレビで競馬観戦している。左手のテーブルは、一見の食事を客と、二分される。