京都北山の大原の奥にあるシャクナゲ尾根です。シャクナゲ(石楠花)が咲き始めたばかりでした。
花木の女王とも呼ばれます。そのプリンセスたちは、初々しいピンクに染まっていました。
尾根がシャクナゲのトンネルとなるには、もう少し時間がかかります。それでも咲き競う花々に、レンズを向け続けました。
イワウチワにも出会うことができました。
シャクナゲ尾根を通り、天ヶ岳のピークを踏み、大原に下山しました。
初夏を思わせる天気でしたが、ほとんどが木陰を歩くルートで助かりました。
京都北山の大原の奥にあるシャクナゲ尾根です。シャクナゲ(石楠花)が咲き始めたばかりでした。
花木の女王とも呼ばれます。そのプリンセスたちは、初々しいピンクに染まっていました。
尾根がシャクナゲのトンネルとなるには、もう少し時間がかかります。それでも咲き競う花々に、レンズを向け続けました。
イワウチワにも出会うことができました。
シャクナゲ尾根を通り、天ヶ岳のピークを踏み、大原に下山しました。
初夏を思わせる天気でしたが、ほとんどが木陰を歩くルートで助かりました。
比叡山に登りました。お目当ては横川中堂の辺りに咲くキタヤマオウレン(北山黄連)でした。
予想外の展開は、前日までの寒波に伴う積雪。小さなキタヤマオウレンは雪の下にすっぽりと隠れていました。
やっと見つけた可憐な花は、雪の下で凍り付いているようでした。
積雪があるかなという軽い気持ちでした。でも念のためのチェーンスパイク携帯が大当たり。雪原を歩きました。
ゴールの比叡山坂本に着いたのは予想外に遅い午後5時。駅前の中華料理店の夜の部の開店と同時に飛び込みました。飲んで食ってサイコーの締めくくりでした。
一等三角点がある比叡山山頂の大比叡でいつもの山仲間6人です。
続きを読む 比叡山・横川 雪のキタヤマオウレン 雪・花・食を満喫
東山三十六峰の峰々を巡る「番外その2」は、未踏となっている27峰、霊山(りょうぜん)を踏み、近くにある伊藤博文(春甫)の詩碑を訪ねることでした。
標高170mほどのピークですが、そこに達するルートがありません。西麓の霊山護国神社、西法寺から、北の菊渓(きくたに)から、南東の京都一周トレイル19ポイントからとアプローチを試みました。でも行く手を阻まれました。
南にある31峰、阿弥陀ヶ峰から霊山とともに清水寺を眼下にしました。清水の舞台の上は、観光客で一杯でした。
比叡山・延暦寺の横川まで歩きました。シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)が咲いているとの情報がありました。
見つけました。ひとつの花の直径は5mmにも届かないほどです。それが群生しています。
雄しべは8本。葯の暗紅色が鮮やかです。これが透き通るような白い萼片に映えまます。
葯は裂開直前は暗紅色ですが、開くと黒紫色になります。
キタヤマオウレン(北山黄連)もいっぱいに咲いていました。バイカオウレンとよく似ています。
キタヤマオウレンの花弁舷部は、やや縦長の楕円形で花の中心方向が開口した形状となっています。
こちらがバイカオウレンです。3月初め、亀岡の神蔵寺で撮影しました。
バイカオウレンの花弁舷部は、ほぼ円形で爪部の先に皿がついたような形になっています。花の中心方向の開口はありません。
ネットで調べた情報ですが、その差異は微妙です。
ネコノメソウはあちこちに咲いていました。
ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)も咲いていました。
ミヤマカタバミがあちこちで開いていました。
紫色が美しい蕾です。もう少し開いてくれないと、何の花かわかりません。
アセビもたわわでした。
京都一周トレイルの北山最後の区間を歩きました。1区間が中抜きになっています。
ルートは西山に入り、途中の六丁峠からトレイルを離れ小倉山を踏んでいくルートを進みました。GPS地図アプリのYAMAPは、登頂したピークを記録してくれます。そこが200座目であったことを、帰宅後に知りました。何度も登っている山でしたが、YAMAPでは未踏峰だったのです。
山友のSくんやりんあすかさんなんて、500座に迫ろうかという勢いです。とてもかないませんが、ぼつぼつとこれまでのペースで新しい山にもチャレンジしたいものです。
高雄から歩き始めて清滝川沿いを下ってきました。
愛宕山の登山口がある清滝には観光客の姿もなく、静かでした。
どちらを向いても青紅葉がきれいでした。
嵐山公園から大堰川に降りてくると、緑の中を観光屋形船が行き来してました。ただし悲しい事故を起こした保津峡下りの舟は運休中でした。
渡船で対岸の茶店に渡り、乾いたノドを潤しました。最高の締めくくりとなりました。
京都一周トレイルの5回目は、大原から江文峠を越えて静原へ。薬王坂からトレイルを外れて竜王岳に登り、鞍馬神社を見下ろしました。
穏やかな日和の中をのんびりと里山歩きが続き、鞍馬から二ノ瀬まで10キロほどの行程でした。
竜王岳で食べた昼飯は、スタートの大原・戸寺にある味工房志野で買ってきた「筍ごはん」(648円)でした。おかずや漬物もなくご飯だけでしたが、旬の筍がおいしくて、ペットボトルのお茶だけでペロリと平らげました。
「またも京都一周トレイル」の4回目は、比叡山から大原まで12キロほどを歩きました。
トレイルは奥比叡の横高山、水井山を越えて行きます。でもきょうは、トレイルを外れて横川中堂、元三大師堂へ向かう元三大師道を進みました。
きょう5日は啓蟄でした。草花も芽吹いてきます。
横川あたりにスプリング・エフェメラル(春の妖精)のキタヤマオウレンが咲き始めているはずでした。
米粒のようなつぼみが膨らんで、直径5ミリほどの白い可憐な花が開いていました。さらに歩を進めると、1センチほどに大きく開いたのも。カメラを構えるのも忙しながら、大満足でした。
キタヤマオウレン(北山黄連)はキンポウゲ科オウレン属の常緑の多年草です。バイカオウレン(梅花黄連)の近縁と考えられてますが、2011年に新種として発表されたました。本州の日本海側(岐阜県、福井県、滋賀県、京都府)の山地の林内に生えていて、比叡山はその南限のようです。
バイカオウレンとの違いは、先端が黄色い花弁舷部の形状だそうです。
キタヤマオウレンの花弁舷部は、やや縦長の楕円形で、花の中心方向が開口したひしゃくのような形状となっています。バイカオウレンは、ほぼ円形でそうです。
妹の生長を待っているお姉ちゃんといったところでしょうか。
こちらはツインズです。
あちこちにつぼみが。
一斉に咲いたら、あたりが白くなるのでしょう。
京都一周トレイルの比叡山から大原までを歩こうと、JR比叡山坂本までやってきました。坂本ケーブルの麓の駅までのバスを待ちました。
定刻になってもバスは来ません。先頭の夫婦が、めくれ上がった紙切れを確認しました。なんと坂本ケーブルはきょうから金曜日まで、点検のため運休になってました。
歩いて比叡山に登ることはできますが、大原まで下山するには時間がかかります。
あわてて転進先を考えました。JR山科で下車し、里山の3座を巡り、一周トレイルの七福思案処から南禅寺に下りました。
【2023/02/27 10:33】
予定外のJR山科がスタートとなりました。
京都疏水に沿って歩きます。この辺りの疏水は、川底が改修されてまるで樋(とい)のようです。
毘沙門堂に参っていきます。
急こう配の階段が続きます。
七福神のひとり、毘沙門天を祀る門跡寺院です。
境内には、梅が咲いていました。
桜や紅葉で有名なスポットです。
毘沙門堂から緩やかな山道が七福思案処に向けてつながっています。そちらなら歩いたことがあります。
きょうは里山の3座を巡っていきます。まずは鏡山を目指します。
そこそこの急斜面で、頂上近くにはトラロープが張られた個所もありました。
鏡山に到着です。YAMAPの1座をゲットです。
麓に天智天皇の山科陵があります。
額田王が「御陵仕ふる山科の鏡の山に」と歌ったその鏡山です。頂上一帯は万葉の丘と名付けられています。
気持ちのよい尾根を進みます。
2座目は聖山です。こちらもきれいな名前の山ですが、由来は不明です。
3座目は神山です。
帰宅後に調べると、大文字山や如意ヶ岳井にも登って山科の里山10座を周回するルートを歩いている人がいました。
毘沙門堂から登ってくるメーンルートと合流しました。
道は歩きやすくなりました。
京都一周トレイルのポイント、七福思案処です。毘沙門天ら七福神が何か思案したのでしょうか?
JR比叡山坂本の駅前のミニコンビニで買ったおにぎりを頬張りました。
南禅寺の奥の院まで下ってきました。
細い水が流れ落ちます。その下で行をするようです。
京都疏水の水路郭の下流です。水は暗渠に入り、向こうの出口は若王子です。
水路郭の上部です。ここから先は、観光地です。
きょうは和服姿の若い女性が目につきました。
こちらにも。
またも京都一周トレイルのその3は、銀閣寺道からスタート。北白川仕伏町から山道に入り、茶山、瓜生山と東山三十六峰の峰を通って比叡山に登りました。
数日前の雪が残っていることは想定してました。持っていった6本爪アイゼンまでは不要でしたが、雪解けのぬかるんだ道ではスリップが怖くて、慎重に進みました。
ケーブル比叡駅の横にあるだれもいない雪の「HIEIZAN」では、おジイさんが独り、ポーズもとりました。逆光の上、ピントも甘いです。
想定外だったのは、叡山ケーブルが冬季休業中だったこと。深い雪道をびわ湖側の坂本ケーブルまで歩き、無雪期の1.5ほどの労力で疲れました。
またも京都一周トレイルのその2は、粟田口から大文字山に登り、鹿ケ谷を下って銀閣寺までの8.4㌔ほどを歩きました。
大文字山の頂上で簡単に食べた昼飯は、志津屋の「ペッパーカルネ」と温かいインスタントのカフェラテでした。
カルネというのは、京都人にとっては懐かしの味です。カイザーゼンメルというドイツ風パンにマーガリンを塗り、ハムとタマネギがはさまれています。シンプルな味わいですが、これがなかなかいけます。
240円と手ごろなお値段も人気の秘密でしょう。
阪急烏丸で下車して、京都市営地下鉄の四条に乗り換える改札口のすぐ前にあります。
志津屋四条烏丸店
京都市下京区二帖半敷町地先 京都市営地下鉄四条駅構内
075-343-6710
【2023/02/03 10:25】
地下鉄東山からスタートです。前を山伏スタイルの男性が歩いていました。
粟田口の粟田神社の門前にある「東山29」が前回のゴールでした。
きょう歩く山並みが見えています。
蹴上のねじりまんぽをくぐります。
このすぐ先が、わたしが出生当時に住んでいたところです。
寒風のインクラインには、人影はありません。
日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は5世紀末に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりと伝わる古い神社です。
伊勢神宮のように外宮と内宮があります。
天岩戸(あまのいわと)を潜っていきます。
木の根っこがむき出しになった歩きにくい区間です。
七福思案処という五差路までやってきました。山科から登ってくるルートなどと合流します。
大日山を過ぎたところで京都市街の視界が開けます。
トレランの男性に追い抜かされました。
山科方面の視界が開けたポイントで、初めての休憩をしました。
トレイルは左の鹿ケ谷方面に下ります。ガイジンさん2人組がいました。
そのまま大文字山を目指しました。如意ヶ岳に続く道は、残雪に覆われていました。
【12:17】
2時間弱で大文字山に到着です。
立ち止まるとやはり寒く、脱いでいたダウンジャケットを羽織りました。
視界はそれほどよくありませんが、小塩山からポンポン山にかけての西山が連なっていました。
昼食を済ませて鹿ケ谷への分岐まで戻りました。ちょうど登ってこられた男性にルートの状況を確認しました。大丈夫そうでした。
残雪でぬかるむルートをスリップしないように慎重に下りました。
ウォーキングポールをもってきてよかったです。
俊寛僧都の碑まで下ってきました。昔は、もっとうっそうとした樹木の間にあったような記憶があります。
後白河法皇の側近だった俊寛は安元3(1177)年、平氏打倒の陰謀に加わり、鹿ヶ谷の俊寛の山荘で密議が行われました。これが密告により露見し俊寛は鬼界ヶ島(薩摩国)へ配流されました。その謀議が行われた場所です。
真新しいお地蔵さんが祀られています。
鹿ケ谷まで下ってくると、黒人の2人連れとすれ違いました。
霊鑑寺で右折します。椿の寺として有名で、花のシーズンに撮影にやってきたこともあります。
映画「レジェンド&バタフライ」の1シーンは、ここで撮影されています。
静かな哲学の道を進みます。
銀閣寺の門前までやってきました、流石にこの人出です。
【13:45】
白川通今出川の角に立つトレイル道標「東山52-1」で今回のゴールとしました。
ルートアプリのYAMAPはそのまま作動させて、スクショだけ撮りました。
そのまま歩いて吉田神社までやってきました。きょうは節分で、大勢の参拝者でにぎわっていました。
本殿で参拝するために長い行列ができていました。列には加わらず、後方から拝んでおきました。ご霊験が薄いかな。
各種のお守りが並んでいます。
わたしは「厄神斎(えきじんさい)」をいただきました。
門前にはズラリと屋台が並んでいます。
京都大学の正門前も、この狭さです。
大阪名物のたこ焼きがありました。ただし、たこ焼きの店は探すほどでした。人気が薄れているんのでしょうか。
焼きたての熱々を、冷たいビールとほおばりました。
博多のはしまきというのがブームのようで、何軒もありました。
それにしてもご当地モノが目立ちます。
東一条から市バスに乗り、阪急に乗り継いで帰宅しました。